何年かぶりに引っ張り出したローリングシャーシだが、大分リアタイヤ
のスポンジが萎縮してしまっていたので驚いた・・・。 このタイヤもCO
Xは何を考えてこんなタイヤを作ったのか?と思わせる代物で、ホイル
とタイヤ接着面に綺麗なRが付いているのだ。 この為、このホイルに
他のメーカーの新しいスポンジタイヤを履かせるのは至難の業だ・・・。
(リアタイヤのハイトが無くなっているので、その分リアが下がって見え
るが、実際はもっと大きいのでその点を考慮して見て頂きたい・・・。)
さてと・・・・、このガニーフォードを仮組みしてみるとこんな感じになる。
66年のこのギャラクシーのボディー・シェル自体は、AMTもタミヤも
大きさも造形も酷似していて、遠目にはなかなか見分けがつかないが、
無塗装であれば辛うじてボディーの成型色で判断する事が出来るくら
いか・・。 ただこのCOXのボディー・シェルだけには幾つかの特徴が
あるので、その部分だけの写真を撮ってみた。
①Aピラー直後の三角窓が無い。 ②左側のフューエルカバーが無く、
キャップが造形されている。 ③リア・ウインドウのセフティー・ストラップ
が最初から付いている。 ④シャーシーマウント用の平穴がボディー両
サイド下部に2箇所開口している。 ⑤メッキパーツのフロント・ライト、
テール・ランプ内の造作がフラット。(これは実車のストック・カーのカバ
ーを再現したものか?) ⑥フルサイズ・フィギュア・ドライバーが乗るコ
クピットが付いている。 ・・・これらがAMTやタミヤのシェルとの大き
な外見上の違いだが、俗に良くこのCOXのボディーはAMTのボディー
の流用だなどと云われている・・・。
COXはこのボディーを作る為に新たなパーツ用の金型を作ったりボディ
ーの金型修正を行った事だけは確かだが、ただリアのストラップやライト
内の造作を見る限り、あまり綺麗な金型修正仕事ではない様だ・・・。
先のブログに入れ忘れてしまったのだが、オリジナルのデカルは大判の
1枚もので、AARがCOX社のご近所さんだった割にはこの数字のフォン
トは頂けない。(ある意味で云えば、このデカルこそがCOXのガーニーフ
ォードのオリジナルとも云えるのだが・・・。笑)
最後の写真はタミヤのギャラクシーのフロントのタイヤの位置を示す為
に入れた写真なのだが、ワンピース・シャーシーのCOXに対し、ツーピ
ースで調節可能なシャーシーでもあるのにかかわらず、ボディーマウン
トの関係で、タミヤのストックカーはすべての車でフロント・タイヤが後ろ
側に引きずられており、少なからずリアリティーを損なっている。
(これもガイドとの関係で、タミヤらしさと云えばそれまでなのだが・・・?)