ATLAS ⑦

そろそろアトラスの”薀蓄”も種切れになってきた・・・。(笑)

すでにミドリのアルファロメオ・カングーロを発売していたアトラスではあるが、ハセガワのカングーロのボディーにも食指を動かしていた様だ。
写真はDINO同様にフロントにマウント・ポストを増設したハセガワのアルファロメオ・カングーロのボディー内面である。
それにしても当時のアトラスは、マルサン、タミヤ、ミドリ、ハセガワ等の日本製ボディーを使い、同社のキットを発売しようとしていた姿勢にはまったく感心させられる・・・。 (ハセガワだけは計画倒れだったが・・。)
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私はモデルカーズ4号(カーマガジン98号増刊号)の中の「マルサンの残像」(元モデルカーズ編集長、平野克己氏の渾身のレポートであった!!)を読むまで、アトラスのキットをマルサンがライセンス生産し販売しているものと勘違いをしていた。
なぜなら、あの当時ピットマン・モーターを使ったキットは国産では皆無であったからだ・・・。
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アトラスに供給されたこれら日本のボディーは、日本で生産されて、ボディーだけがアメリカに送られたのか、それとも金型自体をアメリカに貸し出したのかは良くわからない。
しかし、ハセガワのボディーを見ると、成型色といい、増設されたポストといい、金型をアメリカに送り向こうで注型されたと思えてならない。
また1980年代後半には、静岡のワラシナ自動車よりこれらハセガワの金型を使ったボディー・キットが発売されている。
これらの中にはストックカーのボディーも含まれていた。
(なぜか、フェラーリLMだけはライト・カバーが塞がれていたが、何か訳でも有ったのだろうか・・・?)
アトラスに渡ったハセガワのボディーではあったが・・・、その後やはりオート・ワールド社に売り払われ、安価な価格でカタログ販売される事となる。
 
写真のDINOは、ハセガワのボディーを改造し昔作ったもの。
最近では、昔自分の作ったおもちゃも失念するありさまだ。。、(笑)

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