1/24 BRM  ELDON

・・・今年の夏休みもそろそろおしまいだ~。 それにしても今年の夏はなんだったんだろうね~? 梅雨には殆ど雨が降らず、梅雨明け宣言がでたら殆ど曇天か雨の日が半月以上も続いた・・・。 多くの方が楽しみにしていたお盆の休みも雨ばかりで、帰省も行楽も大変だったと思う。 ・・・特に小さい子供さん達には残念な夏休みだっただろう。  私も子供の頃に、近所の神社に蝉取りに行こうと思っていた矢先に急な夕立?で、縁側でカルピスを飲みながら、雨の匂いを嗅いでいた遠い記憶がある・・・。

今回のエルドンのBRMの製作に当たっては、ふた昔以上前にパーツ・キットから作った車があるので、参考の為に傍に引っ張り出しておいた。 飾り戸棚の中には仕舞ってはあったのだが、埃とカビとヤニで大分汚れてしまっていたので、壊さない程度に簡単に汚れをふき取ってみたのだが、ヒルの8オールのマークはヤニで染まって白には戻らなかった・・・。  フロントにBRMのマークも無いな~?!

今回製作した車は、当時のBRMの比較の為だけにジャンクの中からひっぱりだした、ただのドンガラのボディーシェルだけだったので、ローリングシャシーやボディーの外装品は殆どない代物である。 シャーシーやモーターは手持ちのエルドンのパーツで組んではいるが、スクリーンやファンネルなどのボディーパーツは適当な自作である。

・・・それにしても、昔はこんな色を選んで余計な工作をしたりしながら、それでも当時はこれで満足してたんだな~・・・などと、昔を懐かしむと同時に、モノを捕える感覚も歳と共に変わるものなんだな~?、などと自分自身の内なる変化も感じている。    オリジナルのボディーより塗った色の方が明度・彩度共に幾分明るい様なので、やはり上達してない(酷いもんだ)な~と笑ってしまう・・・。

この車もキットからは作った事は無いのだが、手持ちのキットの構成とボディーの製作図とデカルだけはUPしておこうと思う。 インストにはボディーの塗装の色指定も書かれている。 良くエルドンのBRMは形が良いと云われているのだが、どうなんだろう・・・?! たしかに他のメーカーのものよりは、モーターの関係か?コクピットが少し前よりに設計されているのだが・・。 エルドンのドライバーヘッドにはメッキが掛けられているが、これは外装パーツを1ランナーで済ませているので仕方ないところか。  昔作った(3番の濃い車の)時にはボディーキットの中にホイルのインサートも入っていたはずなのだが・・・、ジャンクのパーツボックスをひっくり返して見てみたのだが見つける事が出来なかった。 別売りのホイルのパーツのパックの中にはインサートは入っていない。  古い3番のBRMもエルドンのホイルは使わず、COXのオリジナルホイルを塗装して使っている。 ドライバーヘッドも他社製。

BRMのスロットカー(キット)には、当時のBRMのホイルを上手く表現したものは皆無だ。 それどころかスロットのホイルインサートのデザインが各社似た様なものが多いのだが、COXをはじめとして、こんなパターンのホイルが当時の実車に存在したのだろうか? 私が知らないだけかもしれないが、このデザインはどこから来てるんだろう・・・。 COXのホイルは軽くて珍しいマグネシウム素材と云う事もあって、当時から人気があった(メーカーな)のだが、このCOXのホイルも時間的な関係で、BRMのデザイン段階のホイルを商品化してしまったのかもしれない。 ・・・それでも他のメーカーの物よりは魅力的で、私もCOXのホイルをこのBRMに履かせたのだと思っている。

・・・今まで私も気付かなかったのだが、COXのフロントホイルには2本線の入ったものが存在する。 幾分リム幅も広いように感じるし、フレームがFT16D用に変わった時に作られた物か?、或いは別売りのパーツで販売されたホイルなのかはちょっと調べてみたいと思っている。

話が脱線したが、今回はジャンクのホイルのスポークに0.9mmのドリルで穴を開けて、ホイル内のリム付近の穴は薄いプラ板で埋めて当時のBRMのホイルに少しでも似せたいと作ってみた。 自作のホイルインナーの製作も試みたのだが、各メーカーによりインナーの大きさも微妙に違うので使いまわしが出来ないので諦めた・・・。(涙)

完成した車のスクリーンはCOX用に以前作っておいたバキュームの残り物だし、ファンネルはいつものハトメだ。 ドライバーヘッドもレジンの出所不明の代物だし、エクゾーストもアルミパイプに着色だ。 エルドンのキットにはミラーは入っていない様だが、今回の車のミラーも手持ちのレジンの出所不明の代物。 フロントは古いCOXのタイヤだがリアは現行のシリコン製に変えてある。 足回りのロッド類も追加したりしないで、簡単にあっさりと作っている。

写真を撮ってみると色味もBRMと云うよりはロータスの様だし、ファンネルも傾いたりしているしで、あまり気乗りしないで手抜きで作ったことが、あからさまに判る様な車になってしまった~・・・。

この後に続く東京プラモはもっと気乗りしね~んだよな~・・・。(涙)


JIM CLARK の JAGUAR D-Type

Source:  EXOTO and CLASSIC & SPORTS CAR Web.

一昨日は東京も37度を記録したそうだが、昨晩、今日と過ごしやすい日々が続いている。  子供の頃とは違い、休みの日でもよほどの事が無い限り日中の外出は控えたいものだ。  ・・・暑さもあるのだが、ここの所BRMの製作もちょっと食傷気味で進んでいない。  ・・・そうだよな~、以前に作ったことがあるジャンクをまた作るなんて云う事は、ある意味時間の無駄使いだし、認知症の初期段階ではないのか・・・?と云う思惑も働き、そんな思いもまた製作の足を引っ張っている・・・。(爆)

先日、PCでEXOTOの1/18のクラークの白のDタイプのCMを目にした。 大きいサイズのモデルなので、なかなか全体の雰囲気は良いのだが、細部はいまいちの所もある様だ。  実はこのTKF9と云うDタイプは、私にとっては興味深い車だった。 私もそうだが、ジム・クラークと云えば殆どの方が想像されるのがLOTUSでの活躍だと思う。

以前クラークの自伝の中に出て来たこのDタイプを、ストロンかメリットのモデルを使って製作したかったのだが、なかなか資料が見つからず、既に忘却の彼方に去っていた車なのだが、このEXOTOのモデルを見て先週からちょっと脱線している。

ここに来て、既にお手付きのRevellのXKSS(現行物)やメリットのスタティック・キットを引っ張り出し、この白の1955年のTKF9を作るにはどうしたものかと夜な夜ないじくりまわしていた。 やはり”帯に短したすきに長し” で、RevellのXKSSに特徴的なヘッドレストを取り付けるのが一番簡単なのだが、ヴィンテージではなくなってしまうので今まで躊躇していた。 おまけに、今までは如何せん資料になる写真が無くて困っていたのだが、このEXOTOのモデルが製作の参考になってくれる事だけは確かだ・・・。

Classic&SportsCar のWeb版(日本語)では既に拝見しているのだが、現在の車はレストアされた後なのか?、当時の車とはちょっと違う部分も見られる様だ。(丁度いじり始めた頃は、ロータスの33番の製作で苦しんでいた時期だったか?・・・。 )

クラークが初めて乗った中古のDタイプなのだが、このTKF9がその後クラークがレーシング・ドライバーになるきっかけを作った車なので、個人的には1/24のメリットのジャンクを使い、ヴィンテージ・スロットとして何とか作ってみたいと思っている(だけな)のだが・・・。(笑)

元来、ジャガーのDタイプは良いボディーキットには恵まれていなかった様に思う。 手近な所ではタミヤかリンドバーグがあるくらいで、後は古いストロンかメリットぐらいであったろうか・・・?!  そのストロンやメリットのモデルもリアのフィンが無いだけで、ライト回りやリアのホイルアーチの形状がいまいちであった。 近年のドイツ・レベルのXKSSのスタティックが出るまではレジンモデルを除いて、個人的にはまともなモデルは皆無だったと思っている。

今回引っ張り出したのは、既にリアのホイルアーチに手を入れて放置してあったメリットのボディーと、ドイツ・レベルのやはり手を入れてしまっているXKSSの2台のボディー。 やはり作りを見れば一目両全なのだが、ボディーの捉え方にも時代差はあるが、幾つかの違いが見られてこれも面白い。 ・・・昔はLMにしてもDタイプにしてもロングノーズの方が好きだったのだが、最近は初期のオリジナルなショートノーズの方が断然かっこ良いと思う様になって来ている・・・。  やはり歳かな~?!

・・・さてと、この2台も、どうしたものか・・・・・・・・???


1/24 BRM  童友社(Doyusha)

先程までちょっと車で外出していたのだが、今晩はまるで秋にでもなったかの様な涼しさで、窓を開けて走っていたのだが、とても気持ちの良い夜風だった。  まだ8月入りしたばかりだし、台風も来ている様なので、この一時の涼しさが爺様に仇にならなければ良いのだが・・・。(笑)

この童友社のBRMもやっと2日程前に完成し、写真だけ簡単に撮影したのだが、こうやって色を塗ってみるといろいろ粗は有るのだが、そこそこ見られるモデルで有ることが判る。 大きさが他のメーカーと比べれば少し大きいのだが、この車だけを見た感じではそれを忘れてしまう。 ・・・どこかのパクリではなさそうだし、まぎれもなく当時の童友社のオリジナルだろう?!  逆に大きい分だけ、その後にフリクション・モデルとしてパクられた可能性の方が大きいかもしれない。 やはり、私は当時この車がサーキットを走っている所を見たことは無いのだが・・・、子供ながらにもメッキされたボディーがかっこ良いと思えなかったのも、一つの理由だったかもしれない。 絶望的な正札が付いていたCOXのBRMは、喉から手が出るほど欲しかったのにだ・・。

童友社のキットは持っているのだが、ジャンクでもこのBRMをいじったのは初めての経験であった。 ・・・とりあえず、当時の模型雑誌からこの車の内容もUPしてみたので、良かったら見て頂きたいと思う。

今回の車は、基本的にボディー、ローリング・シャーシー、未接着のスクリーン、フロントとリアのサスペンション・アーム風のプラパーツ、ホイルインサートが2個程残っていたので、スクリーンのバキュームなどの手間も無く、比較的いじくりまわさず簡単に作っている。  レジン取りしたのはインサートだけで、エグゾーストもロールバーもフィラーキャップもプラの丸棒等から作っている。 ギア・ボックスは昔レジン取りしたCOXの物を利用し、ミラーも手持ちのレジンパーツに手を入れて使用している。 キャブもおなじみのハトメを埋め込んでいる。 意外とキャブが見えるエンジン部分の開口部の凹みが浅く、本来であればプラ板にハトメを取り付けてからボディーに接着したかったのだが、それではパイプが飛び出し過ぎてしまい、仕方なくボディーに穴を開けてハトメを埋め込んでいる。 イグナイター?もプラ板から自作。  タイヤは手持ちのシリコンの中からそれらしく見えるものを選んだのだが、フロントタイヤは片面流し込みのもので、内面の削りやタイヤの芯出し等もまだ行っていない。

この車の一番の不思議は、他のBRMでは見た事も無い様なホイルパターンだ・・・。  ダンロップのホイルとも違い、まるで古いポルシェのホイルパターンの様にも見える。 当時、サーキットに移送する時に履かせた借りタイヤなのか?、それとも私が知らないだけで、P57時代のホイルを付けて走った事がある車なのか・・・?  どちらにしてもこの童友社のBRMのスロットの特徴の一つである事には変わりはない。    初期のアンダーエグゾーストの車だし、・・・そんな訳で、この車のドライバーはホンダに移る前のリッチー・ギンサーにしてみた。(それにしても顔が似てね~な~。)