① ・・・最近買ってしまったミニカーの事。

・・・・やっと”春の嵐”も収まった様だ。

先週からBSで、グラナダTV製作の「ミス・マープル」の新作が

放映されていたのだが、残念な事にすべて見逃している。 

ウイークデーの5時からじゃ無理だ~!!

最初の数本から見逃しているので、いまさら録画も無いだろう

と、再放送かオン・デマンドに期待している。(涙)

今回UPしたのは、今年に入りたまたま購入してしまった1/24

のハンド・ビルドのミニカー。  今まで43のミニカーではいろ

いろ見てはいたのだが24では見たことが無いFERRARI DI

NO 246 F1 で、1958年にホーソンが乗ってワールド・チャン

ピオンを獲得した車。 #4はフランスGP仕様になっている。 

今までも何台か、未だに完成まではこぎつけていないのだが、

この時代のF1の製作に悪戦苦闘している。 ・・・車種がDIN

Oの246なので、やはり清水舞台を覚悟で購入ししまった。 

製作は1/43のハンド・ビルド・モデルを数多く手がけているポ

トガルのフェルナンド・ピント氏による物。

拙宅にお見えになった友人たちは知っているだろうが、今ま

居間の私の机の上にはタバコのヤニに黄ばんだマイスト

ジャガーのミニカーが置いてあったのだが、今はこのDINO

変り、コーナーの雰囲気が多少レーシーになった感じだ。

  

   

私が購入に踏み切った大きな理由は、このモデルが1/24で

あると云う事と、DINOの246で有ると云う事が何より大きい。

もとより、この車を改造してスロットカーにしようなどとは思っ

てはいないが、モデルとして採寸だけでも出来れば、自作の

ボディーを作る時には大いに役立つ。

手にとってしげしげ見てみたのだが、中々良く出来ている。

日本のプロ・モデラーが作った様なピカピカのモデルではな

く、普通の塗装の上にデカルもそのまま張った状態だが、雰

囲気は十分だ。 モデルはレジン、ホワイトメタル、洋白材等

の複合で構成されている。 タイヤはレジンの様だがホイル

のワイヤーはエッチングではなく手編みされている。

またこのモデルにはオーク?で出来た台座と手作りのアクリ

ルケースも付いているので、今の一般的なミニカーと同じで

気軽に部屋に飾る事が出来る。

・・・・そうそう、壁掛け用のフックも付いている。

 

一緒に撮ったのは、UPCのやはりDINO246と思われるプ

モデルなのだが、箱には1/24と記載されているが本体は

1/20位有りそうな代物。 この会社もPREMIER’S(プレミ

ア)等と同じで、他の会社で製造されたモデルを金型を借り

て再出している様な会社なので、このDINOらしいモデル

もオリジナルではなく、場合よってはむかし他社(日本?)

で製造されたプラモデルのコピーかもしれない。 

(未だ身元は不明・・・。 笑)

    

一週間の足跡・・・。

 

ここ1週間程は、春のお彼岸だの仕事がらみの総会だのと外

出が多かったせいか、おもちゃ作りは殆んど進んでいない。

”春眠暁を覚えず”ではないが、毎朝、掛け布団が「仕事に行

ないで~・・・!!」とばかりに私を放してくれない・・・。(爆)

また、毎日眺めている公園の桜も、今年はつぼみを付けるの

が少し遅いようだ・・・。  例年より多少寒いのかな~・・・?

そんな訳でなかなか神輿があがらず、第3戦のフォードGTは

何にしようかなどと、手持ちのジャンクなどを引っ張り出して眺

めては時間を浪費していた。 フジミからもフォードGTのいろ

いろなバリエーションが発売されているのだが、私の中のフォ

ードGTはやはり初期のこの2台の形に集約されてしまう様だ。

それにしても、最近は良いキットが沢山出ているし、ましてや

スロットカーにするにはギミックが多すぎるキットは不向きだ。

こんなテスターのゴミが未だにダンボールから出てくるのだか

ら、我ながらあきれる・・・。(苦笑)

 

  

  

写真はテスターと古いオーロラのキットだが、下はCOXと青島

のジャンクボディー。 この初期の2台は共にワイヤーホイル

なのだが、手持ちのホイルを合わせて見たりしたが、いまいち

ホイルパターンが合わないみたいだ・・・。

K&B と青島のボディーを比べてみるとリアのカーブが微妙に

違い、型流れではなく、青島の”ぱくり”であることが良く判る。

K&Bのボディーは中々良いのだが、ボディーとクリア・パーツ

が溶着されているので、クリア・パーツが別物になっている青

島のボディーは、製作する上ではひと手間省く事が出来るの

で、ある意味では捨てがたい存在だ~。

    

これは傷だらけのブラーゴの275GTBのジャンクを剥ったモノ。

イタレリからも275のクーペは出ているのだが、最近はあまり

お目にかかれなくなってしまった。 しかしブラーゴはミニカーと

てみると子供のおもちゃみたいでいまいち触手が動かないが、

ボディーだけを見てみると中々良く出来ている物が多い。

多分、ミニカーに付いているタイヤとホイルが折角の良いボデ

ィーをスポイルしているのだと思う。 剥ったボディーもその内

時間が有ればレジンで起しても良いかな~?と、思えるほど

じは良く出ている・・・。 

(・・・こらこら、イタレリのプラモを買った方が安いよ。  笑)

 

・・・模型作りに気乗りしない時は、こんな脱線ばかりしている。

② COOPER CARS

週末になりましたが、生憎の雨ですね~・・・。  今日は久し

ぶりに娘と家内と3人で銀座に出ましたが、結構人が出てまし

たし、車も混んでいましたね~。 ・・・でも、ちょっと寒かった。

ここ数日間は、雑用やら体調不良やらで中々模型作りに身が

入らず、体を休める意味も含めて気分がリフレッシュできる、

プロバンスを題材にしたDVD「プロバンスの贈り物」(その他)

などを観たりしてのんびりしていました~。

・・・15年以上前かな~?、疲れ果て、田舎暮らしに憧れたの

もソローとピーター・メイルの本だった様な気がします。(笑)

  

  

  

・・・今週やっていたのはこんな事。 自作でボディーを作って

いると、”自分の目では大体こんなところだろ~?!”と思っ

いて、今一歩正確性を持たせる為には、やはりトースカ

ラインを引っぱって、左右の対称性ぐらいは見たい所だ。

基本は、ボディー底部がきっちりとフラットでガタツキガ無く、

垂直がしっかり決まっていなければ何の意味もないのだが。 

今回の2台のCOOPERは底部をペーパーですり合わせ、

の水平は取ってある。(あくまでアマチュア・レベルだが。)

昨年はじめ頃から使っている私のトースカンも美術用の安物

で、おまけに正確な水平が出ていないテーブルの上で引きず

っているので厳密には正確などと言うには程遠いものなの

・・・。(笑)

とりあえず、自分が確認したい部分に何本かの水平なライン

入れ、上からそのラインのズレを見ながらパテ盛り部位や

削りを入れなければいけない部分を大体把握する・・・。

スジ彫りと違い、鉛筆を銜えさせているので、ボンネット等の

較的面が寝ている部分のラインは大分ファジーなものだが、

それでも気付かなかった僅かな盛り上がりや、凹み面は発見

事が出来る。 鏡餅の様な何層かのコブのあるT53のリ

ア・カウルなどの凹部分は、ペーパーなどでは綺麗な凹ライン

を入れられないので、本当だったら三層の別部品を作り張り

合わた方が綺麗に行くのだろうと思う・・・。 

・・・後はスジ彫りタガ上手く使えば何とかなるとは思うの

だが?、綺麗なRが左右に出せるかどうかだ・・・。

(あくまでも趣味の一部なので、なるべくストレスを掛けない様

のんびり行こうと思っている。 苦笑)

この2台も、もうちょっといじったら、気になっているTZのレス

トアに戻ろうか・・・・?

PS: ・・・いま、このブログを書いてる最中に、3年ぶり位に

   なるだろうか?、珍しくS氏から電話・・・。 お元気そう

   で何よりです。  ・・・また COMEBACK してください。

 

① COOPER CARS

 

東日本大震災から早や1年が経過した。 ・・・・感慨無量!!

個人的には、収縮するであろう日本の将来を考えて、原発の

賛否もそろそろ国民投票を考えても良い時期に来ている様に

思う。  ・・・・後はCO2の問題だ。

クラブ・レースのインターバルは3ヶ月なので、終わった直後

しばらく無手勝流の自分の作りたい車をいじれる時期だ。

・・・とりあえず、身近に置いてある自作のクーパー・ブリストル

のボディーを先週はいじっていたのだが、この車達も何時完

成するかは判らない。 最近は肝心なところでポカばかりやら

かしているし、製作ペースも牛歩以下に落ちて来ているが、完

成が何時になるかはさて置き、 ・・・とりあえず時間があれば

何かを見つけて動かすようにだけはしている。

以前UPした製作途中のボディーは幅が広すぎたので、セン

ターで2分割し幅を詰めてみた。 切断後の2枚のボディーの

接着は、テープで左右を合わせた後、同じレジンを内側から

流し込み止めている。 同じメーカーやロットが同じであれば、

下手に瞬着等の接着剤は使わず同じレジンを流した方が、

着も強固で後々削るのが楽である。 フロントの修整も同じ方

法を取っている。 古い”MODEL CARS”の三面図から大ま

かな寸法を見ているのだが、この車の中央断面は瓢箪の

下膨れのボディーになっている。 この下膨れをパテでは上

手く表現出来そうになかったので、大まかなアウトラインとし

プラ・パイプを切断し大体のRを作り出し、ディー・サイド

に貼付けてみた。 後は再びパテで修整する事になるのだ

が、当然3面図だけではなく、本やWebで探し出したりした写

真も使っている。 しかしこの車も見る写真によっては微妙に

ボディーラインが違うので、ターゲットを絞り辛い・・・。

上の写真は、先日友人のT氏にサンプルとして頂いたフォー

ミューラ用の新型亜鉛ダイキャスト製シャーシーを仮組みし

たものなのだが、前回のシャーシーからの大きな変更は、

んと云ってもフロントにサスペンション機構が備わった事だ

う。 またアップライトを押さえるフロントのアッパーアーム

意匠もA形に変更されたので、古いF2やF3のシャーシー

も使えそうだ・・・。 メインのセンターフレームも厚みが増し、

重量も増えている。 サスの関係かホイルベースが幾分長く

り、またトレッドも幾分広がっている。

フロントをWベアリングにする事により、シャフト無しのフリー

ホイルの状態にする事も可能だ。 このシャーシーの魅力は、

なんと云ってもサスペンション・アームのリアルさだ。

・・・・自作ではとてもここまで表現する事は出来ない。

② eBayで見かけた、TAMIYAのLOTUS 40

 ロータス40のキットは「田宮模型全仕事・2」(平野克己 他著)

によれば、1966年5月発売となっており、ちなみにキング・コブ

ラの発売は1966年7月となっている。

イーベイで見た初期型フレームの着色ボディーのキットは多分

5月に発売されたのであろうが、私は7月に発売されたキング・

コブラでも同じ初期型シャーシーとブルーの着色ボディーの物を

確認している。 ・・・と云う事は、この初期型シャーシーは1966

年の7月以降まで発売されていたと云う事になり、この間、世界

中に結構な数が販売されたであろう事が伺われる・・・。

それなのについ最近までこのキットを見かけなかったのは私だ

けだったのであろうか・・・?(笑)

(当時、私より年長の団塊の世代のスロッターの方達は、殆んど

の方がこの初期物のフレームのロータス40やキング・コブラを

作っていたのだろうか?と想像してしまう・・・。)

また、手持ちの初期型フレームの軸受け部分を何台か確認した

のだが、ベアリングの注入にはなんら問題は無かったし、逆にベ

リングの精度が今ほど高くなく、シャフトもすんなり通るものば

りであった。 ・・・それではなぜ、タミヤはアルミの軸受けを

したシャーシーを発売したのであろう・・・?

当然、軸受けの変更に当たっては、インストラクションも新しい

物に印刷し直されている

・・・つまらぬ仮説はいくつか考えられる。

 

1、初期のダイキャスト・フレームの精度が悪く、バリなどが存

  在し、上手くベアリングが入らなかったか、またはホールの

  微妙なズレによってシャフトの回りが悪く、ベアリングの効果

  を発揮させられなかった。

2、当時の田宮のベアリングは幅があったので、他社部品のス

  ーパー・ギア等を使うと、トレッドが広くなり、タイヤがボディー

  からはみ出した。

 

・・・などと、私は考えていたのだが、果たしてそうなのだろうか?

  

元来、このD型のダイキャスト・シャーシーはギア・レシオが変え

られない設計になっている。  同じ時期にCOXはDINOと2D

を発売し、こちらはモーター・マウントをスライドさせる事により

ギア・レシオの変更が可能なシャーシーになっている。

多くのスロット・カーが、インラインからサイド・ワインダーに変り

シャーシー構造が過渡期を迎えた時期でもある。

タミヤがこのダイキャスト・フレームの軸受け穴を広げる為にど

な作業をしたのかは判らないが、手仕事でドリルで広げる事

ちょっと難しかったと思われる。 当然アルミの新しい軸受け

をフレームに正確に取り付けるには、それなりのジグとドリリン

グが要求されたと思われる。 綺麗にフレームに刻印されたT

AMIYAの文字に穴を開けてまで、なぜアルミの軸受けを追加

なければならなかったのだろう・・・???

 

ボディーカラーが色付きからホワイト・ボディーに変ったのは、タ

ミヤが自社製の模型用塗料を発売したからなのか・・・?

それとも単に、時代の風潮でモデルに自ら塗装を付す人が増え

た為なのか・・・?

ちなみに、スロット・バブルが一気にはじけた後に発売されたモ

ターライズ・キットは、初期のスロットと同様の着色された成型

色のものが採用されている。  蛇足だが、このモーターライズ・

キットにも2種類の包装形態が存在する。 私のUPしたものは

K&Bのキットと同じ方法の包装で、シャーシー部分だけブリスタ

ーされ、ボディーは裸の状態で箱に詰められている。 初期?の

物は、ボディーも含めて各々の車を形どったブリスターが一体で

掛けられていた。

  

① eBayで見かけた、TAMIYAのLOTUS 40

ここのところ、下手なチャパラル作りに追われ、古いスロット・カ

ーの話題からちょっと離れていたのだが・・・、先日、イーベイ・

アメリカのサイトで、私が今まで見たことが無かったタミヤのロ

ス40のキットを見かけたので、今回はその写真も含めてち

っとUPしてみようかと思う・・・。

昨年は、おりしもまさか?と思われていた60年代当時のタミヤ

のボディー・キットも発売されたし、これからストック・カーのボデ

ィーも発売されるんじゃないか?と期待する初老親父たちも多

いと思う・・・。(笑)

また、このD型のダイキャスト・シャーシーはレプリカも発売され

ているので、オリジナルに拘らなければ、気軽に当時のタミヤ

スロット・カーの雰囲気は楽しむ事が出来る。

(ちょっと車種的には個人的に魅力は感じないが、AMTも当時

の箱絵を使ったスロット・キットを4種類発売したし・・・。)

 

すでにヴィンテージ・スロットカー・フリークの間ではご存知の方

も多いと思うのだが、私は何を隠そう、タミヤの初期型のフレー

ムを持つこのキットを見るのは今回が初めてなのだ。 

・・・と云うのも、これまでジャンクやRTRの状態の製作済みの

ロット・カーに、この初期型のフレームが付いた物には何度

か遭遇しているのだが、キットの状態で見ることが出来たのは

初めてだった。

また、この初期物のキットのボディーの成型色はモスグリーンで

その後の薄いクリーム色のボディーが入ったキットとは異なる。

     

Source: eBay US

上の3枚の写真はイーベイに出品されていたキットの物なのだ

が・・・、タミヤ模型はなぜその後にリアの軸受けをダブルに改

たフレームを発売したのか・・・? またこの初期のフレー

はシャーシーだけのキットとしても発売されていたのか・・・?

初期のボディーだけは箱絵と同じ成型色で発売され、後のキッ

トはなぜホワイト・ボディーになってしまったのか・・・??

ん~・・・、私なりにささやかな疑問がいくつかあるのだが、だら

だら書てたら書き切れなくなってしまったので、その辺は次回

にまわそう・・・。(笑)