⑨ The Formula 1 in 50’s (Revell: 555→553)

私はフロントエンジンのフォーミュラが好きなので、このRevellのSqualo555をジャンクを含め数台持っているのだが、1965~66年当時にレヴェルはなぜこんな古いフェラーリのF1を発売したのかを未だに疑問に思っている。  

話せば長くなるのでここでは簡単に書くが、そもそもが1952年のフェラーリ500F2から始まる。 この年はF2(2000cc)に世界選手権タイトルが賭けられ、フェラーリでは珍しい4気筒のエンジンが使用された。 ・・・500F2はこの年大活躍しチャンピオンを2年連続で獲得している。 このフェラーリ500F2が625、553から555へと変化していくのだが、1954年からは再び排気量2500ccのF1へとタイトルが変更された。  しかし車輌の方がF2からの進化に耐えられなかったのか、2.5Lエンジンとの相性が悪かったのか?、555は500F2の様な目覚ましい活躍は出来なかった。 

そんなSqualo555の様な10年以上も前のたいしたヒストリーも残せなかった古いフォーミュラ1を、Revellは60年代中期になぜ発売したのか・・・?  個人的にはどうせ発売するなら、52年の500F2のチャンピオンカーにして欲しかったと思うのは私だけでは無いと思う。 ・・・それがなぜか555なのだ!

このRevellのSqualo555はキットでは発売されなかったらしく、ブリスター・パックのRTRとサーキットセットの付属車として販売された。ボディーのカラーは写真の朱色とダーク気味のシルバーの2色のプラスティックだ。  シャーシーも御覧のようなプラスティック製で、15Rの大型モーターとF130?クラスの小型モーター搭載の2種類が存在する。 ・・・不思議な事にFT16や16Dを使った車は発売されなかった。 やはり同じプラスティック・シャーシーを使ったロータス23とポルシェRSKのRTRも同じようなブリスターパックで発売されている。  サーキット・セットは67年頃まで、バギーのセットと一緒に発売されていた様だ・・・。

今回製作した車も、この555のボディーを自分なりに修正した長期放置ボディーに、再び修正を加えたレジンボディーを使用している。 エグゾーストのカバーがちょっと大きすぎたし、テールエンドの形状等ももう少しいじりたかった。 タイヤも長谷川のテスタロッサの物をそのまま付けているので、そのうちリアタイヤは良さそうなウレタンに変えなければならない・・・。

この車は自作シャーシでは有るのだが、モーターにF200を使ったプロペラシャフト駆動になっているので、昔だったらヴィンテージの項目ではなく、日記の方に入れなければならない車である。

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