② 1/24 1956 BRM P-25 (Merit)

行楽のシーズンでもある9月もすでに終盤を迎えてしまったが、未だにコロナ禍でもあり、おまけに台風だの線状降水帯だのと雨の日ばかりが続き、外出どころか作った車のボディーにも塗装を出来ない日が続いていた。 昨日のお彼岸のお中日だけは雨に降られず上手く墓参を済ませる事が出来たが・・・。

このMeritのP-25も毎晩時間を見つけては少しずつ進めてはいたのだが、毎度の事だが1~2時間ほどの製作時間では思う様には進まない。 今回のP-25は1956年当時のデビュー車両がモデルになっているのだが、実車も56年のレースでは ”鳴かず飛ばず ” の状態で、直ぐにボディー、リアサスを始めとした大改造が進められた様だ・・・。

今回の車はMeritのオリジナルモデルを出来るだけ忠実に再現したつもりなのだが、欠品パーツもいくつかあり、それらの製作にも結構時間を取られている。 

一番の問題であったリアのタイヤにはどうにかカレラ用の中溝有のシリコンタイヤを見つけ、メリットのモデルとほぼ同じ感じ(同サイズ)に制作することが出来た。(シリコンタイヤの中溝を、古いジャンクのフロント用スポンジタイヤで埋めている。)

後は外装パーツの幾つかを作らなければならないが、レーシングスクリーンが2次曲面の様なので、ヒートプレスでも簡単に出来そうなのでその点は助かっている。

下の写真は、ジャンクの余り物のリム幅の違うホイルを切り出し、レジンのインナーとの合わせホイルを製作した時のものだが、・・・既にタイヤも接着し、おおよそのの芯出しも済ませてある。 ・・・多少手間はかかったが、リアにそれらしい感じのシリコンタイヤを見つける事が出来たのはラッキーだったかもしれない。

その下は自作のエグゾーストパイプとやはり欠品のサイドミラーを2~3mmのプラ棒と、太さの合いそうなライナーから削り出して作ってみた。

やはりホイルの元型が綺麗ではなかったせいか、レジンのインナー表面にも僅かな凸凹が存在し、塗装を付してもなかなか綺麗なホイルにはなっていない! (最近はMrカラーのメッキシルバーNEXTが欠品の様でなかなか手に入らないので、スピナーの光沢が出せなくて困っている)

① 1/24 1956 BRM P-25 (Merit)

ここの所数ヶ月、外為の変動が大きく対ドルで145円をオーバーする様になって来た。 これは対ドルだけではなく、ユーロやスターリング・ポンドに対しても同じことで、日本の円安が久しぶりに厳しい所に来ている。  

ロシアのウクライナ侵攻が始まった頃から、世界的な気候変動、コロナの繰り返される再燃、世界経済の不安定化(インフレ)と、ヘレンケラーではないが3重苦以上の地球の厄年となっている。 特に少子高齢化がピークに近づいている赤字国債大国日本にとっては本厄と云っても過言ではない状態になって来た・・・。

大分前から他の車と並行して、時間があれば手を入れていたMERITのP25のパーツも大分揃ってきた。 今まで色々なメーカーのBRMは作っては来たのだが、P25を作るのは今回が初めてである。

ここのところ毎回苦労しているのが50年代当時の古いF1のタイヤである。 クローズド・ボディーの車であれば、多少内側のホイルが余っていてもひっくり返さなければ判らないのだが、オープン・ホイールの車となるとそうはいかない。 MERITのプラモのタイヤもフロント、リア共に結構細いのだ。 おまけにホイルは大きめ(19mm程)なのでホイル作りにも苦労する。

今回も手持ちのジャンクホイルを写真の様な形に切り出し、レジン取りしたホイルパターンを張り付けようと苦戦している。 接着する糊代部分が少ないので、切り出したホイルの内側に糊代代わりにする通常のゴムホースを切り出し張り付けてみた。  接着剤が乾いた頃を見計らって余分なホース部分を切って、ホイルパターンを張り付けてみようかと思っているのだが・・・、果たして上手く行くかどうか・・・?

とりあえずフロントのタイヤの接着(タイヤの糊代が7mm程)が上手く行くようであれば、リアのタイヤを作ろうと思っているのだが、実車のレース以上にスロットの場合は軸受けやタイヤに負担がかかるので、こんな華奢な作りで上手く行くものかと不安を抱えながら製作している・・・。