③ 1/25 Corvair Yenko Stinger (AMT: 1965 Junk Body)

また桜の季節がやって来た・・・。  大昔には仕事仲間と飲み会を兼ねて夜桜見物に出かけたが、最近では花見に出かける事も殆ど無く借景の数本の桜を居間から眺めて季節の移ろいを楽しんでいる。 

取り敢えずいつもと同じようにブラスの板からフレームを切り出しローリング・シャーシーだけは完成させた。  AYKの軸受けパーツの関係でシャフトは当時物の3mmのネジ切りものを使っているのだが、3mmシャフトに合いそうなホイルが今回は見つからなかったのでCOXのアメリカンマグを使ってみた。

本来13インチのホイルの車なので、ホイルパターンは違うのだが同じGM系のチータのホイルと云う事で目をつむる事とした!  現状ではフロントにCOXのDINO用とリアにはK&B用のフロント用のシリコンタイヤを履かせている。

そんな訳で、今回はインチのホイルにミリのシャフトを捻じこまなければならない。  国産の60年代のネジ切りシャフト(3mm)にも微妙に太さの違いやタップの間隔の違いが存在するのだが、今回はトレッドが合いそうなシャフトを選んで力ずくでインチのホイルに捻じ込んでみた!(苦笑)  

これは過去にも1~2回行っているのだが、余程ナローなホイルでない限り芯ブレ横ブレも無く上手く押し込める事が多い。  特にCOXはマグネシウム素材なのでアルミより上手くいく事が多い様だ。  今回のホイルも上手く押し込めた様で、ぶれも無くナットによるネジ止めもしっかりと効いている。(・・・やはりCOXのホイルは実車に換算すれば13インチのホイル径位なんだよな~!?)

おもちゃの製作には、毎回必ず幾つかの問題点が出てくるものだ・・・。  今回もどの車を製作するか?と云うターゲットがしっかり決まっていなかった為に、折角接着したリアのバンパーを再び削り直さなければならない羽目になってしまった。 

今回選んだのが現代のヒストリックカーレースに出場していた#43のスティンガーなのだが、この車はシリアルNo107376 W 130968を持ち、イエンコが購入した最初の100台の内の43台目に当たる車らしく、YS-43のイエンコプレートも持っている車の様だ・・・。 

Source: SILODROME GASOLINE CULTURE & mecum com

② 1/25 Corvair Yenko Stinger (AMT: 1965 Junk Body)

三寒四温だな~・・・!  ここのところ週末はTVでの6ネーションズ・ラグビーをライブで観ていたのでなかなかボディーの製作も捗らず、パテの乾燥待ちなどもありボディーは未だにこんなところである。

イエンコ・スティンガーもいろいろWebで検索してみたのだが、当時の写真が少なく、またカラーリングも良く判らないので現代のスティンガーの写真を拾い出し塗装の参考にしている・・・。  

当時のイエンコ・スティンガーはイエンコがGMに注文した特別仕様の100台程のコルベアに始まる。 それはSCCAのレース・レギュレーションに合わせて注文された車の様である。 すべての車がレースカーにされたと云う訳では無く、そのほとんどがナンバー付きのスポーツバージョンとして使われていた様だ・・・。

この100台のイエンコ・スティンガーにはイエンコ・スティンガーの独自の車体番号を入れたアルミプレートが付けられ販売されていたのだが、車と同時に4種類のスポーツキットもパーツとして販売されていたので、マイカーのコルベアにこのスポーツキットを組み込んだスティンガーもどきも多数存在する。

もともとホイルは日本の国産車並みの13インチと云う小径の物であったし、イエンコがレースでドライブした初期スティンガーは鉄チンまたは8スポークのミニライト風ホイルを装着していた。  現行のヒストリック・レーサーには14インチ以上のホイルの車も多い。

今回の製作車も前作と同じでレプリカのレースカーをモデルにしたスロットカーになってしまうかもしれない・・・。(苦笑)

Source: YENKO STINGER ARCHIVES COPO.COM & etc

下は古いAYKのシャーシーパーツを使ったいつもと変わり映えのしない自作シャーシーなのだが、毎回3mm内径の残り物のブラスパイプを内側に半田付けしてからパイプを切り離しフレームに再度半田付けして軸受けとしている。  AMTのオリジナルの内装を使うとFT16系のモーターも本当にリアに積まなければならないので、現行のラビット辺りの小さいモーターをリア・ミッドシップに搭載したいと思ってはいるのだが?!  ・・・今回はリアにオイルレス・メタルも入らない。(苦笑)

① 1/25 Corvair Yenko Stinger (AMT: 1965 Junk Body)

良く ”不運な運命をたどってしまった“ と云われるジャガーXJ13の製作で、こちらもちょっと疲れたせいか、製作意欲が落ちていたところに持ってきてLPGAのアジアンシリーズが始まってしまったし、6ネイションズ・ラグビーも佳境に入って来て、ここの所週末は殆ど好きなスポーツのTV観戦にハマっていた・・・。

それにしてもブルーベイLPGAの最終日の竹田麗央のコースレコードでの優勝は凄かった!  最近の若い女性アスリートは技術にもメンタル面にも、男子に負けない強さを持っている!!(驚)

・・・今回久しぶりに引っ張り出したジャンクボディーは、昔K&Bのシャーシーが付いていたスロットカーの残骸である!  ボディーの塗装は既に剥離してあったのだが、しばしこのボディーから再び自作スロットカーを製作するかどうか?、躊躇して眺めまわして無駄な時間を使っていた・・・。 

またアメリカ車としては珍しいリアエンジンの小型車で、おまけにホイルも13インチと小さいセカンドカー的な車なのであまり興味をそそられなかった事もある・・・。  

ジャンクの他に昔買ったコルベアのキットも有るのだが・・・、パーツの様子を見比べながらこのジャンクボディーから再びイエンコ・スティンガーを製作してみようか?と、写真を何枚か撮ってみた・・・。  

基本的にはボディー形状は変わらないのだが65年型と69年型ボディーでは当然のことながら、細かいところが結構違うのだ。(本来ならこのキットのボディーを使った方が楽なのだが・・・)

コルベア自体は1960年に初期型のシリーズ1が発売されており1965年からこの形のシリーズ2とでもいうべきコルベアになったのだが、昨年製作したサンダーバードのジャンク・プロモではないが、このセパレートバンパー(1965年型)のAMTのジャンクもキットとしては最近では殆ど見かけなくなっている。  

如何にせん御覧の様な酷い状態のジャンクなので、手も入れなければならない所も多く、この車もはたして形にすることが出来るのだろうかちょっと心配だ・・・。

頭の中ではこんな風にしてみようか?などと想像力だけが勝手に暴走しているのだが、最近ではなかなか製作技術が追い付かないのだ。 昔よりもそれこそメンタル面や製作技術が落ちているのを自分でも理解はしているのだが・・・(苦笑)