③ 1/24 Lotus 16

どうにか6月中にこのロータス16も形になって、今はホッとしている所である。 やはりドンガラのシェルだけから、シャーシーやパーツを作ったり探したりしてどうにか形にするのには、ちょっと歳をとりすぎたかもしれない・・・。 古い水道管ではないが、何処かで水漏れでもしている様で、昔の様な情熱や集中力がなかなか注ぎ込めないのだ・・・。 昔であればスクリーン等はインセクトピンで留めたりしていたのだが、最近はインセクトピンで簡単に穴開けして、最後にそこにエナメル系の塗料を流し、簡単にふき取ると云う方法をとっている。 また今回もゼッケンのデカルを押さえるためにクリアーは軽く吹いているのだが、磨き出しは殆どしていない。 ボディーに映りこむ光の反射を見れば一目瞭然だ・・・・。

入手したボディーシェルは初期の16をモデルにしたもののようで、グラハム・ヒルを乗せたかったのだが、良い写真が見つからず、ロータスの初期の重鎮ドライバーであったクリフ・アリソン(Cliff Allison)の車にしてみた。

製作していて問題点になったのはコックピットがやや長く、その調整の為にダッシュパネルを多少長めにとってごまかしてある。 またフロントの軸受けはサスの無い細い物に交換したし、ボディーのマウントはリジットなので、リアのサスがわずかに効く程度で、殆どリジット・マウントと云っても過言ではない状態だ。 もし、マウントの留めネジを緩めて多少のサス効果を出すのであれば、ボディーに開けたシャフト・ホールを多少大きめにしなけらばならないし、リアのシャーシーの一部が僅かにボディーに当たっている部分があるので、こちらも少し削らなくてはならない・・・。

取りあえず外装品は大体取り付けたし、リアにはレヴェルの当時物の未使用のタイヤを履かせてはいるのだが、接着も芯出しも未だしていない。(ベンチでの通電テストではあたる箇所も無く良好だった。)  ・・・出来ればリアだけは同等のレヴェル風のウレタンタイヤに履き替えたいと思っている。  これから気温の上がる時期なので保存状態にもよるのだろうが、半年から1年程時間を見なければ判らないのだが・・・、上手くボディー下部等が変形しない事を祈っている。(笑) 

② 1/24 Lotus 16 (Rolling Chassis)

・・・未だに新しいブログの操作に苦しんでいる。 10年以上の歳月は、ITの進化と使い手側の退化の溝が広がり、認知症が進んでいるのではないかと不安な気持ちにさせられるほど上手く行かない。 「・・・多機能すぎるんだよ~!」 上手く操作できない理由の一つは、1週間もすると、上手く出来た操作方法を忘れてしまうのだ・・・。(涙) 仕方がないのでまた古巣へ戻りブログを書いたら、新しいブログの方に移す事にする。 「・・・やはり、そろそろ病院に行った方が良いぞ~!!」(天の声)

ボディーの粗を大体修正して、必要な罫書と穴開けなどを行い、とりあえず見繕ったシャーシーをセットしたのが上の写真である。 今回は自作のシャーシーも考えてブラスの2mm厚の板(棒状)も切り出しては見たのだが、手持ちのユーズドのダイナミック(DYNAMIC)のFT16D用のフレームが入りそうなのでそれを使う事とした。

ダイナミックのメインフレームはアルミダイキャスト製で別売りの個別パーツ数も多く、簡単な構造なのでどんなスロットカーを作る時にも非常に便利なのだが、他のメーカーのブラスシャーシーの様に半田が効かないという欠点がある。 また、ボディーを取り付ける為のフランジや穴などが殆どフレーム上に用意されていない。 ダイナミックのシャーシーにハードボディーを取り付ける為には、ちょっとした工作が必ず必要になってしまう・・・。

今回のLOTUS 16もボディーはリジット固定の為、ボディーとシャーシーに幾つかの工作をしなければならなかった・・・。 これは個人的な感想なのだが、ダイナミックのシャーシーを初めて見た時から(見てくれからか?)、あまり好きになれなかった。(苦笑) ダイナミックのシャーシーは当時殆ど日本では見かけなかったし、タミヤの様なダイキャスト成型なので、まず半田がダメで、タン(棒状のメインフレーム)を無骨なビスで固定するだけの簡素な構造で、やはり一番の問題はどうやってボディーに固定したら良いのか?と云う問題があったからだ・・・。 (最近になって、その使いやすさやパーツの豊富さに、その良さを再発見している次第なのだが・・・。)

下の写真が今回使用した中古シャーシーなのだが、フロントのサスが入った軸受けは幅が広すぎて入らなかったので細い物に交換し、フレームのセンターにはブラス板でボディーを留める為のプレートを新設した。 またリアにはやはりアルミの角材からマウント用のプレートを切り出し、こちらもフレームに細いビスで固定している。

その他にも問題点は幾つかあり、メインフレーム(タン)の先に付くガイドホールが少し先に付きすぎていて、ガイドを付けるとガイドの先端がフロントカウルの先に出てしまうのだ・・・。 仕方がないのでガイド自体を改造しポストの位置が先に来るトレーリングタイプのガイドに変えてみた。(ナイロン素材のガイドの上に長方形の小さな小窓を切り出すのにはちょっと骨が折れた・・・。)

入手したのが殆どドンガラのシェルだけなので、これからいろいろパーツを探し出したり作っていかなければならない・・・。