② 1/30? Sunbeam Rapier (Hong Kong Toy : Junk)

前回のフェラーリTRの製作時には既に自作フレームに使うブラス板が不足していたので、急いで調達した。  ・・・過去には東急ハンズで大きな板材とアングル材パイプなどを購入していたのだが、十年以上板材はもってくれた・・・。  細い板材やアングル材パイプ類はまだ大分残っているので、私が往生するまでは大丈夫だと思う・・・。(笑)

サフェーサーを噴いて簡単なボディーの修正をした段階でそろそろシャーシーを組み立てなければならない。  今回は新しく来た1mm厚のブラス板をいつもと同じ様にジグゾーで切り出しフレームに使っている。  ・・・今回の車は小さいので、板材は5枚一組(1x50x100mm)の切り出された小さめの真鍮板を使用してみた。

以下はいつも通りの製作過程なのだが、今回はタイヤ径が小さいので軸受けパーツも短めに半田付けしなければならない・・・。  おまけにボディーに付いているポストを生かそうと思っていたのでフレームの穴あけにはちょっと苦労した。  このボディーに付いているマウントポストは前後で長さ(高さ)が違うのだ!  

フラットにシャーシーを装着したいのでボディーリア側のポストにはプラパイプを外側から足してスペーサー変わりの高さ調節をしてみた。  FT16の古いモーターが入れば良かったのだが、このリアポスト利用の為にやむなく断念し、現行のモーターを取り付けてみたのだが、これでも一部がポストに当たる始末である・・・。

鉄ちんのホイルパターンはタミヤのMk1ミニの物をレジン取りしてインナーとし、現状ではタイヤはそのままミニの物を流用している。

・・・古いモーターを入れた時の写真を一番下に追加してみた。  ・・・既にガイドも取り付けたローリング・シャーシーが出来上がってはいるのだが、フレームの設計ミスか?ガイドの選択ミスなのか?、ガイドがボディーからはみ出してしまう。  ・・・また一考しなければならない。

① 1/30? Sunbeam Rapier (Hong Kong Toy : Junk)

とりあえず、ジャンクのホンコントイの中から選んでみたのがこのサンビーム・レイピアのサルーンである。  ・・・御覧の様にシャーシーは埃だらけで、リアの軸受けの片側が折れタイヤも2本ほど欠品しているが、全体の形が一番まともな様である。

まず必要なボディーパーツだけ洗剤で良く洗い、引けのある部分やヒビが入った部分を簡単に修復補強する・・・。  本来は子供のおもちゃなので、付属パーツが一体形成されたボディーなので色塗りは簡単そうに見えるのだが・・・、はたして?!  

とりあえずサフェーサーを噴いて全体の形やバリ等を確認してみる。

ボディーの内側の写真を撮り忘れてしまったのでアップ出来ないのが残念だが、下の2枚目にフロントに2本のポストがあるのが判ると思う。  製作過程でまた写真を撮る事となると思うのだがリアにも2本のポストが存在する。  ・・・これをまた上手く利用できればと思っている。

昔、ジム・クラークの自伝的文章を読んだ事があるのだが、クラークも当時(この車より前の形の車だろう・・・)自前のサンビームでジムガーナやクラブレース等に出ていた様だ。

さてと・・・、問題になるのはこの車のスケールと年式であるが、手持ちのエアーフィックスの1/32のボディーがあるので見比べて見た。  ・・・やはりこの香港製のおもちゃの方が幾分大きい様だ。  ・・・大体1/30位の大きさであろうか?!  一番下の写真はタミヤのミニと比べたものである。

サイドからの写真でボディーのモールドの形からこのボディーが後期型(1965~)のモデルである事が判る。  またフロントのフラッシャーランプも円形ではなく2色の細長い物に変わっているし、ボンネットにもスクエアな凹みが出来ている・・・。

エアーフィクスのボディーと見比べるとファジーで大雑把な感じがするのは仕方のない事なのだが・・・。(苦笑)   

簡単な内装が有ることは嬉しいが、リアのポストの関係でFT16系は入らない様だし・・・、タイヤ、ホイルはどうすっかな~と、今思案中である・・・・?!

Old Hong Kong Toys (Junk)

私がブログにUPするスロットカーの殆どは古いプラスティック・トイや子供の頃のモデルカーレーシング時代の車から製作した物が多い。  久しぶりに新しいキットから製作したフェラーリがひと段落したので、のんびり工作室の掃除と整理をしていた・・・。

作り終わった新しいプラモデルのパーツでも ”またどこかで使うことが出来るかもしれない” と貧乏たらしく区分けして保存しておくことが多いので、この歳になってもゴミは増えるばかりである。(苦笑)    

・・・なかなか断捨離や終活が出来ないな~・・・。

そんな整理中に出てきたのがダンボール箱に入ったジャンクなホンコン・トイである。  ・・・いつ頃購入したのかも判らない代物ばかりであるが、多分・・・、e-Bayで一塊のジャンクとして購入したものが多いと思う。  

当時は自作するスロットカーの素材に良いのではないかと思い購入したのだろうが、だんだん歳をとってくると購入した当時の気持ちが思いだされて、いささか寂しい気持ちになってくる・・・。

これらのジャンク・トイをコーヒーを飲みながら1~2日、夜中に眺めたりしていたのだが、中には43のミニカーでも見かけない面白い車種も存在する・・・。  

過去にもホンコン・トイからアルファのスカラベオを製作したこともあったな~・・・。  数ヶ月前に製作したサンダーバードもこれらの車を購入した頃のジャンク・プロモだったと思う。

数年前に購入した覚えのある未開封の物も幾つか在るが、殆んどはスケールもまちまちでどれ一つ取ってもパーツが揃ったまともな物はない!  形もスケール感のある物から本当に子供のおもちゃとしか思えない車まで色々だ・・・。  

そろそろこれらの車も購入した当時に帰って1台位は好きなスロットカーにしてみようかと思う・・・。

⑥ 1/24 1957 Ferrari 335S (Hasegawa)

このセミスクラッチとでも云いたい335Sもフロントグリルの製作で長考し時間を食ってしまったがどうにかごまかせたかな~・・・?!  サイドから見るとワイヤーホイルのエッチングプレートのずれなどにより、各々のホイルの感じが微妙に違う様に見えるし、ボディーもステップのラインが平行ではなく、フロント側がちょっと上がって見える・・・。  最初のプラ板の継ぎ足しに問題が有ったのかもしれない。

御覧になれば判ると思うのだが、実車の写真を参考にしながらの製作ではあったのだが、最初の構想ではただのポンツーン・フロントではない普通のフルカウルのTRを作るつもりであったのだ。  それがWebでホーソンが乗った335Sがオークションにかけられていると云うニュースを見聞きしてからこのボディーを再度作り替えた代物なのである。

変更点はトランクの一部がドライバー席の周り迄入り込んでいる事と、ドライバー側のシート後部のボディーが凹むように削られているのが大きな改造点であった。  

今回ターゲットにした車は1958年のルマン出場車なのだが、既に過去にバルジはプラバンのヒートプレス物で250TRと同じものを接着してしまっているので形などが多少小さくなってしまっている・・・。  

また室内のギアボックスの形状などもハセガワの250TRのままである。  流石に学生時代に卒論で使用したインレタは50年以上の歳月を経過している代物なので上手くクリアデカルに付かなくなってきた。  ・・・その為にナンバープレートは御覧の様な汚い物になってしまっている。(涙)

前述したように、ハセガワのTRのキット以外はドライバーシートをはじめとして殆どが手持ちのジャンクパーツの利用か、シャーシーと僅かに新しく製作したパーツなどで構成された車である・・・。

幅のある古いFT16がリアに載っているのでリア下部のボディーの一部も切り取らなければならなかったので、サイドから見るとエグゾースト・パイプが短かすぎてちょっと格好悪くなってしまった・・・。

250TRもこの335Sもとりあえず完成させることを優先したので、現状ではタイヤはハセガワのキットのゴムタイヤをそのままはめたままの状態である。      

・・・放置車両も2台がどうにか形になった!