オリジナルのコルヴェットのコンバーチブルと云うのは、実際のところ私の中では
あまり印象的な車ではない。 子供の頃に白黒TVで夜遅く、祖母が寝た頃にそ~っ
とTVを点けて見ていた「ルート66」ぐらいだが、これはスティングレイになる
前の丸みを帯びたコルヴェットのコンバーティブルだった・・・。
このタイプのコンバーティブルで僅かに印象に残っているのは、遠い昔の記憶だが
映画「青春の光と影」(Changes) に出てきたか?、・・・薄いシルバーブルーだ
ったか?ただのシルバーだったかのコルヴェットぐらいか・・・?! どちらかと
云えば、この映画に出て来た黒のスピードスターの方が、若い頃の私の心を鷲掴み
にした事だけは覚えている。 ジュディー・コリンズのタイトル曲(Both Sides
Now)も良かったが、実際、英車好きの私だが社会人になりたての頃、この黒の
スピードスターに憧れて中古を探しかけた事もあった。(笑) ・・・まだどこ
かに有ると思うが、昔作ったトミーの1/32のスピードスターも確か黒に塗った覚
えがある。 ・・・話が脱線してしまったが、このミツワのコルヴェットのスロッ
ト・キットには、どう云う訳かクーペとコンバーティブルの2台が存在するが、個
人的には何で同じ車の屋根違いを、ほぼ同時期に出したのかな~?などと云う素朴
な疑問もわいてくる。(当時興味がなかったせいか、このキットをサーキットや模
型屋さんで見かけた記憶も殆どない。) ・・・コグレのファーストチョイスも同じ
手のコルヴェット・スティングレイだし、おまけにコグレの方がバリが少なく出来
が良い様に見える。 ある意味で云えば、レヴェルやAMTなど数あるコルベット
の中でも、コンバーチブルのキットはこのミツワのみと云う事も出来るが・・・。
前回手持ちのジャンクのボディーを剥離した際に、多少の ”欠け” が有るなどと書いたが、実際はリアのホイルアーチも大きく欠損していて、直さなければとても見られる状態ではなかった。 仕方がないのでオリジナルのアーチを確認するた為にキットを引っ張り出したが、やはりスロット・キットの方には内装の位置決めの為の小さなポストが存在した。(3枚目の写真右)・・・したがって、左のボディーはスタティックのキットのボディーと云えると思う。