私は知らなかったのだが・・・、昔、エレールからE-タイプの幌付のロードスターの
キットが出ていた様だ。 そのキットの幌が利用出来れば今回の様に自作の幌の合わ
せに苦労する事もなかったのだが無い物はしょうがない。 今回は現行のグンゼと、
たまたま比較の為に引っ張り出した古いコグレの3台を同時にいじる事になってしま
ったが、1台の車でもプロの原型師のそれぞれの捉え方や、また数十年と云う時間
差(金型の進化)もあるのだが、いろいろ見比べられていじっていて面白い・・・。
(これからの時代は3Dの進歩等により、それら個々の感性の違いがだんだん無くな
なっちゃうんだろうな~・・・。)
歳とともに本当に最近は作りが雑になったし、色の調合も上手くいかずに悩むこと
も多くなった。 (・・・またそれを平気で容認してしまうのだ!! 涙)
好きな趣味とは云え老眼も進み、友人のブログを読んでも、皆さんも悪戦苦闘してい
る様なので、まったくご同慶の至りである・・・。(笑)
この2台のコグレのEタイプに付いていたパーツは左の写真に有るものがすべてで、フロントのバンパーは2台分有るのだが、その他は1個だったり、欠けていたりで、やはり手作りするか、スタティック・キットの物を借りてきてレジン取りするかしなければ2台のオウルトン・パーク・カーを完成させることは出来ない。 一型でほとんどのパーツをレジン取りしたので、急いで撹拌し、ばたばた型に流し込んだせいか、回りの悪い物や ”す” が入ったものが多く後処理に苦労する。 ・・・スタティックキットのウインドウ・フレームを借り組みしてみたのだが、合いはすこぶる悪く、ボディかウインドウ・フレームの差し込み部分のどちらかを少し削らなくては綺麗にフレームが収まらない。 ・・・ましてや多少縮みがでるレジンのフレームでは押して知るべしか? ライトのカバーフレームもコグレの物はただでさえ小さいのに、これ以上小さくなったらEタイプの面影が無くなってしまうかもしれない。(笑)
レジンのフレームを差し込んでみたら案の定なのだが、そこは複製品なので、如何様にも加工することは出来る。 上手くダッシュパネルは囲い込む事は出来るのだが、ボディーとウインドウ・フレームの間に結構な隙間ができてしまう。 この車はボディー側のウインドウ・フレームラインの上に1/4円のエバーグリーンのプラ棒をぐるりと回し、隙間が見えない様に隠してある。(実車のEタイプにはこの様なフランジ様の造作はAピラーまで存在しない。) よくよく考えてみたら、右ハンドルの車じゃ~、ワイパーの向きも逆だわな~・・・?! 相変わらずボディーカラーの調合は実車離れしていて涙が出てくるが(笑)、実車の濃紺だと、手持ちの古い白のデカルでは2度張りになりそうなので、あえてこの程度にしてみた。 シャーシーにはこれと云った問題は無く、タイヤも未だに弾力を保っているし、ホイルインナーも2台ともすべて揃っているので、そのままコグレのオリジナルの雰囲気を残して作りたいと思っているので助かる・・・。 おもちゃの方はライトウエイトでは無いが、ライトウエイトのBUY1にはFT36の載ったシャーシーを使いたいな~と思っている ・・・。