最近、ベイトソンの「茹でガエル」の話を良く見聞する。
生物学的にはちょっと眉唾話なのだが・・・、カエルを熱いお湯の中に入れると、すぐに反応して飛び出すが、水からゆっくり温度を上げていくと、水温に順応して ”茹でガエル” になり、最後には死んでしまうと云う話なのだ。
先日、仕事で使っている古い線量計を家内にもたせ、2時間ほどスーパーなどに買い物に出てもらったところ、463μSvの数字を記録して帰ってきた・・・。 (その後、こんなに高い値は見られてはいないのだが・・・。)
ダーウィンの環境適応(自然選択)説を、ある意味信じてこの20年程を生きてきたが・・・、3・11以降の福島第一原発事故の現状を踏まえて、この国を客観的に見てみると、経済の低迷プラス環境破壊へと内容が激変し、そろそろ飛び出さなくちゃヤバイな~?と思われるのは、カエルや私だけでは無いと思う・・・。 (そんな事考えてるくらいなら、早くタバコをやめろつ~の・・・!! ギャ~・・・!!)
今回UPしたこの本は、タイトル通り、”イギリスにおけるモデルカー・レーシングの歴史” を個人の目から記述した面白い物である。
出版されたのは2008年で、どうやら個人の自費出版の様である。
出筆者のトニー・コンドン氏は1947年生まれで、50年以上に渡りモデルカー・レーシングに接してこられた方だ。 今は仕事をリタイヤして自動車博物館のお手伝いの傍ら、御自身の古い車のレストアをされていると云う。
今のスロット・カーの前はレール・レーシングであり、その前はやはり鉄道モデルから派生している事が判る。
60年代当時は、イギリス各地に色々なスロット・カー・クラブが存在し(今でもそうだろうが・・・)、現在はBSCRAの元で各カテゴリーのチャンピオンシップ・レースが行われている様だ・・・。
スロット・カーと云ってもカテゴリーも多いし、また個々の趣味によって車作りも変わってくる。
私が好きなのは、やはりクラブレース用のハーフ・スクラッチに近いスケール・モデルなのだが・・・。
また、推薦文をマクラーレンで有名なカー・デザイナーのゴードン・マーレイ氏が書いているのも注目だ。
PS: 前回のカレラのホワイト・ボディーですが、中国の工場流れなどと記載しましたが、メンバーのO氏より、カレラ・ファン・クラブの限定品との話を伺ったので、ここに訂正記載致します。