先月、フランスで開催された「レトロ・モビル2009」展に1937年型のタイプ57S アトランテ・クーペが出品されたそうだ・・・。
なんでもこの車、つい最近発見され、個人のガレージで ”50年間、惰眠をむさぼっていた” らしい。
現オーナー(発見者?)はこの車に興味が無いらしく (普通の人は、こんなポンコツの古い車に興味はないわな~・・・)、直ぐにオークションに掛けられ、310万ユーロで落札売却されたそうである。
そんな記事を読んだせいではないが、以前ブラーゴのミニカーからレジン取りしたクーペ・アトランティークを再び引っ張り出してみた。
前ブログにも書いたが、既にカビが生えたりしており、こちらもすでにゴミ寸前の代物である。(笑)
この車も真鍮の板から自分なりにシャーシーを切り出してあり、後は
ホイルが見つかればスロット・カーにしようと思っていた車である。
雨の夜中に、急に何を考えたのか・・・、この車のホイルを作り始めてしまったのである。
(本当に私は落ち着かないと言うか・・、気が多い。 笑)
もう、20年ぐらい前になるであろうか・・・・、友人達と数人で、配線基板用の銅板を使いエッチングに挑戦したことがある。
もちろん、ブロワー・ベントレー等の30年代の車の大径のワイヤー・ホイルが作りたかったからである。
(ホイル・パターンは、そのままユニオン(三共?)の物をコピーした。)
当時、作業が上手く行かず失敗続きであったが、成功?した何枚かが残っていたので、それを引っ張り出してホイルを作り始めたのだ。
その晩は久しぶりに 「春はあけぼの」 を体験することとなってしまった。(笑)
右の写真が、当時私達が作った銅版のエッチング。
ちゃんと保管していたつもりなのだが、既に緑青が湧いていた。