それにしても、このマセラティー3700GTを3台も作ると云う愚行を今頃になって後悔している。 よくよく考えてみれば、最初の段階でオリジナルのプロコンをばらした時に気付くべきだったのだが・・・。 その時は,ばらしたボディーをどうやってレジン取りするかで頭がいっぱいだったのだ・・・。 そうすれば無駄にレジン抜きする必要もなかったし、シャーシーを3台も作る必要もなかった・・・。 ”馬鹿だよな~・・・!!” 人間だからその時々の判断(決断)のミスと云う事はあるとは思うのだが、=認知症ではないか?と云う歳にもなって来ているので内心は複雑だ~・・・。(苦笑) 作り始めちゃったものはしょうがないので、このまま3台を何とかしようとは思ってはいるが、やはり時間は無駄だわな~。
とりあえず、2台分の内装はプラ板とジャンクのプラモのコクピットを切り出し用意した。 Devastator-Motorのリアのネジの頭もどうにかフレーム内に沈めたし、3台目のモーターもジャンクの中からFT16を選んで簡単に搭載してみた。 (モーターマウントに1mmぐらいの移動スペースも作ったので、ピニオンを多少大きい物に変えることも出来る。) 最初の写真は、クリアを軽く吹いてデカルを抑えた状態のもので、グリーンの車のホイルとタイヤは日模の当時のオリジナル物。
中古のFT16のモーターを2台ほど選んでみたのだが、最初に缶の内部とブラシ付近をアルコールの洗浄剤でスプレーし、乾いた後に軸受け部分にオイルを入れて簡単に通電してみたのだが、両モーターともストレスなく良く回ってくれた・・・。 昔からそうなのだが、国内物のFT16と輸出物のAristo craftのFT16モーターを比べてみると、アリストのモーターはいつも元気が無いのだ・・・。 同じマブチが作っているのだが、巻き線の問題なのかな~?と今までは思っていた。 ピンを外してブラシの減りや当たりも見てみたのだが、問題は無さそうなのである。
今回初めて気付いのだが、ローターを見ると通常のFT16よりも磁界のプレートが少ない様なのだ。 普通のFT16は25枚なのだがアリストのローターの磁界は22枚しかない。 最後の写真で判るかどうかだが? Made in Japan とプリントされているのがアリストクラフトのFT16である。 この関係で回転トルク共に落ちているのかな~? 当時はマブチが各海外メーカーからのオーダーで、巻き線の種類や回数や太さ等の要望に応えてはいたのだろうが、ローターの大きさが微妙に違うと云う事を今回初めて知った!! リード線を半田付けするモーター側のタンも太めなので、63~64年頃の初期物のFT16だとは思うのだが・・・。 (このローター、本当にオリジナルなんだろうか?、中の磁石も見てみたいものだ。)
【付録】 前回 Pittman DC706(Ram DC706) を使ったGalaxy のモーターマウントの話に触れたが、今回ちょっとおまけとしてアップしてみた。 ボディーはプロモのジャンクで、遊んでいたボディーに自作シャーシーを簡単に作って合わせたものだが、既に数年経つのだが未だマウントしてない状態だ・・・。 シャーシーにもまだ多少手を入れなければならない。 ドライバーを乗せるかも迷っているのだが・・・、素材の色も良いし、最初から塗装をするつもりは無かった車だ。