⑥ The Formula 1 in 50’s (MERIT:D50)

最近は歳のせいか、おもちゃ作りにもあまり身が入らなくなってきている。  上の写真はジャンクのメリットのスタティックモデルを並べて写真を撮ったものだが、リアパネルのつなぎ目等をスジボリした位で、あとはオリジナルそのままのボディを使用している。 (メリットのボディーにも片側だけにしかエグゾーストの開口部が存在しなかった。) 

本来であればサイドのエアーポンツーンの上部にも僅かな曲線が見られるのだが、それも省略してしまった。 (ランチャ時代にはガソリンタンクが入っていた様だが、フェラーリに変わってからはエグゾーストパイプが通るだけのただの空のタンクになっている。)

今回製作したフェラーリD50のコリンズ車(#26)にも面白いエピソードが存在する。 ご存じの方も多いと思うのだが、1956年のイタリアGP(最終戦)で#22のファンジオのD50がステアリングトラブルでリタイヤし、急遽このコリンズの車に乗り換えて2位でゴールし、3回目のワールド・チャンピオンシップを獲得したのだ!  

現在ではそんな事は考えられないのだが・・・、それにしてもコリンズもそこそこのポイントを取っていた良いシーズンだったので、よくファンジオに車を譲ったものだと感心させられる。(欲のない男だ! 笑) ・・・今思えば、そんなことが出来たのも、モータースポーツがフレンドリーで、良き時代?と云えたからかもしれない。

今回製作した車はその時のイタリアGPの前の車で、ゼッケン番号の字体が多少異なるコリンズ車である。 下地のサフェーサーを綺麗にサンディングしないでイタリアン・レッドを吹いてしまったので、相変わらず塗装は綺麗とは云い難い。 

おまけに古いゼッケンデカルをつぎはぎしたり、一部をカットして白の塗料でフリーハンドで直した部分も有るので、ゼッケン番号にも色むらが出ている。 やはりデカルを貼るとクリアーを噴かなければならないのだが、砥ぎ出しも軽くした程度で鏡面仕上げなどには程遠い状態である。

個人的には一番悩んでいたフロントの2ブレードのスピナー(メリットのキットは3ブレード)なのだが、良い案が見つからず、とりあえず完成を急ぐために3ブレードのスピナーを半田付けしてフロントタイヤをセットしてしまった・・・。(涙)

⑤ The Formula 1 in 50’s (MERIT: D50)

どこからだろうか?沈丁花の微かな香りが、深夜の窓から時々流れ込んでくる。 またそんな季節が廻って来たのかと、一服しながらしばしぼーっとしている自分に気づく・・・・。  3年目に入ったコロナ禍や、先月24日のロシアのウクライナ侵攻をTVやネットで見聞きしていたので、日本の防衛や経済の事などが心の片隅に引っかかり、僅かなストレスにもなっている今日この頃・・・。

3回目のコロナ・ワクチンの接種も無事に終了したのだが、久しぶりに2日ほど発熱と頭痛、関節痛、倦怠感で悩まされた。  元来のネガティブな思考回路の為か・・・、こんな時に震災が再びやって来たら困るな~などとも心配している。(苦笑)

さてと・・・、メリットのD50もボディーをそんなにいじってはいないので簡単に出来上がるのではないかとたかをくくっていたのだが、パーツ探しや小物パーツの製作で意外と時間をくっている。  ・・・とりあえず、エンジンが決まり上手くマウント出来たので、後はボディーの方に集中できる。 ・・・残るのはコリンズ好みの現代風のレーシング・スクリーンと自作し始めたサイドミラー、ボンネット上のストラップピンぐらいか・・・?!  

そうそう、56年のD50のスピナーだが、フロントが2ブレードでリアは3ブレードになっている。 ・・・これも問題の一つだ。 またフロントタイアの芯出しにも苦労している。(殆どが手持ちのパーツの寄せ集めなので、バランス取りにも気を使う・・・。)

この2点で作業が止まり、解決方法が見つからないまま、無駄な時間を結構費やしてしまった。(このまま目をつむって、3ブレードのスピナーを半田付けしてしまうかな~?!)