④ 1/24 Maserati Birdcage T61


さきほど、やっと長年の放置車両であったT61が出来上がった・・・。

今、コーヒーを飲みながらこのブログを書き始めたのだが、先週末は朝鮮半島のニュースで持ちきりだった。  ・・・この先、どう展開していくんだろうね~?!

さてと・・・、とりあえずジャンクから拾い出したパーツや自作パーツをそれらしくボディーに取り付けてみた。 シフトノブを作っていて気付いたのだが、このバードケージはシフトがセンターに出ないで、右サイドに付いてるんだよな~?!  おまけにギアシフトのシャフトリンケージがリアエンジン車の様にリアに伸びている。 一様そのように取り付けてはみたのだが・・・、ちょっと後でどんな構造になっているのか、実車の写真でも見てみようと思っている。

タイヤの接着と芯出しは現時点ではまだなのだが、ウエイトは大体155g位に収まっている。(・・・それでも重いか?) フロントカウルのベルトが幅広で大きかったり、サイドに貼ったアルミテープも、もう少し形を整えてからにすればよかったかな~と思ったりもするのだが・・・、Dタイプの38番も工作机の上に出しっぱなしの状態になっているので、今回の気まぐれで始めてしまったT61も、この辺で目をつむろうと思っている・・・。

③ 1/24 Maserati Birdcage T61

惜しかったなぁ~・・・、錦織、ナダルに2-0のストレート負けか~。 残念!!

先週は比較的良い天気に恵まれ、後半には汗ばむ様な日もあったが、一仕事終えて土曜日の晩から出来上がったパーツをボディーに組み込み始めた。 古い製作途中の車の再製作なのでなかなか当時の様なモチベーションは望めない。 いろいろと当たりを調節したりしながら、とりあえずドライバーだけには搭乗してもらったと云う所か・・・。

やはり遠目で見れば何とか粗は隠せるのだが・・・、UPには耐えられないな~。     リアのテールランプがやはりこの車には付いている様なので、それとルームミラー、サイドの革のストラップ等をこれから取り付けなければならない。

テールランプは、レジンキットの中を探してみたのだがこのキットには入っていない様だ・・・。  仕方ないので、それらしいジャンクのランプを取り付けてごまかそうと思っている。 またルームミラーも実車は楕円形の物が付いている様だが、これも自作出来ないのでジャンクの中から何か拾い出さなくてはならない。

10年前だったら各種メーターのラインもそれらしく取り付けていたかもしれないが、そろそろ高齢者の身としては、この辺で妥協する方が挫折しない為にも賢明な方法かとも思っている。  スクリーンのリベットの表現もどうしようかと悩んだが、それより、スクリーン自体の取り付けの方が問題 だ~・・・。(苦笑)

・・・最近では入れなくなった筋彫りの墨入れもはいっているし、当時焦って作っていたのか?、インレタもクリアーで浮いて、それを研いだので文字も切れ切れの状態のボディーだ。 タッチアップも考えてみたのだが、今回はそのままにしようと思っている。 ドライバーの着座位置等を上手く調節して、あくまで遠目で見て、それらしく見える程度で「良し」としたいと思う・・・。(涙)

Dan Brown: “Origin”

久しぶりにダン・ブラウンの新作を、今回は贅沢にも単行本で読み終えた・・・。       時期が悪く、6Nations Cup や  Masters Tournament と重なり夜はTV観戦が多かったので、下巻を読み終えたのは昨晩遅くの事だ。  ミステリー好きの私としては、今回の新作「オリジン」にも知的好奇心をかき立てられたし・・・、多少エンターテイメント過剰と云う気もしたが・・・、十分に満足した。

この作者の作品は、一般的な日本人には比較的縁遠い、精神的支えである宗教(の裏側)をバックボーンにして話を展開させるものが多く、それに芸術(古典 モダンアート)、文学、建築(古典建築 モダン建築)、最新科学(物理 医学 生物学 AI)等をうまく味付けに使っているものが多い。  それを全体が緩まないテンポの文章で書き進めているのは、やはり一流のストーリー・テーラーの面目躍如と云うところか。  また、ダン・ブラウンの博識と事前調査もリアリティーを生んでいると思う。  ただ、このラングドン・シリーズはどちらかと云うと、基本的な構成展開は似通っている様に感じる。

「我々はどこから来たのか?」:この部分には作者も大分苦労しただろうと思う。 その証拠と云えるかは別だが、延々と後半のページ数を論理的な説明に費やしていて、単純にミステリーを楽しみたい読者にはちょっと退屈だったかもしれない。 私は面白く読ませてもらったが・・・。                           「我々はどこへ行くのか?」:この問には、読者の多くの方がウインストン(AI)の存在から、ある程度先が読めたのではないかと思う。

個人的な感想だが、これは翻訳者の関係も有るのだろうが、ボキャブラリーも豊富な作家だとも感じた。 彼のラングドン・シリーズは、グローバルに世界の主要国(都市)に主題を移して展開されていくので、若い人にも年寄りにも楽しめる作品だと思う。(最後の多めの謝辞から想像するのだが、これはこのシリーズに対する出版社側のビジネス戦略も大きかったことを意味しているのか・・・?)

最近のミステリーの傾向として、特殊能力を持っている主人公の登場が多い様に(私が読んでいるものだけなのかもしれないが・・・)感じられる。 たとえばサバンやAS等なのだが・・・。 このラングドン教授も人並み外れた記憶力(直感像記憶)を持っているのだ。  ・・・時々、私の知っている人間臭いだらしない酔いどれ探偵や、撃たれたりこんなに殴られて、この程度の報酬で良くやってるよな~と思う様な主人公や、古本屋探偵などの古い時代のミステリーを懐かしく思い出す。(笑)

今回も今まで知らなかったウイリアム・ブレイクは収穫だったし、ビルバオのグッゲンハイム美術館とサグラダ・ファミリア、カサ・ミラ(ガウディーは個人的にはあまり好きではないのだが・・・)に一度行ってみたいとの衝動に駆られた。        さて、このラングドン・シリーズが続くのであれば・・・、次回作はアジア(中国辺り)か?、エジプトを含む中東辺りが舞台になるのではないか?と想像し期待しているのだが・・・、どうなるかな~?。                      (良く見かけるFedExのロゴの中に、→を見つけられないくらいだから・・・。)

そんな訳で・・・、ポスト印象派のゴーギャンではないが、脱線ばかりでおもちゃの製作はあまり進んでいない。(涙)