① 1/30 1967 Oldsmobile Toronado (Mitsuwa)

借景の桜も一昨日、昨日が満開だった様だが、今日の春の嵐で大分散ってしまった・・・。 毎朝コーヒーを飲みながら窓越しにそれとはなしに桜を楽しんでいたのだが、花見に出かける様な事はない。  一般的には春は桜の花が象徴的だが、昔からの日本の慣行で入学や卒業と云った人生の曲がり角に差し掛かる時期でもある。 右に曲がるのか?左に曲がるのか?、時代背景も影響するかもしれないが、その時々の人それぞれの考えで人生が大きく変わってゆく・・・。

本来であればこんな古いスケールも曖昧な車などいじらずに、子供の時に入手できなかったプロダクション・モデルのスロットカーを修復するのがこのブログの趣旨ではあったのだが・・・、どうした訳かここのところ、当時のスロットカーにちょっと食傷気味になっている。

私がトロネードと云う車を知ったのは実車からではなく、実を云うとスロットカーの面白いモデルを数十年前に見てからなのだ。 今回のミツワのトロネードのジャンクも「他に製作途中の物が有るのに、なんでこんな車に手を付けちゃったんだろう・・・?!」と自分でも不思議に感じている。   ・・・やっぱり春なんだろ~か~??(笑)

私が入手したのはフロントタイヤの付け根が折れた状態の御覧の様なジャンクだったのだが、70年代に入ってからの製品の様でボディーの整形もしっかりしているし、特にホイルカバーの出来が綺麗なのには驚いた。 スロットの場合は当時はホイルインナーなど入れずにアルミホイルむき出しで走らせていたことが多かったので、この綺麗なホイルカバーが私を引きずり込んだ一因になっている事は確かなようだ。

内装は当時のスロットカーと同じ様な上げ底の物で不思議な事にドライバーが乗っていて、おまけにヘルメットまで被っている。 また前後のスクリーンが薄いブルーで成形されているのには何か意味があるのだろうか・・・?  いつもの事だがスクリーンにはグルーがはみ出し、おまけにデカルまで貼ってある。(やはりスクリーンに付いたグルーの修復には泣かされる!)

実車自体を知らなかったくらいなので、トロネードのスタティック・キットを今まで買ったことはない。 友人が当時のモデルスピードライフに「トロネードのスロットの製作記事が出ているよ~・・・」と写真を送ってくれた。 当時のアルミダイキャストのスピードホイルを装着してもタイヤが少し小さく見えるくらいなので、AMTやJO-Han等の1/25前後のストックカークラスのボディーだった様だ。

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