このマイケル・ターナーの絵は、海外のWEBより無断拝借して来た物なのだが、多
分、その年のモーター・スポーツにおける上位入賞者だけを集めた、当時のBPのコ
マーシャル・イヤー・ブックの中の1ページだろうと思う・・・。
安全面の対策から、現在では当時の様なオウルトン・パーク・サーキットの風景は望
めないだろうが、後ろの建物を見ると、ロッジ・コーナー(最終コーナー)かな・・?
ざっくりしているが、ローアングルで捉えたターナーの迫力ある絵では、すでにヒル
(ECD 400 #850005)がサルバドーリを抑えてトップに立っている。 この
25周のレースではヒルがトップで、2位にはアストンのDB4GTのイネス・アイルラ
ンドが入り、サルバドーリのライトウエイトのBUY1(#850006)は、ポール
から出たのだが3位に終わっている・・・。
日本の当時のスロットカーのキット、あるいはスタティック・キットは、輸出の大半が北米であったせいか?、或いはモデルにした車が米国仕様の物だったのか?、英国車でも左ハンドルの車が多い。 コグレのこのE-タイプも御多分にもれず左ハンドルなので右ハンドルに戻さなくてはいけない。(不思議な事に、コグレの64年のGTO-LMは右ハンドルだ!!) ・・・とりあえず、コグレのインパネを直接バキュームしてみた。 これを反転させれば右ハンドルになるのだが・・・(笑)、モールドの凸凹も反転してしまう。 ・・・ん~、これを上手くごまかして使うしかないかな~?
上げ底のコクピットにはそれらしいシートのモールドが刻まれている。 いじらずにこのまま当時の上半身だけのドライバーを載せ替えればそれで済んでしまうのだが、空いた左にはこのモールドが無くなりなんか殺風景なので、何年振りだろう~?、”かたどり君”を使って簡単なシートの形取りをしてみた。対象物が平面に近い状態なので、レジンを流す時に上手く平面が保てるか心配だったが、どうにかまあまあの物が出来たので、これを空いた左側に上手く貼り付け、当時のキットのシートの感じを出してみた。 たいして目立つ部分ではないのだが、作り手としては、有るのと無いのとではいじっていて気分的に大分違うものだ・・・。(笑)
・・・後は問題の幌のトップだが、今回は塩ビでは塗装に問題が出るのでプラ板で簡単なテスト・プレスをしてみた。表面の粗は幌なのでそれほど気にならないのだが、厚みと形にちょっと修正が必要な様だ。 コグレのジャンクにはウインド・スクリーンが無いので、そのフレームもどうにかしなければならないし、幌との合わせにも問題が出そうだ・・・・。 ・・・・やっぱり、楽じゃね~な~。