④ 1/24 JAGUAR E-Type RS

私もこの11月に、本当に”じい様”になってしまった~・・・。(笑)

少年時代にやり残した趣味の細道をのんびりと歩いてるとは云え、”じい様も子供じ

しょうがね~な~?!”、などと云う気持ちにもなる・・・。 なんか複雑だ~。

ここの所雨の日が続いていたので、昨晩遅くまとめて3台にクリアーを吹いてみた。

夜中なので今回は簡単に缶スプレーで3回ほどに分けて、薄吹きから本吹きまで様子

を見ながら吹いたのだが、3時間ほどかかってしまった。 やはり自前調合のロイヤ

ル・ブルーではちょっと実車より色味が薄い気がするが、白のゼッケンデカルは1枚

張りでどうにかすんだ・・・。 ゼッケン#も幾分大きいし、フォントも微妙に違う

のだが、・・・こんなもんだろうと、妥協する!!(涙) 後はドライバーやら前後

バンパー、サイドのマーカーの表現、・・・グンゼのEはフル内装も考えなくてはい

けない。 ハンドルも右にしなくちゃならないし、ゴーグルなしのドライバーヘッド

も考えなくちゃいけない・・・。 コグレの2台を初戦のオウルトン・パーク仕様に

して、グンゼの方はその後のクリスタルパレスかブランズハッチ仕様にでもした方

が良かったかもしれない。 ・・・出所は違うが、なんか同じ仕様の2台では脳がな

ったかな~?!、 簡単な研ぎ出しもまだだし、暮れの諸事情もあるしで年内

やはり無理そうだな~・・・。


苦労したと云っても最近は作りが雑なので、それほどでもないのだが・・・、ヒルの車の口回りの白塗りと、ウインドウ・スクリーンの立てつけぐらいか・・・? コグレの2台のウインドウ回りはそれぞれ違う方法を取っている。 出来るだけコグレのボディを生かしたかったので、ブルーの4番はスクリーン前のフランジが2段になっている。白のBUY1はそのオリジナルのフランジを削り落として、新たにフレームに合わせて溝を隠すためにプラ棒を巻いてある。 ・・・やはり人間は1回失敗すると多少は学習する様だ。  ・・・それも失敗の直後だけの事が多いが・・・。(笑)

☆    最大の問題点は、プレスしたスクリーンを如何にしてウインドフレームに綺麗に収めるかだ・・・。☆

ヒルの#4にはフロントの先端にB.R.D.Cのクラブ・ステッカーが貼ってあるのだが、1/24のデカルは昔作ったロータス23に無駄張りしてしまい手元になかったので、今回は1/32のデカルでごまかしてある。  ・・・やはりちょっと小さいやな~。


FT36が搭載可能になったコグレの後期版のシャーシーは、フロント部分の軸受けがセパレートされた作りになっている。 サスの様なガタを持たせた日模のシャーシーによく似ているのだが、日模は縦付けでコグレは横付けの違いはある。 コグレの場合はフロントの軸受けのつなぎ部分に丸みを持たせ、故意にガタ(サスのつもりか?)を持たせる様な構造を取っている。(このガタが上下だけなら良いのだが、左右にステアリングの様に結構動くのだ・・・。) 古いスロットカーは、基本的には後輪とガイドの3点支持が一番集電効率が良いのだが、この後期版のシャーシーはストロークの短いスイング・アームも付くようになり(当時の流行か?)、なぜコグレはこの様なシャーシーに改良したのかがいまいち良く判らない・・・。 初期のシャーシーはレベルやAMTと同じようなシンプルなラダーのアルミで、・・・どちらかと云えば、外国物よりコグレの方が強度も有りそうだし、私は使いやすく好きだった。 ・・・話が脱線したが、今回はこの軸受け部分のブラスのリベットを外し、固めの薄いスポンジを切り出して挟んでボルト固定してみた・・・。   固定に使用したボルトの頭が大きいとシャフトに当たる可能性があるので、3mm物を使うのであれば頭を少し削る必要が出てくる。

FT36が発売になってから以降のコグレのシャーシーとキットとの関係は、私の中にも小さな疑問を残しているので、それは又次の機会にでも書いてみたいと思う・・・。


③ 1/24 JAGUAR E-Type RS (KOGURE)

私は知らなかったのだが・・・、昔、エレールからE-タイプの幌付のロードスターの

キットが出ていた様だ。 そのキットの幌が利用出来れば今回の様に自作の幌の合わ

に苦労する事もなかったのだが無い物はしょうがない。 今回は現行のグンゼと、

たまたま比較の為っ張り出した古いコグレの3台を同時にいじる事になってしま

たが、1台の車でもプロの原型師のそれぞれの捉え方や、また数十年と云う時間

差(金型の進化)もあるのだが、いろいろ見比べられていじっていて面白い・・・。

(これからの時代は3Dの進歩等により、それら個々の感性の違いがだんだん無くな

っちゃうんだろうな~・・・。)

歳とともに本当に最近は作りが雑になったし、色の調合も上手くいかずに悩むこと

も多くなった。 (・・・またそれを平気で容認してしまうのだ!!  涙)

好きな趣味とは云え老眼も進み、友人のブログを読んでも、皆さんも悪戦苦闘してい

る様なので、まったくご同慶の至りである・・・。(笑)

 

この2台のコグレのEタイプに付いていたパーツは左の写真に有るものがすべてで、フロントのバンパーは2台分有るのだが、その他は1個だったり、欠けていたりで、やはり手作りするか、スタティック・キットの物を借りてきてレジン取りするかしなければ2台のオウルトン・パーク・カーを完成させることは出来ない。 一型でほとんどのパーツをレジン取りしたので、急いで撹拌し、ばたばた型に流し込んだせいか、回りの悪い物や ”す” が入ったものが多く後処理に苦労する。 ・・・スタティックキットのウインドウ・フレームを借り組みしてみたのだが、合いはすこぶる悪く、ボディかウインドウ・フレームの差し込み部分のどちらかを少し削らなくては綺麗にフレームが収まらない。 ・・・ましてや多少縮みがでるレジンのフレームでは押して知るべしか? ライトのカバーフレームもコグレの物はただでさえ小さいのに、これ以上小さくなったらEタイプの面影が無くなってしまうかもしれない。(笑)

 

レジンのフレームを差し込んでみたら案の定なのだが、そこは複製品なので、如何様にも加工することは出来る。 上手くダッシュパネルは囲い込む事は出来るのだが、ボディーとウインドウ・フレームの間に結構な隙間ができてしまう。 この車はボディー側のウインドウ・フレームラインの上に1/4円のエバーグリーンのプラ棒をぐるりと回し、隙間が見えない様に隠してある。(実車のEタイプにはこの様なフランジ様の造作はAピラーまで存在しない。) よくよく考えてみたら、右ハンドルの車じゃ~、ワイパーの向きも逆だわな~・・・?! 相変わらずボディーカラーの調合は実車離れしていて涙が出てくるが(笑)、実車の濃紺だと、手持ちの古い白のデカルでは2度張りになりそうなので、あえてこの程度にしてみた。 シャーシーにはこれと云った問題は無く、タイヤも未だに弾力を保っているし、ホイルインナーも2台ともすべて揃っているので、そのままコグレのオリジナルの雰囲気を残して作りたいと思っているので助かる・・・。 おもちゃの方はライトウエイトでは無いが、ライトウエイトのBUY1にはFT36の載ったシャーシーを使いたいな~と思っている ・・・。

 

② 1/24 JAGUAR E-Type RS

Source:  Forum MG

このマイケル・ターナーの絵は、海外のWEBより無断拝借して来た物なのだが、多

、その年のモーター・スポーツにおける上位入賞者だけを集めた、当時のBPのコ

マーシャル・イヤー・ブックの中の1ページだろうと思う・・・。

安全面の対策から、現在では当時の様なオウルトン・パーク・サーキットの風景は望

めないだろうが、後ろの建物を見ると、ロッジ・コーナー(最終コーナー)かな・・?

ざっくりしているが、ローアングルで捉えたターナーの迫力ある絵では、すでにヒル

(ECD 400 #850005)がサルバドーリを抑えてトップに立っている。 この

25周のレースではヒルがトップで、2位にはアストンのDB4GTのイネス・アイルラ

ンドが入り、サルバドーリのライトウエイトのBUY1(#850006)は、ポール

から出たのだが3位に終わっている・・・。

日本の当時のスロットカーのキット、あるいはスタティック・キットは、輸出の大半が北米であったせいか?、或いはモデルにした車が米国仕様の物だったのか?、英国車でも左ハンドルの車が多い。 コグレのこのE-タイプも御多分にもれず左ハンドルなので右ハンドルに戻さなくてはいけない。(不思議な事に、コグレの64年のGTO-LMは右ハンドルだ!!) ・・・とりあえず、コグレのインパネを直接バキュームしてみた。 これを反転させれば右ハンドルになるのだが・・・(笑)、モールドの凸凹も反転してしまう。 ・・・ん~、これを上手くごまかして使うしかないかな~?


上げ底のコクピットにはそれらしいシートのモールドが刻まれている。 いじらずにこのまま当時の上半身だけのドライバーを載せ替えればそれで済んでしまうのだが、空いた左にはこのモールドが無くなりなんか殺風景なので、何年振りだろう~?、”かたどり君”を使って簡単なシートの形取りをしてみた。対象物が平面に近い状態なので、レジンを流す時に上手く平面が保てるか心配だったが、どうにかまあまあの物が出来たので、これを空いた左側に上手く貼り付け、当時のキットのシートの感じを出してみた。 たいして目立つ部分ではないのだが、作り手としては、有るのと無いのとではいじっていて気分的に大分違うものだ・・・。(笑)


・・・後は問題の幌のトップだが、今回は塩ビでは塗装に問題が出るのでプラ板で簡単なテスト・プレスをしてみた。表面の粗は幌なのでそれほど気にならないのだが、厚みと形にちょっと修正が必要な様だ。 コグレのジャンクにはウインド・スクリーンが無いので、そのフレームもどうにかしなければならないし、幌との合わせにも問題が出そうだ・・・・。 ・・・・やっぱり、楽じゃね~な~。


① 1/24 JAGUAR E-Type RS

今年も11月入りしてしまい、余すところ2か月・・・、おまけに巷は連休だ~。

ブログも何かそろそろ書かなくてはいけないと思ってはいたのだが、陽気は良いのだ

が工作の手はあまり進んいない。 あちこち飛びながら少しずついじってはいたの

だが、まとまった作業ではないのでブログのタイトルも付け辛い。(また ”1週間

足跡” か~?!) ・・・仕方がないので、古い置車両を引っ張り出して写真だけ

てみた。 昔、DタイプもEタイプも作っているし、どうにか1/32 のMk10も形

けは整ったかりなのに、引っ張り出した車がまたまたジャガーかよ~・・・。


これはグンゼの安いスタティック・キットのリアのホイルアーチとライト回りだけを手直しして、数年放置してあった車を引っ張り出したもの。 作り始めた当時は、捨てても良いな~と思っていたボディーなのだがここに来て思いとどまり(笑)、先週はこの車の幌の部分にパテを盛ったり、古いシャーシーを取り付けたりして夜の時間を過ごしていた。 61年のオウルトンパークのEタイプの初戦(グラハム・ヒル)の車が出来ないかな~と、当初は思っていた。 グンゼの折角のEタイプだがリアのトランク部分の高さが有りすぎて、リアのフェンダーのトップの部分(峰の頂上)を多少削ったぐらいでは綺麗なサイドラインは出てこない・・・。(削りすぎるとトランクとフェンダーがフラットになってしまう。涙) テールエンドの部分がちょっと高すぎるのだ。 おまけにクリアランスが3mmもある古いサカツウのシャーシーを付けても、シャーシーが横から丸見え。    やはり挫折するわな~!!


これは参考の為に引っ張り出したコグレのEタイプ。 60年当時のスロットのジャンクなのだが、全体的なラインは、こちらの方が俄然Eタイプしているので驚く・・・。ライト回りの造作やバンパー一体の簡単なサイドマーカーなどは、当時の物なので目をつぶってあげなければ可哀そうなところだが・・・。 この車の1台にはすでにアーモンド・ホワイトの塗装が付してあるのだが、ライトウエイト・EタイプのはしりであるサルバドーリのBUY1を作ろうとして幌のトップが無く挫折した車である事が判る。 それにしても1/25~1/24のEタイプで幌のパーツの入っているキットって殆ど見たことないよな~・・・?! 殆どがハードトップだ。 おまけにグンゼのキットもコグレのジャンクも左ハンドルなのが泣かせてくれる。 ・・・・どうすんだよ~?!   (これも挫折組か~・・・?)


童友社のDB4GTのボンネットにもエア・スクープは既に取り付けたし・・・、切り刻みのパテ盛りボディーなので、もうしばらく乾燥させて面取りしたら塗装に入ろうかと思っている。(最近塗装が下手だし・・・、エッジの先端の部分もな~・・・。)