⑨ 巴里の5日間

11月も早や後半入りし、17日までは雑用でバタバタしていたが、や

っと今週から一息つける様になって来た・・・。  このパリの旅日記

も上の写真を見てもらえば判るが、既に1年以上が経過した旧聞で、

滞在中の写真と夜中にホテルで書いていた簡単なその日のメモを頼

りにまたキーボードをたたいている・・・。

上の写真はクリニアンクールのシャッターに張られていた、バスター

ートン。 多分、骨董時計を主体とした蚤の市のポスターだと思う。 

  

  

クリニアンクールは、パリの外れにある大小2000余りのお店から成

骨董屋街で、土曜日と日曜日に店が開くと聞いてメトロを乗り継い

やって来た・・・。 

当日は生憎の雨で、朝の9時半には現場に到着したのだが、まだ開

ていない店もあり、人手もそんなに多くは無かった。  日本で云え

昔のアメ横みたいな感じだが、外の店は迷路の様で、おまけに傘

してでは狭い路地のすれ違いにも気を使う有様・・・。

私は古い雑誌とおもちゃを見たかったのだが、外のお店を何軒か見

だけで、アーケードのあるドフィネ市場に移動した。 この中をのん

びり見て回るだけでも小一時間以上はかかる。  アーケードの中で

は家内とは別行動で、私は古い雑誌などを見たりしていたのだが、

本屋や古文書屋(古地図、古はがき、建築設計図、リトグラフ等)

をちょっと覗いただけでも直ぐに30分ぐらいは経ってしまう・・・。 

古雑誌も古地図も結構いい値段だな~と云う印象を受けた。・・・後

は交渉しろと云う事なのだろうが、フランス語が・・・・。(笑)  

旅行先での買い物はVATも付くし、手荷物を増やす事になるので、

の行動も考えて重いものや大きなものは買えない。 ・・・そう云え

ば、家内が買い物をしていた小物店の若い店主はドイツ人で、奥さ

が日本人だと嬉しそうに話してくれた。 そうそう・・・、パリではトイ

に困る事が多く、カフェでお茶を飲むたびにトイレだけは済ませて

のだが、このアーケードには1階に公衆トイレが付いているので

長居ても安心だ。 ・・・1枚5ユーロの古い建築図面を5枚程買っ

て再び内と合流、雨なのでまたメトロの12号、4号と乗り継いで昼

飯も兼ルーブルに向かた・・・。  

 

② COX 1/25 Ford Stock Car (Gurney’s Ford)

何年かぶりに引っ張り出したローリングシャーシだが、大分リアタイヤ

スポンジが萎縮してしまっていたので驚いた・・・。 このタイヤもCO

Xは何を考えてこんなタイヤを作ったのか?と思わせる代物で、ホイル

とタイヤ接着面に綺麗なRが付いているのだ。 この為、このホイルに

他のメーカーの新しいスポンジタイヤを履かせるのは至難の業だ・・・。

(リアタイヤのハイトが無くなっているので、その分リアが下がって見え

るが、実際はもっと大きいのでその点を考慮して見て頂きたい・・・。)

さてと・・・・、このガニーフォードを仮組みしてみるとこんな感じになる。

66年のこのギャラクシーのボディー・シェル自体は、AMTもタミヤも

さも造形も酷似していて、遠目にはなかなか見分けがつかないが、

塗装であれば辛うじてボディーの成型色で判断する事が出来る

か・・。 ただこのCOXのボディー・シェルだけには幾つかの特徴が

ので、そ部分だけの写真を撮ってみた。

①Aピラー直後の三角窓が無い。 ②左側のフューエルカバーが無く、

ップが造形されている。 ③リア・ウインドウのセフティー・ストラップ

最初から付いている。 ④シャーシーマウント用の平穴がボディー両

サイド下部に2箇所開口している。 ⑤メッキパーツのフロント・ライト、

テールンプ内の造作がフラット。(これは実車のストック・カーのカバ

ーを再現たものか?) ⑥フルサイズ・フィギュア・ドライバーが乗るコ

クピットが付いている。  ・・・これらがAMTやタミヤのシェルとの大き

な外見上違いだが、俗に良くこのCOXのボディーはAMTのボディー

の流用だなどと云われている・・・。

COXはこボディーを作る為に新たなパーツ用の金型を作ったりボディ

ーの金型修正を行った事だけは確かだが、ただリアのストラップやライト

内の造を見る限り、あまり綺麗な金型修正仕事ではない様だ・・・。

先のブログに入れ忘れてしまったのだが、オリジナルのデカルは大判の

1枚もので、AARがCOX社のご近所さんだった割にはこの数字のフォン

は頂けない。(ある意味で云えば、このデカルこそがCOXのガーニーフ

ォードのオジナルとも云えるのだが・・・。笑)

最後の写真はタミヤのギャラクシーのフロントのタイヤの位置を示す為

入れた写真なのだが、ワンピース・シャーシーのCOXに対し、ツーピ

ース調節可能なシャーシーでもあるのにかかわらず、ボディーマウン

トの関で、タミヤのストックカーはすべての車でフロント・タイヤが後ろ

に引きずられており、少なからずリリティーを損なっている。

(これもガイドとの関係で、タミヤらしさと云えばそれまでなのだが・・・?)