③ レベルの Mr,GASSER in BRM (1/24)

昔、プラモ少年だった頃は、キットのスロット・カーの1台くらいは学校から帰って来てから模型屋さんに走り、その日の夜半にはほぼ完成していた。 (それなりの作りではあったが・・・。)
この歳になると、この手のボディーを作るだけでも半月以上もかかってしまう。
もちろん、それなりの ”大人と云う邪魔な分別” と格闘しながら作っている訳なのだが、もっとさっさと出来ないものかと思う・・。
(最近の健忘症を振り返れば、何年後かには二度童子ではないが、介護を要する子供になってしまうかもしれぬ。・・・そうすればもっと純粋に製作が楽しめるか・・? 爆)
又、時間と気分などと云う大人の ”言い訳” が邪魔してしょうがない・・。(苦笑)
歳を取ると、どうしても冠婚葬祭が増えてくる。
ここの所それが立て込み、中々落ち着いた時間が取れなかった。
(うぉ~、また言い訳か~?)
とりあえず、Mr、ギャザーはこんな所で良いかな~?!
モンスターに目も入ったし・・・。
(中々目が開かないのはこちらの方だ・・・。 笑)
私は昔のモンスターは大好きなのだが、今風のフィギュアは作らないので、中々感じがつかめない。
適当な刷け塗りとドライ・ブラシだけだ。
それでも目にはエポキシを流し込み、それらしい光沢を狙ってみた。
  
PS
Mon*****さん、コメント有難う御座います。
そう云えば、Norfolk の格納庫の写真が C&SC に載っていました。
記事の中には Wallis氏が50年代にUSエアーフォースの技術部門に在籍中に、007に使用されたウルトラ・ライト・オートジャイロの設計者であるくだりが有った様に思います。
おっしゃる通り、非常に多彩な魅力的な人物ですね。
スロット・カーのパテントも56年にアメリカの友人を通して出願した様ですが、57年にスケーレクストリックが出現したとの記載も有りました。

② レベルの Mr,GASSER in BRM (1/24)

昨晩遅く、急にMr.GASSER に色を付けてみたくなり、12時過ぎからちょこちょこやってみた。
他にやらなければならない事も有るし、早く寝れば良いのに・・・と思うのだが、急に思い立った様におもちゃをいじりたくなることがあるのだ。(笑)
もちろん刷け塗りで、色の感じでも見てみようかな~?、ぐらいの気持ちで始めたのだが、なんだかんだで、1時間半も遊んでしまった。(笑)
塗料も最近は買っていないので、古いシンナーが揮発した様なラッカーを使い、久しぶりに何も気にせず筆でペタペタとやってみた・・・。
そのまま先ほどまで放置乾燥させて、昼食後、手に取って見たのだが、なんだかな~・・・???。
昨晩は、はみ出した塗料を後日面相筆でタッチ・アップすれば良いかな~、などと思っていたが・・・、今見たら中学生時代と大して進歩してないな~と痛感!!
昔作ったことが有る、フランケンシュタインのモンスターを引っ張り出して見比べてみる・・・。
(これも埃まみれで、上着にカビが生えている・・・。 笑)
作ったのは20年ぐらい前だと思うが、このフランケンの方がまだ見られる様な気がする。
   

① レベルの Mr,GASSER in BRM (1/24)


11月も半ば近くになると、来年の年賀状の発売も始まり、なんとなく心の片隅で気ぜわしさを感じる様になって来る。
日を追うごとに実体経済は悪化の一途をたどっているし、世界のトップ企業であるトヨタ自動車も70%(1兆円)の減益決算であった。
金融危機の影響が、比較的軽微と見られていた日本の銀行も軒並み大幅減益決算で、各行とも増資を行う羽目となっている・・・。
アメリカのビック3も ”風前のともしび” で、GMに至っては、ヨーロッパのアナリストの一部はレート「0」を付けている。
環境問題をも含めて、私には10年遅れてきた世紀末現象の様にも取れるし、ある意味で言えば、地球規模の老化現象の様にも思えてならない・・・。
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今回は、エド・ロスが描いたモンスターがF1に乗ったコミカルなスロット・カーだが、私はこのエド・ロスの事を良く知らないのである。
65年当時、オート・スポーツ等の車雑誌に、ムーンのTシャツなどと一緒に、彼が描いたモンスターのTシャツが載っているコマーシャルを見たことがある位で、その足跡は殆んど知らないのである。
多分、西海岸のカウンター・カルチャー(ロッド、サーフィン、タトゥー、サウンド等)から生まれて来たものだと思う。
数年前、ネコ出版から発売された”スピード・キング”と言う特別号に、このエド・ロスの記事が詳細に掲載されていたので、ご興味のある方はそちらをご覧頂きたい・・・。
(この本は中年親父の興味をそそる記事が多く、私も十分楽しませてもらった・・・。)
   
今回は久しぶりに、ニュー・ボディーでの製作とあいなった・・・。
(本当は、この車達のジャンクを持っていないのだ・・・。笑)
当時、この手のモンスターが乗った車を、サーキットで走らせてる所を私は見たことがない・・・。
唯一、サーキットの受付のガラス・ケースの中に入っていたのを見たことが有るのだが・・・、それが三軒茶屋サーキットだったか経堂サーキットだったかは失念した。
・・・とりあえず仮組みをしてみたが、ギャザーの右手がストレートに前に出ているだけで、躍動感が無いので、箱絵風に腕をライターで炙り曲げてみた・・・。
又、ギャザーがハンドルを握っているのだが、このハンドルの位置が少し曲がっているので削り落とし、本来のキットのハンドルを握らせようと思っている。

・・・・徒然草


(Source : CLASSIC & SPORTS CAR)
この写真は15年ほど前に CLASSIC & SPORTS CAR に掲載されていたもので、イギリスにおけるスケーレクストリックの始祖と言われる車らしい・・・。
製作者はKen Wallis中佐で、”戦争中だったこともあり、実物の車で遊ぶことが出来なかったので、窓の灯火管制用の板をトラックにしてこのミニチュアを設計した。”・・・と書かれていた。
私は、この手の古いハンド・メイドのスロット・カーが、有る意味で言えば、60年代のスロット・カーや現代のスロット・カーより好きなのである・・・。
車種さえもはっきり判らない様なスロット・カーでは有るが、この車が醸しだす温かみや、楽しい時を過ごし、数十年と静かに佇んでいた時間が、何故か”ほっ”とさせてくれるのである。
こんな古いスロット・カーであれば、走らせなくとも、コーヒーを飲みながら眺めているだけで、2時間位はゆっくりと夢が見られそうだ・・。(笑)
私は45を超えた頃から、60年代の車より、50年代以前の車が好きになり始めた。
特に30~40年代のシングル・シーターは大好きだ。
スロット・カーでその頃の車を作ろうとしても、ボディーも限られてしまうし、特にホイルとタイヤには苦労させられる。
それでも過去にメリットやストロンベッカーのボディーを使い、自作シャーシーで数台作った事がある。
今も私の手元には何台かの作りかけのジャンクが存在するが、バルサを削りだして作るソリッドなボディーのスロット・カーも面白いな~・・・、などと最近は思っている。

連休中に引っ張り出したジャンクの幾つかだが、シャーシーまで切り出してあるアトランティークのボディには、既にカビが生えていた。(涙)