④ 1/24 1963 LOTUS FORD (Strombecker Lotus 29 Indy : Junk)

ロータス25の基本構造を利用して改造強化されたロータス29のプロトタイプとでも云うべき車がどうにか出来上がった・・・。  今回も手持ちの残り物や、どうにもならないパーツは自前の工作で製作したので、毎度の事だが出来はいまいちだ。

このストロンのジャンクに付いていたドライバーヘッドは1/32と云っても良い位小さい物だったので、手持ちの他のドライバーヘッドと交換してある。   当時発売されていたブレストタイプ(肩から上のドライバー人形)のヘッドではこれまた大きすぎて、丁度良いヘッドを見つけるのにちょっと苦労した。

ストックから引っ張り出したストロンのリアタイヤも、最初に付いていたタイヤと見比べると少し小さい様だ・・・。  フロントタイヤより多少大きい位なのだが・・・、付け替えてみると丁度良い感じになった。 (このタイヤもあまり状態が良い物では無いので、芯出しはやめておいた! 笑)

ジャンクの中から見つかったガイドシューに取り替え、ブラシも新しい物に変えた。  ブラシが下部フレームから直接出ているので、高さを調節することが出来ない。  ガイドシューもはめ込み式なので、ガイド部分の細かい調節は一切出来ない!

完成してギヤの当たりをみる為に通電させてみた・・・。  軸受けのメタルが丁度上下のボディーの中間に挟まれる状態で、メタル部分に多少の遊びが有る為に結構リアのシャフトが暴れてしまう・・・。  

軸受けメタルを前後共にコンタクトで下部(ボディー)フレームのみに接着したら、ばたつきも収まり大分回転が安定する様になった。  ・・・やはり根本的な解決の為には、リアの軸受け部分を自作改造しなければ解決はしないだろう?!

2台の車を同時進行で製作していたので、既にボディーには小傷や僅かな凹みなども出来ている。  ホーム・サーキットを走らせるのに丁度良い程度の車の様だ・・・。(苦笑)

③ 1/24 1963 LOTUS FORD (Strombecker Lotus29 Indy : Junk)

先週は不足しているパーツ作りや、手持ちのオリジナルのストロンのパーツ探しなどで結構時間を費やしてしまった。

ストロンのオリジナルのリアタイヤが見つかったのだが・・・、やはり半世紀以上の歳月はストロンのゴムタイヤには厳しかった様で、ジャンクのRTRに付いていたタイヤと同程度で、弾力は有るのだが見てくれだけで使える代物では無かった。  

今だから云えるのだが、やはり当時のメーカー各社のタイヤのゴム質の違いが大きかった事がうかがえる・・・。  

使えるガイドが1個見つかったのは嬉しかった。  このジャンクのRTRに付いていた60年代初頭の1/32、あるいは自作シャーシーに多かった“楊枝”(つまようじ)の様な1本棒のピンガイドをどうしようかと思っていたからだ・・・。

後はボディーまわりのパーツだが、これは手持ちのプラモの中から使えそうな物を選び、レジン取りした。  今回使用したのは1/20タミヤのロータス25のパーツである。  ・・・特にリアのエグゾースト・パイプは丁度良い太さ、長さであったのでこれに決めた!

ギアボックスもオリジナルパーツが1個残っていたのでこれをレジン取りしようか?とも考えたのだが・・・、あまりにも形が良くないので、これはCOXのBRMのギアボックス(複製)に変える事とした。

ホイル等もとりあえずオリジナルの物にインナーだけ変えて塗装はしてみたのだが・・・、やはりこれもプラの打ち込み式ホイルではなく、しっかりしたアルミホイルに変えたいところだ・・・。  

毎度の事なのだが、古いキットを製作(修復)する時にどこまでやるのか・・・?という事をいつも考える事が多い。  「過ぎたるは及ばざるがごとし」と云うこともあるし・・・。

当時、ストロンからはスケール不明(多分1/32として発売されていたのだろう・・・)の後期型のロータス29(34?)らしきスロットカーも発売されていた。  ホイルパターンもハリブランド様だし、多分ホーム・サーキット用のRTRの車だと思うのだが・・・。  リアのタイヤは1/24サイズだよな~・・・?!

一番下の写真はパーツの探索中に出て来た大昔に自作しかけたAMTのロータス・フォード(29)で・・・、デカルが有るので、何処かにあったよな~?と思っていた車!(笑)

② 1/24 1963 LOTUS FORD (Strombecker Lotus29 Indy : Junk)

62年当時ロータス25はF1で善戦していた。  63年はロータスの当たり年でもあった!!  ダン・ガニーはロータスの創始者のコーリン・チャップマンに賞金総額が高額なインディー500に、ミッドシップ・エンジン形式のロータスの出場を勧めたのがこの29の始まりだ。  

当時のF1とインディー500ではエンジンの排気量が大きく異なるため、ガニーがフォードに掛け合い4.2LのV8を調達したらしい・・・。

当然、ロータスがフォードとのエンジン供給の契約は結んだのだろうが、ロータス25のコベントリー・クライマックス・エンジンより遥かに大きいエンジンを搭載しなければならなくなり、ロータス25のパイプチュブラー・フレームは大改造を強いられることとなる。

実車の細かい改造点や変更点は別の機会に譲るとして・・・、3台製作されたロータス29の最初期のテストカーを今回はストロンのボディーを借りて製作してみようかと思っている。

下の写真がストロンのボディーをそのテスト車に改造しようとした一部と、ストロンのモーターや足回りパーツを清掃(オーバーホール)したものを並べている。  初期のテスト車はスタンド・マフラーで、エンジンまわりにもカウルがかぶされている。   おまけにホイルパターンはロータスのウォーリーウエーブなのである・・・。  参った~!!

このボディーはモナカタイプの上下2分割で整形されており、モーターをボディーに抱えこませるタイプなのである。  その為ボディーサイドに分割ラインが見えてしまい、スケールモデルとしての見てくれは良くない。  またホイルがプラスティックで出来ており打ち込んでホイルを留めると云う、当時のモーターライズ・モデルの様な簡素な作り(構造)なのである。

おまけにこのホイルはリムの中央部に帯状の段差が付けられている。  当然タイヤの内側中央部がホイルの段差に合わせて中空になっているのだ。  現在ではカレラのスロットカー製品等に良く観られるタイプである。

このタイプのホイルとタイヤは横ずれが無くしっかり装着でき、ホイルをテストで空転させてもタイヤが外れる事は殆ど無い。   しかし修復にあたっては新しいタイヤの内側中央部にホイルに合う溝を切り出す事は非常に難しい事なのだ・・・。

古い車のレストアではないが、既にタイヤが製造されていない物はホイルとタイヤをセットで交換しなければならない・・・。

クリーニング(洗浄)したモーターもオタンコでトルクも回転も上がらない様なので、とりあえずわずかに弾力が残っているこのオリジナルホイルを付けておくしかないのか~・・・・??  (久しぶりにおっかなビックリ、このジャンクタイヤの芯出しはしたのだが・・・笑)

① 1/24 1963 LOTUS FORD (Strombecker Lotus29 Indy : Junk)

今年のGWもどうやら終わった様で、私の家の近所もまた元の生活に戻っているお宅が多い様だ・・・。  私は今年のGWは遠出はせずに自宅でのんびりおもちゃのジャンクを整理したり、庭の草むしりやTVでスポーツ番組などを見ながら過ごしていた。  この時期を自宅で過ごすのは久しぶりだ~・・・。

そんなジャンクの中から出て来た古いストロンベッカーのLOTUS29(1963年のインディーのロータス・フォード)をしばらく眺めてから整理中なのに何を考えたのか?フロント周りをいじり始めてしまった。(多分、30~40年位前に購入した物の様だ・・・)

スロットカーではモノグラムのLOTUS38の方が有名だし出来も良く、ボディーとシャーシーがセパレートしていて当時のモデルカー・レーシングの典型的な名車であったと思う。

今回手を付け始めてしまったストロンのジャンクはボディーの傷や欠けがが多く、何よりも欠品パーツが多い事が難点である・・・。 おまけにボディーは2分割のモナカ構造で、古いイマイのF1シリーズを思い起こさせる!  (既に昔、私がフロントはアンダーフレームから切り離し上下を接着しておいた様なのだが、ボディー本体の分割ラインは構造上どうすることも出来ないで放置してしまったのだろう・・・。)

2台のジャンクの固まりが入ったビニール袋の中にはモーターライズ用のインストが入っており、一瞬室内走行用のモーターライズのおもちゃなのか?と勘違いしそうになったのだが、モーターもストロンベッカーのキットに入っているのと同じ五十嵐のオタンコモーターが付いていたので多分、ホーム・サーキット用のRTRのスロットカーだったのではないだろうか・・・?!

下の写真はボディーの構造と付属パーツを見せる事が出来るのでUPしてみたのだが、車と一緒に入っていたパーツは2枚目の写真の物だけである。  Uコンの様に室内で車をぐるぐる回して遊ぶパーツの一部も入っており、肝心のボディーの外装パーツは殆どが欠品である。(インストではモーターはマブチだろうか?、スロットとは違うモーターが描かれている)

ウィンド・スクリーンが1個残っていたのが唯一の救いで、これから簡単にバキュームでもう1個作らなければならない。  フロントのマウスも傷や欠けがあり、個人的にも形が少しおかしいと思ったので修正を始めてしまった~・・・。

タイヤもヒビが入った酷い状態だが、未だに弾力は保っており数回の脱着には耐えられそうな感じだ・・・。  ホイルもプラスティック製で打ち込み式になっており、シャフトもサビていたので脱着には割らない様にちょっと苦労した。(このタイヤとホイルは実際、使い物になるのかな~・・・??)

GWのさなかだと云うのに、なんでこんな車をいじり始めてしまったのかな~?、・・・自分でも判らない!  またまた完成させられるかどうかは判らないのだが、今までいじった事が無い車なので、少し工作を楽しんでみようかと思っている・・・。(苦笑)