
昔から、子供が古い時計やおもちゃを分解し直そうと試みる事があるのだが、子供のすることなので上手く直す事が出来るのは殆ど半分以下ではないだろうか・・・?
私も古い腕時計を分解しリューズが上手く針を回し、ゼンマイを上手く巻けるようになった事は殆ど無い。 それにはやはりそれなりの新品のパーツや工具が無ければ難しいのだ。 良く云われる「いじり壊す」と云うやつだ!
・・・時計どころか子供の頃に無理を云って買ってもらったスロットカーも、すべてのパーツをしっかり取り付けて近所のサーキットに走らせに行った事が無い。 ローリング・シャーシーが組み上がるとボディーだけ簡単に取り付けてホイルインナーやスクリーンも付けずに走らせに行ったものだ。
・・・子供と云うのはとりあえず新しいく作った車を直ぐに走らせたいと云う衝動を抑えられないのだ。 車を訳も分からず走らせて早いだの遅いだのと云いながらボディーを壊して帰ってくるのが関の山であった・・・。(爆)
その後、小遣いも使い果たししばらくの間はその壊れた車をセメダインで接着したり、色を刷毛塗したりホイルやタイヤを変えたりして性能アップに励むのだ! ・・・当時のモデルレーシングカーは子供の小遣いから考えても相当高価なおもちゃだったと思う。
今回製作したサンビーム・レイピアもテーピングでの塗装が上手く行かず、殆んどの部分がフリーハンドの刷毛塗りになってしまった。 シルバーのモールド部分はアルミテープでも貼ればそこそこ綺麗には行くのだろうが、私の経験では長いラインなどは数年もしないうちに皺が寄ったり一部が浮いたりした事が良く合った。 ・・・そんな経験があるのでスロットカーの場合は細いラインは洋白線を使うか?、後は昔ながらの塗装と云う事にしている。
実際にはラッカー系アクリル系エナメル系と3種類の塗料を使っているのだが、やはりしっかりしたテーピングでテープが浮かないうちに直ぐに部分塗装をするのが望ましい様だ。 判ってはいるのだがテープの切り出しや貼り付け等で結構時間を使ってしまい、その日の内には塗装に移れない事もある。
時間が経ったテープの細いラインなどはピースコンでもエッジ部分の僅かな浮きが大きな染み込みを作ってしまい、仕方なくタッチアップでごまかすと云う事になる。 ・・・このサンビームはそんな塗装になってしまった!!
・・・毎度の事だが雰囲気だけで、”子供がいじり壊した” 様な車になってしまったのが残念だ~!(苦笑)








