35B


巷はお彼岸の3連休であります・・・。
昨日は両親と長男と5人で、墓参に行ってまいりました。
菩提寺の境内には驚いたことにサクラが咲いておりました・・・。
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さて、昔作った35Bですが、ラジエター前のガード・ネットなどをのんびり作っておりました。 
ちょっと寸法を間違えて、取り付け部分が短くなってしまい、今、思案しているところです。(笑)
ホイルは当時、友人に旋盤で削ってもらいました。(感謝)
大分、埃とヤニにまみれておりますが、後は細かいパーツを取り付けることと、ドライバーを乗せる事ぐらいでしょうか・・・?!
(このドライバーも問題だ~・・・!!)

この手の古い車を作る時に問題になるのが、フロントのシャフトの処理です。
(もろ見えになってしまいますから・・・。)
私が良く使うのが、70年代に青柳工業から出ていたフリー・シャフトのパーツです。
・・・これには重宝しております。

③ ワイヤー・ホイル考

ここの所、本来のヴィンテージ・スロット・カーの話から脱線して、私の無手勝流(レースなどには使えない自分勝手な車)のスロットの話ばかりになって来てしまっている。
ある意味で言えば、最近は当時のメーカーから発売されていたスロット・カーはネット上のオークションなどで、何時でも見られるようになって来ている。
又、同好の士の中には当時の魅力的なハンドメイドのスロット・カーをUPした私設ネット・ミュージアムも出来てきている様だ。
さてホイルだが・・・、私が旋盤を持っていれば、もっと上手なホイルをお見せ出来たかも知れないのだが、私の手持ちの道具と云えば、ドレメルのリューターとプロクソンの簡易ボール盤、同じくジグゾーだけなのである。
今回もこのサカツウのホイルを切断するのに使用したのは、普通のオルファのカッターである。(笑)
ここ2~3日バタバタしており、仮組みをしたホイルもそのままなのだが、昔作ったベントレー(プラモ)と35B(スロット・カー)と、ホイルの感じを比べて見た。 
  
手持ちのジャンクの中から拾い出したタイヤ(まだ弾力が有り、使用可能)を今回は使ったのだが、アトランティークはこれで良いかな~?と思うが、ベントレーにはハイトが無さ過ぎる様だ・・・。
(最大の難問はリア・タイヤだ・・・!!)
ベントレー(ユニオン?)は既に製作後、四半世紀ぐらいは過ぎている代物だが、当時この車をスロット・カーにしたかったのだ・・・・。(大笑)
(流石に埃だらけで、綺麗にしてやろうと思ったが、あまり触るとパーツが取れて余計な手間が掛かりそうなので、そのまま写真を撮った。)
35Bはスロット・カーにしてあるのだが、当時、早くサーキットで走らせて見たくて未だにパーツの一部が付いていない。
昨年からフロント周りを再度いじりなおしているので、完成したらシャーシーを含めて、またUPしてみたいと思う。
今回製作したホイルはこの35Bにも使えそうだが、タイヤは三共のアルファのものだったかも知れない・・・。
35Bのリアのスポンジ・タイヤにも薄っすらカビが生えている・・・。(涙)

② ワイヤー・ホイル考

今日、先週作ったワイヤー・ホイルにプライマーを塗り、パー吹きではあるが、塗装し仮組みをしてみた・・・。   (まだ、クリアーは吹いていない。)

吹いてから判ったのだが、左のタイヤのワイヤーに霜柱が立っていて、エッチングが上手く行っていない事が良く判る。
右のワイヤーはまあまあである・・・。
後ろは今回使用したサカツウの外径20,5mmのワイドリムのホイルである。
1個にブガッティーに付いていたブラーゴのタイヤを付けて見たが、これはやはりいただけない・・・。
私の自作(?)ワイヤー・ホイルは 1/32 のトミーのジャガーSS100のキットを買った時に始まる。
その当時は、まだサカツウのワイヤー・ホイルのセットが発売されていなかった様に記憶している。
私はこのキットの設計図に付いていた部品請求券を利用し、合計20セットぐらいこのエッチング・パーツを買ったであろうか・・・?!(笑)
それにしても、このパーツは安かったし、私には利用価値が高かった。
当時、モデナで友人達にこの話をしたら・・・、「俺も買ったよ~!!」 という人が何人かいて、私もびっくりした。 (大笑)


このトミーのエッチングを利用したクルマ達。
15インチ・ホイルの車はエッチングのリムを少し詰めて利用し、13インチの車はリムを切り落とし、傘の骨の様な状態にしてから塗装し、ホイルにつけた溝に差込み、瞬間接着剤でとめて再度、部分塗装(タッチアップ)している。

① ワイヤー・ホイル考

先月、フランスで開催された「レトロ・モビル2009」展に1937年型のタイプ57S アトランテ・クーペが出品されたそうだ・・・。
なんでもこの車、つい最近発見され、個人のガレージで ”50年間、惰眠をむさぼっていた” らしい。
現オーナー(発見者?)はこの車に興味が無いらしく (普通の人は、こんなポンコツの古い車に興味はないわな~・・・)、直ぐにオークションに掛けられ、310万ユーロで落札売却されたそうである。
そんな記事を読んだせいではないが、以前ブラーゴのミニカーからレジン取りしたクーペ・アトランティークを再び引っ張り出してみた。
前ブログにも書いたが、既にカビが生えたりしており、こちらもすでにゴミ寸前の代物である。(笑)
この車も真鍮の板から自分なりにシャーシーを切り出してあり、後は
ホイルが見つかればスロット・カーにしようと思っていた車である。
雨の夜中に、急に何を考えたのか・・・、この車のホイルを作り始めてしまったのである。
(本当に私は落ち着かないと言うか・・、気が多い。  笑)
もう、20年ぐらい前になるであろうか・・・・、友人達と数人で、配線基板用の銅板を使いエッチングに挑戦したことがある。
もちろん、ブロワー・ベントレー等の30年代の車の大径のワイヤー・ホイルが作りたかったからである。
(ホイル・パターンは、そのままユニオン(三共?)の物をコピーした。)
当時、作業が上手く行かず失敗続きであったが、成功?した何枚かが残っていたので、それを引っ張り出してホイルを作り始めたのだ。
その晩は久しぶりに 「春はあけぼの」 を体験することとなってしまった。(笑)
 
右の写真が、当時私達が作った銅版のエッチング。
ちゃんと保管していたつもりなのだが、既に緑青が湧いていた。

デカル

先日、久しぶりのスロット・サーキット帰りの車の中で、知人の O氏 から、アメリカの新しい(?)デカル会社を教えて頂いた。
「ちょっと厚めですけど~・・・」 などと云われたが、上手く製作出来ない中年親父には、濃い目の塗装の上に白色系の薄い色のデカルを直接貼れて抜けない様な代物は、大助かりである。
O氏からURLを教えて頂き、早速注文したデカルが一昨日届いた。
会社名は Vintage Racing Miniatures と云う。
60年代当時のUSRRCやSCCA等を走っていたスポーツ・カー・カテゴリーの車中心のデカルでは有るが、その中のCheetahのデカルは出色である・・・!!
(デカル製作は Cartograf だ。)
まだ来たばかりで使用していないので、デカル自体の性能は判らないが・・・、しかし、8~9種類の当時のCheetahの車ごとのリサーチがしっかり行われている。
(中には私が知らないCheetahのカラーリングもあった・・・。驚)
デカルと一緒に、レース毎の車のカラーリングとデカルの位置の解説図も付属している。(これも又、中々素敵な一枚だ・・・・。)
33番の車などは、当時の実車のレタリングの失敗を忠実に再現したデカルがおまけに入っている・・・・。
一様、8~9種類のCheetahが作れるデカルが入っているが、番号が重なっている物もある様なので、全車種を作ろうと考えている方は、2枚以上注文しておいた方が良いかもしれない。
円高の折、1枚$15は、お買い得かもしれない・・・。
ん~・・・、全車種を作ってみたいものだが、その前にこちらが「おくられびと」になってしまいそうだ・・・。(笑)