ここの所、LIONELのリア・ホイルがなかなか外れず、おもちゃの製作にちょっと
手こずっているので、また古い旅日記でお茶を濁させて頂こうと思う。
・・・・おまけにソチ・オリンピックの深夜観戦で無駄な夜更かしも続いているし。
・・・パリと云う街は、そこらじゅうに大小の美術館や無数のカフェが点在してい
るので、雨降りの日などは逃げ込む場所が多いので助かる。 大した目的も無く、ふ
らりとやって来ても時間を無駄にすることなく過ごせる街だ・・・。
眺めの良いカフェでコーヒーを飲みながら通り過ぎるパリジャンや街並みを見てい
るだけでも、1~2時間はまったり過ごせる。 ・・・私の場合はお茶にスイーツ
ではなく、タバコがあれば十分だ。 とりあえず、メトロのホームからルーブルに
繋がる商店街のパン屋で美味そうなサンドウィチとデーニッシュを買い込み、昼食
を兼ねて地下の食堂に向かった。
・・・ん~、ただこのルーブルだけは、今回の旅行でも余り重きを置いていなか
ったし、祭日、雨降りと重なり来館者も多く、モナリザ、ミロのビーナス、サモト
ラケのニケもろくすっぽ観てない有様・・・。 もともとロココや古典主義、新古
典主義の大作家の大作を観ても良く判らないのだ・・・。 バックボーンの絵に対
する知識もないし、特に雨の日の日曜日のグランド・ギャラリーは混んでいて、オ
ルセーと同じで1枚観るのにも人垣をかき分けなければならない。 大作は少し離
れて観なければ全体の感じが判らないし・・・。 午前中にクリニャンクールを歩
き回った疲れも出てきたし、比較的空いているリシュリー翼とシュリー翼のごく僅
かな彫刻群だけ観て、地下のスーベニア・ショップでおみやげを物色しただけで終
わってしまった・・・。(涙)
ただよく云われる賛否両論のある入り口のガラスのピラミッドの建築方法と、入り
口付近のモダン建築と旧館への繋がりの巧みさだけはしっかり拝見してきた。
以前観た映画の「ダヴィンチ・コード」のローズラインの行き着く果てを思い出す。
ルーブルを出てからも、ちょっとARAGOの子午線のマークを路上に探してみたの
だが一つも見つけることが出来なかった。 雨も上がった様だし、ルーブルはまた
の機会にのんびり来たいと思う・・・。
この日の夕飯はちょっと早めだったが、醤油味が恋しくなりオペラ座の途中ぐらい
まで戻り、日本人がやっている味噌ラーメン屋に家内を説得して上がりこむ。
ちょっとばかりしょっぱかったが、久しぶりなので美味かった・・・。(苦笑)