


Source: JAGUAR (The Sporting Heritage) and Post War Classic.com
過去にルマンで輝かしい戦績を残しているジャガーカーズは1966年にこのXJ13のプロトタイプを製作した。 しかし財政的な問題が顕在化していた状態ではBMCとの合併の問題等もあり、ルマンへの再挑戦は凍結されてしまう。 その後この車の開発は頓挫し数年間は倉庫で惰眠を貪っていた様だ・・・。
1971年に映画の撮影中(ジャガーのCMだったのか一般的な映画だったのか?そのいきさつを私は知らないのだが・・・)に酷いクラッシュをし、その後は2年程倉庫で再び放置されることとなる。
一番上の写真が当時の物だが、リアのボディーパネルは吹っ飛んでしまいエンジンを覆うリアのスクリーンパネルもめくれ上がり僅かにくっついているだけだ・・・。
2年後にこのクラッシュしたオリジナルカーはレストアされてコベントリーのジャガー博物館?に展示保存されていると記されていたのだが、このコベントリーにジャガー博物館なる施設が実際有るのかを調べてみたのだが判らなかった・・・?!(日本にはH先生のジャガー博物館が存在する。) ・・・2枚目の写真がそのレストア当時のものだと云われている。
3枚目の写真は1990年のGOODWOOD(フェスティバルオブスピード)に登場した時のものだが、既にフロントフェンダーやリアのホイルアーチの形状が初期のプロトタイプからは変更されている。 その後この車が元になったと思われるのだが、翌年の1991年よりプロテウス(Proteus)社により7台のレプリカが製作されることとなった。
・・・この車の生い立ちはここまでだが、貰ったボディーもレジンの片面流しなので内装の合わせも難しい! とりあえずコックピットとリアのエンジンルームをプラ板で作製してみる・・・。
この車の資料写真を見てもメーターパネルの構成が非常に変わった独特の作りになっているのが判る。 ドライバーの目前にはメーター類が皆無なのだ! 殆どのスイッチ、メーター類は斜めに切られた助手席側に並んでいる!
後はシートやドライバーを手持ちのパーツの中から拾い出して合わせて行く事になるのだが、メーターパネルとエンジンルームの製作に結構時間を取られてしまっている・・・。






