① 1/24 LOTUS 11 (GT: Premier model)

関東地方も梅雨明けしたら、とたんに34℃の盛夏の陽気になってしまった。 今週からはオリンピック、パラリンピックも開幕する。 先週末はまた全英オープンのTV観戦になってしまったのだが、松山選手がCOVID-19感染の為に、今回は参加できなかったのが残念であった!  それにしてもコリン・モリカワはプロ転向2年目、若干24歳にしてメジャー2勝目である。 凄い選手が出てきたものだと思う!!  最近はTVもスポーツ番組以外は殆ど見なくなってしまったし、あとは歳のせいか昼寝が定着してきている・・・。(苦笑)

大分昔の話になる・・・。 当時プレミアのロータス11のキットを探していたのだがなかなか見つからず酷いジャンクではあったのだが、とりあえずプレミアのボディーだったので購入した車が長い事眠っていた。 またこれも大分前の話になってしまうのだが、MERITの11から片面起こししたレジン・ボディーも同じように3台程残っていた。 ・・・それらのロータス11を久しぶりに作り始めたのは昨年の暮れ頃の事だろうか・・・? とりあえず架空の「私だったらこんな11クーペにしたいな~?!」と云う車が1台完成したので、何回かに分けてUPしてみたいと思う。

フランク・コスティンの素晴らしいデザインのイレブンをクーペにするのはいささか邪道の様な気もする・・・。 私の目で見れば、オープンの状態で、既に完璧にバランスが取れている美しい車に見えるからだ。 イレブンが発売されたのは1957年頃の事だが、やはりライトウエイトなレーシングカー(一部はロードカー)としては大いに成功した車ではないかと思う。 また、Dennis E.Ortenburger著「The LOTUS Eleven」には何台かの自作?改造の様なクーペのイレブンが一つの章として掲載されている。  そしてイレブンは多くのレースで好成績を残した。 ・・・特に1957年のルマンでは大活躍している。

個人的な感想なのだが、50年代後半に中古のイレブンが何台か売りに出されて、それを買った後のレーサーがクーペ(GT)に改造したものが多い様な気がする。  イギリスは1日の内でも天候が変わりやすいので、急に雨が降り出す事も多かったと思う。 そんな時にはクーペの方がドライバーには楽なのだが、車重や空気抵抗等の問題を考えれば、1100cc前後のエンジンにはクーペボディーは荷が重かったのではないだろうか?  

そして私が一番感じているのは、コスティンの低く流麗なデザインが台無しになっている車が多い事だ。 これは何もイレブンだけの事ではなくマーコスやその他のバックヤード・ビルダーの車達にも云えることなのだが・・・。 しかし、長年これらの車を本で眺めていると、可愛く見えてきてしまうから本当に不思議だ~・・・。(笑)

⑦ 1/32~1/24 Cobra Coupe (et cetera)

コブラクーペは好きな車で、過去にも何台か作っている。 上と下の写真はすべて1/32の車達だが、数年前に発売されたMonogramの427のRSにモノグラムのシャーシーを履かせた物も混ざっている。 #5,#10はオートホビーのボディーキットにCOXとオートホビーのシャーシーを取り付けた車で、手前の#14はK&BのプロトタイプのSCX2287。 

1/25のS2の修復車を作った時にキットの写真を入れ忘れたので、今回ここにアラカルトとして入れてみた。  隣は30年程前に作ったK&BのS1のコブラクーペだが、フロントカウル上の排気ルーバーを分割する仕切りを付け忘れているし、リアのホイルアーチ後部の追加フェンダーも取り付けていない。 ・・・当時は作る事に精一杯で、細かい所まで調べなかったし、このヴァイキング・ブルーなる色も製作するたびにすべての車が違った色合いになってしまっている。  ホイルだけは2台とも当時のRevellのダイキャストホイルをおごっている。

私が一番お世話になったのが、友人が安く見つけ出してくれたMINIZのホワイトボディーのコブラクーペだろうか?、このボディーは実車で言えば本当のS2にあたる、イタリアのグラン・スポルトが製作したもので、ライトカバーが大きくなり、ドア前部にRが付いたり、リアスポイラーも有り、ボディー全体が洗練された車になっている。 綺麗な塗装済みボディーも有るので、ルーフの穴さえ上手くごまかせれば、ヴィンテージではないがスロットカーボディーとしては使いやすいと思う。

ただ、個人的な見解なのだがフロント部分が幾分短いかな~?と云う印象を持っているので、その辺に少し手を入れてやれば、グンゼ以上にスロットのボディーとしては使いやすいと思う。 このホワイトボディーキットにはグンゼ並みにパーツは豊富に入っているので、お買い得なボディーキットであったと云える。(ただ、内装と前後スクリーンは自分でバキュームしなければならない。)

また、元々RC用のボディーなので外装パーツもしっかり留められる。 ・・・そう云えば、本命とも云えるグンゼのコブラクーペも製作途中の車が有るのだが、パーツが細かく、スロットのボディーにするにはちょっと大変で、これは未だに完成させられずに惰眠を貪っている。 

上のクリアボディーのRTRのコブラクーペは、ミドリのキットから製作されたもので、オークションで購入しそのままになっていた物である。 私が製作したものではないが、内装、外装にちょっと手を入れてやればもう少し見栄えは良くなると思う・・・。 SWシャーシーだと云うのも私にとっては魅力的だ。 ・・・トレッドの無いコブラクーペにはFT16からFT36Dまでの缶モーターは、SWではなかなか搭載しづらいのだ・・・。