③ The Formula 1 in 50’s (MERIT: D50)

既に1月も20日近くになってくると正月気分などは殆どなく、平常の仕事とまた月末の支払いの心配などが出て来ている。(苦笑)  今年の正月はオミクロン株の感染拡大の可能性もあったので、子供達にも来訪を控えさせていたので、至って寂しい寝正月であった・・・。

昨年から作りかけのジャンクの801に少しずつ手を入れてはいたのだが、細かい部分に不明な点も多く、やはり剥離して放置していたMERITのLancia Ferrari D50のボディーを引っ張り出し、新年からシャーシーを手持ちのジャンク・パーツから拾い出して作っていた。 いつもと同じ様に、フレームは2mmのブラス板を切り出して使用している。 

不思議な事に実車のレーサーがまだ存在していた1957~8年頃に発売されたMERITのD50なのだが、左サイドにエグゾーストの開口部が開いていないのだ~・・・。(今は他のメーカーのLancia Ferrari D50のボディーを見てはいないのだが、他のメーカーのものにも開いていない物があったかな~?)

1954年のLancia D50から57年の801の間には、1956年にLanciaからそのドライバーでもあったFerrariに色々なトラブルからすべてが移るという大きな転換点が存在した訳だが、ボディーの一部はそのまま継承された経緯も有るので、おもちゃのボディーの違いなども見たくてMERITのジャンクボディーを引っ張り出し、いじり始めてしまったと云う経緯も絡んでいる。

1/24の当時のスロットカーにはTAMIYAを初めとしてMPCやストロン等の物が有るのだが、実の所、タミヤ以外のD50を今まで“気”を入れて作ったことが無いのだ・・・。  このMERITのボディーも大体形にはなっては来たとは思うのだが・・・、未だにエンジン(モーター)は決めあぐねている。

そうそう、昨年末にヤフオクから購入したFT16のホルマル線巻?のモーターを801には搭載したのだが、このグリーンの被覆の銅線ラインのFT16を過去に私は見たことが無いのだ・・・?!  

線の被覆色だけではエナメル線かどうかも判らないのだが・・・、通常の新品の赤線のFT16よりも、まわした時に多少トルクが無いように感じた。(モーターの個体差なのか?) 

このグリーンのホルマル線?を巻いたFT16は当時輸出されてどこかのメーカーで使用されたものなのか?、一般販売されたのか? あるいはテストショットとして製作されたモーターなのか?  もしかしたら、64年当時に製作された極初期のモーターの可能性もあるのではないか?、また逆に最後期にFT16が既に使われなくなり始めた67年頃に耐熱性を高めたエナメル線巻きの物なのか?、・・・などと今色々と調べてみている所である。   ん~・・・、判ら~ん!(笑)

下の1枚目の写真の左隅のFT16が今回購入したもので、直ぐに出せた他のFT16と比較したもので、2枚目の写真の上段のモーターは60年代の物であるが、下段は60年代後半から70年以降のレトロ・シャーシーに使用されたモーターである。 ・・・中にはグリーンの被覆の巻き線も存在する。