月初めにストックカーのボディーもどうにか完成し、今はマウント固定の合間を見
計らって、エキジビジョン・レース用のCOXの車を見繕っている。
私の手持ちのCOXの車達は、すでにレストアから10年以上が経過した車輌ばか
りなので、クリアパーツ周りのエポキシ樹脂がすでに黄色く変色していたり、綺麗
に磨きだしたボディーも今ではデカル部分の艶がなくなっていたり、随分劣化して
いる物が多い・・・。(保存方法にも問題があるのだが。)
間に合わなければこれらの古い車を持ち込まなければならないが、いずれ作らなきゃ
いけない製作途中の車もあるので、今回はそんなジャンクの車の中から1台の2Dを
引っ張り出してみた・・・。
この2DもモノのM1Aと同じで、左のフロントフェンダーがクラッシュで欠損して
いる、普通では誰も見向きもしないゴミに近いジャンク・ボディーであった。
当時はプラ板で欠落部分を整形し、パテで大体の形は起しておいたのだが、そこで力
尽き、何年も放置していた車なのである。(実際、これよりましな車もあるのだが、
失敗してもこんな車の方が思い切って工作を楽しめると云うものだ・・・。 笑)
・・・いつも思うのだが、古いおもちゃのレストアとはいかなる方法が正しいのか?
塗装は塗り替えるのは仕方ないにしても、デカルは最新のピカピカ物だし、使えない
クリア・パーツはバキュームに変えてしまう・・・。 足りないパーツはレジンで起
す事になるのだが、今回はそれに改造も加わる事になる・・・・。
シャーシーだけは当時ものだが、上物をあまりいじり過ぎると俗に言う”VINTA
GE”とは雰囲気が大分異なる物になってしまう。 ・・・いつもこの点が気
になっているのだが、今回はあえてそのタブーに挑戦してみようかと思う。(苦笑)