② 1/24 日模(Nichimo Minicon) Maserati 3700GT

ここの所、猛暑酷暑続きの日本ではあるが、楽しみにしていたThe Openも昨晩プレーオフも無く無事に決着がついた。 深夜のTV観戦が4日間ほど続いていたので、こちらも寝不足で、疲れがたまっている様だ・・・。 久しぶりに見るタイガーの試合運びが印象的だった。 この暑さでは、さすがに仕事以外の外出もめっきり減っているのだが、TV観戦だけでも疲れる様ではやはり、私も大分老朽化してきてるようだ・・・。

以前にもこの日模のマセラーティー3700GTについては書いたことがあるのだが、実際、この車がスロットカーを目的として金型が起こされたのかどうかは、他の日模のスロットカーの箱絵のCMを見て、ただ想像しているだけに過ぎないかもしれない。     ・・・ボディーは1/24と云う表記だが、多少大振りの様な気がする。 しかし過去の日模の24のボディーの中では車種もさることながら、最良の出来ではないかと個人的には思っているのだが・・・。(苦笑)

当時(66年後期までには)、既にこの車の原型は出来ていたのではないか?と云う事は前述のCMでも想像できるのだが、この車の内側を調べてみてもシャーシーを取り付けるポストの跡はフロントに予定地ぐらいの僅かな物が存在する程度だ・・・。ただ、このフロントのポスト跡はフロントシャフトが通る位置に存在するので、スロットのマウント・ポスト用の物とは考えづらい・・・。                   (ちなみにこのミニコンには、別物の黒いマウント・ポストが接着されている。)

もしスロットカーにするのであれば、コクピット部分は別物の上げ底パーツ構成になるので、そのパーツにリアのポストは付くことになる。 またこのコクピットの別物パーツの前部を伸ばして、フロントのポストも一体で付け足す事も可能と云う事にもなる。               (スロットカーにするのであれば、時期的な問題もあり、個人的にはマンタレーのセカンドバージョンのFT36Dが載ったアルミシャーシーか、新規のシャーシーを考えていたのではないだろうかと思う・・・。)                                     また、既に斜陽傾向のモデルカー・レーシングを考えて、既に”ミニコン”なる新しいジャンルの模型の開発を進めていたのかもしれない・・・。(リアに縦にWでモーターが積めるボディーもそうは無いと思う。それで幾分ボディーが大きいのかな~・・?)

・・・どちらにしても日模としても右か左か?、どういう形でこの車を生かすのか振れていた時期のボディーではなかったのかと推測する・・・。

① 1/24 日模(Nichimo Minicon) Maserati 3700GT

サッカー、ワールド・カップの日本の観戦や応援の盛り上がりもひと段落して、後はベスト4の決戦を残すのみとなった。(私が一番注目していたベルギーvsフランス戦は今朝方決着がついた様だ!)  サンウルヴスもどうにか3勝目を挙げてくれたし、トヨタも悲願のルマンに勝った・・・。                              ワールド・カップのTV観戦での寝不足も有り、ここの所の暑さも手伝って、仕事どころか工作の方も殆どやる気が起きない日々が続いている・・・。

・・・そんな訳で、今回数年ぶりに引っ張り出してみたのが、スロットカーではない日模のミニコンのマセラーティー3700GTだ~。                  ・・・何だよ~・・・、学研の次は日模かよ~?!                              (どこからか聞こえる失望の声。 ・・・ん~?、私の中から聞こえて来るのか~?)

実は、何年も前からこの日模のマセラーティーも、いつかはスロットカーにしてみたいと云うささやかな願望は持っていたのだ。 ・・・そんな訳で、いつもはボディーの方にばかり目が行きがちだったが、今回はこのミニコン・マセラーティーのローリング・シャーシーをちょっと見てみたいと思う・・・。                      (手を動かさないで、適当な講釈たれるだけなら簡単で楽なんだよね~・・・。笑)

・・・もう何回、この車のボディーのネジの脱着をしたことだろうか?!        簡単に云えば、子供の頃に作った戦車模型を自動車にして、それをリモコンではなくラジコンにしたと云う車なのだが・・・。(シリーズ化された様で、後半にはスケールの大きなトヨタのコロナなども存在していた。)                    1960年代後半の発売だった思うのだが・・・、フロントの抵抗の無いステアリング機構をフリーの状態にしておき、リアに積まれた2台のモーターの片側、あるいは両側作動により直進?や左右へのステアリングを可能にしている仕組みだ。         現在の模型のドローンやラジコン技術の進歩に比べれば隔世の感がある事は否めない。                ・・・この当時であれば、(余計なお世話だが)ラジコンではなくリモコンで安く販売した方が良かったのではないか?、などとも思ってしまう。            また、マセラーティ3700GT(1966)と云う車種選定も、今だからこそ爺様には受けるかもしれないが、当時の子供達にはあまり興味を引く車ではなかった様な気もする・・・。                                 (私はこの車をミニコンとして走らせた事は無いのだが、箱の裏に出ていた操作方法の簡単な取説もUPしてみたので、興味の有る方はご覧になって頂きたい。)

やはりローリング・シャーシーで目を引くのはステアリングシステムなのだが、よく見ると、このフロントのステアリングシステムにはサスペンション機構も備わっている。それも左右同等のスプリングレートではなく、左のフロントタイヤにのみサスペンションが効く構造なのだ。 ・・そもそもステアリング機構が無くても、戦車と同じでモーターの片側だけの駆動で、左右に曲げるだけのパワーはモーターとこのギア比で充分だと思うのだが・・・。 当然、ステアリングがあった方がフロントホイルが方向を決めてくれる状態になるので、見た目は格段に良くはなるのだが・・・、搭載されているサスは 本当に必要だったのかな~?とも思ってしまう。                ステアリングのアライメントも古典車の様なオーバーステア設定になってるし、畳の僅かな凸凹でフロントの片輪が浮いてしまうと、スレアリングが上手く機能しなかったからなのか・・・?。  それにしても僅かな事だと思うのだが、それ以外に何か必然があったのだろうか・・・?                             (やはり新しい電池を入れて走らせてみないとダメか~・・・? 笑)

後は、一様 1/24 と云うサイズで、リアに2個のモーターが縦に搭載出来たと云うのも、いつもシャーシーへのモーターの搭載に苦労している身にとっては驚きであった。 当然このシステムではリアのシャフトはセパレートされていて、左右が個別のモーターの回転により動く様になっている。 (このシステムはある意味で云えば、直進が難しかったのではないかと思うのだか・・・、どうだろう?)                また、周囲に円周状に回されたループから、離れることが出来ない不可思議なラジコン機能については割愛する。                            (着想は一昔前のITの迷路ゲームの原点みたいなもだし、今のラジコンの 1/24 のミニッツの始祖の様な車なので、興味深い事は興味深いのだが・・・。)

使われているホイルやシャフトのサイズも、当時の日模のスロットカーの転用品の様なので、シャーシーに付いてる余計なものを取り外して、このままステアリングと連動させたガイドを取り付けて、スロットとして走らせてみるのも面白いかもしれい・・・。 (・・・馬鹿だね~!! 涙)