① 1/24 LINDBERG Porsche Carrera

ここの所、無手勝流のヴィンテージでもないスロットカーの製作が多かったので、久しぶりに純粋な古いスロットカーの事でも骨休めも兼ねて書いてみようかと思う・・・。    (目が悪くなったせいか?、最近はおもちゃの製作が少し億劫になって来ている。)

昔は良く見かけた1/24のリンドバークのコブラ・クーペや906カレラのプラモデルも最近ではあまり見かけなくなって来た。 私もコブラと906のスタティックキットは持っているのだが、どちらもちょっといじりはじめただけでほったらかしになっているものが幾つかある。 今回はそのスタティック・キットと同じボディーを使った当時の906カレラのスロットカーに、長年 ”どうしたものか?” と悩んでいる問題があるので、今回はその事について書いてみようかと思う・・・。

私達が子供の頃は、学校から帰ってくると自転車で模型屋さんに足を運ぶのが日頃の習慣の様だったし、また当時のプラモデルも出来が悪くても子供だったせいか、すぐに作りたい気持ちが先にたって、模型自体の細かな造作などをあまり気にすることもなかった様に思う・・・。  その当時のスロット・キットにも、今考えれば1/32のキットに1/24のドライバーが乗っているものや、FT36のモーターを積めばバギーの様なロータス30になってしまう様なものまでいろいろあった。 また、これは最初から設計のミスではないかと思われるものや、箱やインストのミスプリも結構多かった。 初期のタミヤのD型シャーシーも私は不良品だったと思っている。(タミヤは直ぐに改良品を出して大ヒットとなり、今では古典の名シャーシーとなっているが・・・。)

今でもそうなのだが・・・、当時の外国製のスロット・キットは、少年の私の目には好きな女の子以上に心ときめく憧れの存在だった・・・。(笑)              ただ、そんな心ときめく外国製のキットの中にも、ブリスターの中にモーターを入れ忘れた不良品キットや、ホイルやシャフトのネジのダイス、タップ曲りや、ホイルリムの欠けているもの、スクリーンの大きなクリアパーツにクラックが入っている物やボディ ーの屋根がつぶれて曲がっている様な物までいろいろあった。                 ・・・ちなみに、60年代当時は日本はスロットカーのパーツ大国で、主要なモーターからシャフト、ホイル、ビス、ナット、シャーシー・パーツ等まで海外に大量に輸出していた。

今回UPしたリンドバークのポルシェ・カレラ(906)は、当時は近所の模型屋さんでは殆ど見かけることはなかったキットだし、知らなかった分だけ個人的には前述の憧憬の範疇には入らないスロットカーなのだが、式場氏の904と生沢氏の906のグランプリでの活躍で、日本では最も人気のあるレーシングカーの1台になっているのではないかと思う・・・。

・・・だらだらと前置きが長くなってしまったので、ジャンクのRTRの写真だけを今晩はUPして、続きは次回にしようと思う。 ・・・ちょっと眠くなってきた~。

同好の士の方々の中には、この写真を見ただけで私の悩みを察していただける方もいるのではないだろうか・・・? (笑)

PS:白いボディーは、スロットから後にスタティック・キットに転用されたもの。ボ                                                 ディー裏にフロントのポストを削った跡が見られるし、フロントダクトも小さくなる。

⑨ 1/24 JAGUAR D-Type (Revell)

先週末の事だが、やっとサンウルブス(Sunwolves)が勝ち星を挙げてくれた・・・。 すでに10戦を消化しているのだが、相手チームから63点をもぎ取ると云うのは、学生ラグビーの予選会でもなかなか目にする事はできない高得点だ。 私の知る限りでは、今までの国際試合では覚えがない・・・。 やはり後半にモチベーションを切らさずに戦い続ければ、おのずと結果は付いてくるのか・・・?!         (やっと1勝9敗だ~!!)                          最近のスポーツではTVカメラの数も多くなり、主審の判定以外に、ビデオによる判定(TMO)も進んできているので、観客も判定に納得できる様になって来ている。

さてと・・・、こちらはモチベーションが続かず、どうにかごまかしながら数年越しのクラークのTKF9がやっと完成した。 ドライバーがクラークなので、出来るだけレストア前のオリジナルに近い中古のDタイプを再現したかったのだが、手こずるところが多くて、やはり満足のいくものにはなっていない・・・。               現時点では、タイヤもハセガワのテスタロッサの物が付いた状態なので、走らせる時にはシリコンのそれらしい物に換えなければならないし、スクリーンも元型が悪かったせいか上手く取り付けられず、3分割の形の悪い不安定なものになってしまっている。 また、本来であればスクリーンと取り付け部分の黒いラバーのウエザーストリップもインセクトピンで一緒に留めたかったのだが、とてもそんな気力は無いので、塗装のドットでごまかしてある・・・。

60th Anniversary of KEITH HARING

息抜きのドライブを兼ねて、前から一度見に行きたかった中村キース・へリング美術館に半日足を運んでみた。  美術館自体もモダンな作りで、都心のクラブにでも入る様な錯覚を覚えるフロントだ・・・。 最近やはり夭折した同世代のバスキアの絵画を、日本の実業家がクリスティーズやサザビーズのオークションで高額落札したとのニュースを見聞きされた方も多いと思う。

実の所、個人的には嫌いではないのだが、特別に好きだと云うアーティストでもないのだ・・・。 ただ、以前から雑誌や巷で良く見かけたアーティストだったので、機会があればしっかり見たいとは思っていた・・・。                  ・・・偏った個人的趣味が災いしてか?、このキース・へリングについては良く知らないので、入館時にもらったパンフレットの説明文を添付しておいた。(苦笑)

数時間じっくり見て回ったのだが、コンセプシャル・アートの匂いもするのだが、メッセージ性はソフトで、どちらかと云うとテキスタルやピクトグラムやアニメ等の匂いを多く感じた・・。 ストリート・アーティスト出身なので比較的誰にでも受け入れられ(見)やすい作家だと思うし、作家自身のポートレートからも、子供の様なピュアな精神性が見て取れる気がする・・・。