③ 1/32 Ferrari TestaRossa Junk (Doyusha)

例年ならばそろそろゴールデン・ウイークで、天気が良ければ全国の行楽地は賑わいを見せる頃なのだろうが、今年は新型コロナウイルスの関係で、“ステイ・ホーム”を強いられることとなってしまった・・・。 だが、飢餓や内戦や災害で家を失って苦しんでいる人達の事を考えれば、これしきの事は次元の異なる些細な事の様に思える。

この童友社の1/32のTRも出来れば今月(4月)中に仕上げたいと思っていた。 どうにか完成と云う事にはなったのだが、やはり車種(レース)選定を誤ってしまった様で1958年のセブリングの#15、#16辺りの左ハンドル車にしておけば良かったかな~と云う後悔が残っている。 ミッレミリアの車はトノカバーも付けなければいけなかったし・・・。  

いつか作るであろうハセガワの1/24ではこの辺もカバーされているので、そちらに期待して・・・、今回はホーソンのヘルメットもボディー・シェルもいじらずに、出来るだけ童友社の当時のままの素組に塗装した形に留めた。 タイヤはまだ弾力の残る当時物の残り物のスポンジタイヤを使用し、車高もオリジナルのままだ。 ただ、既にモーターがボディーに当たっているので車高はこれ以上は下げることは出来ない。

やはり元型になったであろう、ストロンのTRの名残りがメーターパネル付近に残っているし・・・、2車を比べてみれば、やはりストロンの方がタイヤも大きいし、バランス的には良く見えてしまう。 また古いスロットの割にはストロンの方にはエグゾーストパイプもパーツとして付いているし、ホイルのワイヤーの表現も童友社はただの放射状のラインだけだが、ストロンはそれなりにワイヤーホイルの表現がなされている。 

さてと・・・、今回の投稿で長い間お世話になったホビダス・ブログとお別れする事になるのだが、未だに新居に慣れておらず、しばらくは写真の並び、文章切れ等の見苦しい投稿になるかもしれない。 また滞り等もあるかもしれない。 新しい住所は以下になるので、お暇な時にはまたお立ち寄り頂ければ幸いである・・・。

https://leticiavscc.com/

② 1/32 Ferrari TestaRossa Junk (Doyusha)

今、ボディーの方は欠品パーツをどうするか?、ボディーの修正はどの程度までにしておくか?、・・・とりあえず塗装を剥離したので、当時のどの車をターゲットにするか?、選択肢が幾つかあるので迷っている。 ・・・助手席側のトノカバーの件もあるし、また右ハンドルの車も結構多いのだ。

今回もやはりジャンクのフレームからローリング・シャーシーを組んでいるのだが、前後2ピースのフレームもひん曲がったりしていたし、シャーシーをボディーにマウントするホールも切れている。 本当にフレームの一部は、金床の上で木をあてがってたたいて直した。 ・・・あとはボディーを固定した時に、上手く4点接地してくれることを願っている。

今回はオリジナルのホイルも2個ほど欠品していたので、他の国産の1/32の車の同径ホイルを選んでみたのだが、オリジナルのホイル・インサートが大きすぎて入らないのだ。 ・・・童友社のオリジナルのホイルも同じ状態なので、仕方なく2個だけ外周を上手く削り、それをレジン取りして使用した。 ・・・それでもちょっときつい位であった。 いかにホイルとインサートの大きさの違いが大きかったか・・・、当時の写真でも、インサートが上手く入っていないのが良くわかる。

あとは外装のクリアパーツなのだが、今回はバキュームではなく、最近変色が少なくなったと云われているクリスタルレジンを試してみた。 ・・・配合が微妙で、また硬化時間も長いので1日半で1セットをシリコン型から取り出せると云うローペース。 それでも昔の様に、2~3か月で黄変(酸化?)してしまう様ならば、やはりクリスタルレジンでもスクリーンの様な薄いパーツには使えないという事になる。

童友社の1/32の2台のキットは、1/24のフォーミュラ用のシャーシーを、上手く前後のフレームを反転させて利用して作られている。 ジャンク3台のシャーシーの写真がそれなのだが、リア・フレームにクラウン・ギアの調節用の半円が両側に開いていない長方形の開口部のものが初期のものである。

① 1/32 Ferrari TestaRossa Junk (Doyusha)

「・・・ごめんくださ~い。」 「3月一杯で閉店と聞いてたんですが~、まだやってるんですか~・・・?」                               「・・・フェラリー、テスタロス、見せてくださ~い。」

今年の春は、COVID-19の拡散で殆どどこにも出られずに、仕事後は自宅でおもちゃ作りと読書と、至って不健康な生活を(喜んで)強いられていた。 ・・・出ても内庭ぐらいだった。      (私たちの年齢では、感染すれば殆どOUTだろう・・・!!)

借景の桜も昼食時に眺めてはいるのだが、今年は花の持ちが良かった様な気がする。 ここ数日で春らしい新緑の若葉が増えてきたが、まだ一部花をつけている枝もある。

この分ではゴールデン・ウイークは無理だろうが、夏のお盆休みのコロナら少しは収束しているかな~?、やはり年内の収束は難しいのか~・・・?! 参ったよな~!!

今回UPした童友社のジャンクは数か月前にオークションで安く買い求めたもので、外装部品が“ほとんど無い”と云うボディーである。 この車の成形色はフォードのレーシングカーに良く使われるブルーメタリックだと思っていたのだが、あにはからんや、このブルーメタリックは塗装であった・・・!!

また外装パーツ(スクリーン、ライトカバー)も殆ど無いので使えそうなパーツを探して 1/32のストロンベーカー(Strombecker)の古いテスタロッサを引っ張り出してみた。  今度もまた、い(あ)にはからんや、ストロンのスクリーンとライトカバーが殆どぴったりなのだ。 ストロンベーカーの初期(ファースト・バージョン)のフロントエンジンのD-TypeとこのTRの2台セットの発売はたしか1963年頃であったと思う・・・。    多分、当時の童友社はこのストロンのボディーの原型をパクッているのだろう・・・?!

下の8枚の写真の上段はすべて童友社のジャンクボディーである。 下の4枚のブルーのボディーがストロンのセカンド・バージョンのボディーで、写真はこの2台の違いを撮ったもの。  何とかこのストロンのクリアパーツを利用して童友社のテスタロッサを、どうにか形にしたいと思っている・・・。