④ The Formula 1 in 50’s (Scalex: 375F1)

昨年から、数年来あるいは十数年来の作りかけの古いF1に手を入れ始めているのだが、この車が一番先に形になるとは思っていなかった。 昨年のブログにも写真はUPしていたのだが、殆どの外装パーツを自作しなければならず、・・・場合によってはボディーもいい加減なスケールの車だったので、「一生完成させられずに終わる車になるな~」と、内心は思っていたのだ。

古いレーシング・スクリーンのステーやボンネット上のスプリング・ストラップ、エグゾースト、内装やハンドル等々、殆んどはどうしたものかとボケかけた頭で試行錯誤しながら製作していたので、どれも出来は良くない。 おまけにターゲットにするべき車も決まらず、寒い中を深夜の工作に励んでいただけだ・・・。 そんな訳でとりあえず色は塗ってはみたものの、ゼッケン番号も入れられず、ボディーにもクリアも噴かず、ただただ形にだけした車だ・・・。

既に付けてあったフロントの穴あきのシリコンタイヤだけは交換したが、新しく取り付けたゴムタイヤも芯出しを兼ねて削ってはあるのだが、写真を撮ってみたら、何だか少し大きい様にも見える。 リアタイヤは長谷川のテスタロッサのゴムタイヤがそのまま付いているだけなので、これもそのうちに良さそうなシリコンタイヤに変えるか、あるいはタイヤの表面にシリコンゴムで薄い皮膜でも作るか・・・?

どちらにしても未完成の様な・・・、やり残しの多い中途半端な車をUPてしまったな~?と云う気持ちでいっぱいだ~。(苦笑)

③ The Formula 1 in 50’s (MERIT: D50)

既に1月も20日近くになってくると正月気分などは殆どなく、平常の仕事とまた月末の支払いの心配などが出て来ている。(苦笑)  今年の正月はオミクロン株の感染拡大の可能性もあったので、子供達にも来訪を控えさせていたので、至って寂しい寝正月であった・・・。

昨年から作りかけのジャンクの801に少しずつ手を入れてはいたのだが、細かい部分に不明な点も多く、やはり剥離して放置していたMERITのLancia Ferrari D50のボディーを引っ張り出し、新年からシャーシーを手持ちのジャンク・パーツから拾い出して作っていた。 いつもと同じ様に、フレームは2mmのブラス板を切り出して使用している。 

不思議な事に実車のレーサーがまだ存在していた1957~8年頃に発売されたMERITのD50なのだが、左サイドにエグゾーストの開口部が開いていないのだ~・・・。(今は他のメーカーのLancia Ferrari D50のボディーを見てはいないのだが、他のメーカーのものにも開いていない物があったかな~?)

1954年のLancia D50から57年の801の間には、1956年にLanciaからそのドライバーでもあったFerrariに色々なトラブルからすべてが移るという大きな転換点が存在した訳だが、ボディーの一部はそのまま継承された経緯も有るので、おもちゃのボディーの違いなども見たくてMERITのジャンクボディーを引っ張り出し、いじり始めてしまったと云う経緯も絡んでいる。

1/24の当時のスロットカーにはTAMIYAを初めとしてMPCやストロン等の物が有るのだが、実の所、タミヤ以外のD50を今まで“気”を入れて作ったことが無いのだ・・・。  このMERITのボディーも大体形にはなっては来たとは思うのだが・・・、未だにエンジン(モーター)は決めあぐねている。

そうそう、昨年末にヤフオクから購入したFT16のホルマル線巻?のモーターを801には搭載したのだが、このグリーンの被覆の銅線ラインのFT16を過去に私は見たことが無いのだ・・・?!  

線の被覆色だけではエナメル線かどうかも判らないのだが・・・、通常の新品の赤線のFT16よりも、まわした時に多少トルクが無いように感じた。(モーターの個体差なのか?) 

このグリーンのホルマル線?を巻いたFT16は当時輸出されてどこかのメーカーで使用されたものなのか?、一般販売されたのか? あるいはテストショットとして製作されたモーターなのか?  もしかしたら、64年当時に製作された極初期のモーターの可能性もあるのではないか?、また逆に最後期にFT16が既に使われなくなり始めた67年頃に耐熱性を高めたエナメル線巻きの物なのか?、・・・などと今色々と調べてみている所である。   ん~・・・、判ら~ん!(笑)

下の1枚目の写真の左隅のFT16が今回購入したもので、直ぐに出せた他のFT16と比較したもので、2枚目の写真の上段のモーターは60年代の物であるが、下段は60年代後半から70年以降のレトロ・シャーシーに使用されたモーターである。 ・・・中にはグリーンの被覆の巻き線も存在する。

② The Formula 1 in 50’s

早いもので、今年もあれよあれよと思っているうちに12月も半ばになってしまった。 毎年の事だが、これからが何かと気ぜわしい時期になってくる・・・。

先月から始めた放置車両の再製作だが、801のロングノーズ?の2台目のボディーが形になってきたので、それに合わせるシャーシーをブラス板から切り出し、手持ちのジャンクパーツから製作してみた。 フラットパンのフレームはやはり1台目と同じようにジグゾーから切り出している。 

フロント周りは強度を考えてブラス棒ではなく1.2mmのピアノ線を折り曲げて製作してみたのだが、ピアノ線は硬いせいか?綺麗な折り曲げ角を出すのが難しい。 なるべくRがつかないように三角やすりで切り込みを入れてから折り曲げてみたのだが、無理をするとすぐに折れてしまう・・・。 シャーシーの写真でも判るようにフロント・アームの折り曲げ部分にもヒビが入り、半田を落としてごまかしている。

昔製作したシャーシーはショートノーズの801用で、フロントの軸受も3mmのシャフト様に作ってあったのだが、今回はホイルの関係で1.5mmのピアノ線に切り換えなければならなかったので、最初に作った軸受けを利用して後付けでフリーシャフトを半田付けした。

下のフェラーリの375は、古いSCALEXTRICのティンのボディーから大昔にレジン取りした片面抜きのボディーである。 当時はこの手の車のボディーが中々見つからなかったので、ちょっと大振りのボディーだったので遊びでレジン取りしたものである。 ・・・それでも大きさとしては他のクリアボディーなどと比べてもそれほど小さく見えないので1/27~1/28?位の大きさはあるのではないだろうか・・・。

シャーシーも当時既に製作してあったのだが、フロントのグリルの製作がうまく行かず、今回801のボディーの修正の合間時間にフロントにメッシュを張り、周りのリムの部分にプラ棒を回してみた・・・。  やはり片面抜きの古いレジンボディーなので、フロント下部のステップ部分に幾分開きが出ている・・・。  

年内どころか、来年の春にも完成させられるかどうかだ・・・。(苦笑)

① The Formula 1 in 50’s

日本国内におけるCOVID-19の感染が大分下火になってきたからではないが、11月は雑用で外出することが多く、おもちゃ作りの時間がなかなか取れなかった。 早いもので11月も残すところ数日になってしまった・・・。  

上の写真は放置車両のBOXの中で数年は忘れ去られていた車達なのだが、今月初めに久しぶりに引っ張り出し、1台でも完成させたいと、ボディーだけでも少しずついじり始めていた。

下の写真は古いグラスファイバーのボディーを元に、セパレートタンクのランチャ・フェラーリからD50、ロングノーズの801までの自作レジンボディーを並べたものである。 作りたいと思っている801は、未だにフロントノーズを直しただけで最終的なボディー修正には至っていない。

フレームは、昔1mmのブラス板から切り出した物を利用しようと思っているのだが、やはり50年代の古いF1を作るには細いワイヤー・ホイルとタイヤが問題になってくる・・・。    

・・・年内完成はちょっと難しいかな~?!

④ 1/24 Lola T70 (ATLAS)

このアトラスのT70は、やはりジャンクの状態で7~8年前にアメリカの古い友人から譲って頂いたもので、リアのホイルアーチは大きく広げられ、リアカウルの両側にもタイヤが当たるせいか大きな開口部があいていた車である。 ・・・唯一珍しかったのは、前後にダイナミックのダイキャストホイルが付いていた事と、細かいクリアパーツ等は別として、グルーの少ないスクリーンが残っていた事ぐらいか・・・? 

既に剥離後ボディーの修正を済ませ5年程寝ていたボディーなのだが、今回再度AMTのローラT70を製作する事となったので、やはりフロントカウルの一部をMkⅡのボディー風に修正し、一緒に塗装したものである。 今回もグリーンのストライプは友人が作ったデカルで簡単に処理しているが、ゼッケン番号がちょっと大きかったかもしれない。 また、オリジナルのドライバーヘッドも小さめだったので、スケール感のあるものに変えてしまった。  また当時のローラT70のボディーには、メーカーによっては左のドアサイドが大きくコックピット迄入り込んでいて、左右非対称なものが多い・・・。 

ホイルは入手当時のダイキャストの物をそのまま使用したのだが、このダイナミックのフロントホイルは幅が狭く太めのタイヤを装着できなかったので、内側のリムだけ削り落としている。 ローラのダイキャスト・ホイルにはこのダイナミック以外にRASSKITの物が存在するのだが、出来はRASSKITのホイルの方がすばらしい!

昔、アトラスのスロットカーの事については当ブログでも何回か書かせてもらった事があるのだが、今回作ったローラのこのボディーはドイツのファーラーに渡り、ファーラーのT70としても発売されていた。 ・・・それにしてもアトラスのシャーシーマウントはフロント部分に3本のポストが集まり、他のメーカーではあまり見られない珍しい取り付け位置になっている。 (多分にアトラスのシャーシー形式が影響していると思われる・・・。)

③ 1/24 LOLA T70 (AMT)

このAMTのローラT70も、最初に作り始めた時はシドニー・テイラーのサイドのデカルも無く、当時は”作ってみたい”と云う情熱だけが先走りして作り始めた車だったが、・・・だいぶ月日は流れてしまったが、どうにか完成した。  他にもいろいろT70のカラーリングや面白い改造車はあるのだが、当時からこのボディーカラーがとてもシンプルで気に入っていたのだ。

デカルは友人から頂いた物を使用し、ボディー自体も必要な部分だけ工作し、いたってシンプルに制作したつもりである。(本来であればスクリーン上のバックミラーも直ぐに取れてしまう様な作りなのでどうしたものかと思案した・・・) 私の場合はなるべく見た目の雰囲気を重視(細かい所は適当にごまかしてあるのだが・・・)して、走らせた時に実車の走行時の感覚が感じられれば、それで満足できる人種である。 ・・・極端に速い必要は無いのだ。 そこそこ走ってくれればそれだけで満足なのである。(苦笑)

以前はこのボディーにはサカツウのシャーシーが付いていたのだが、今回はオリジナルのAMTのジャンク・シャーシーに戻して、SWにしている。 これはご察しの通り、室内をある程度製作したかったからであるのだが、FT16Dも簡単にSWで搭載できず、いくらかアングル・ワインダー気味にエンジンを搭載しなければならなかった。 ・・・やはりトレッドの無い車は、大振りの古いエンジン(モーター)の搭載には苦労する!

これは昔から思っている事なのだが・・・、70年代のAYK等のアングル・ワインダーのスロットカーを良く知らない(60年代後半からスロットカーを辞めていた)私なのだが、何故SWからアングル・ワインダー形式のモーターの搭載方法に変わったのか? そのメリットが良く判らないのだ・・・。

60年代後半頃からタイヤが小さくなり、1/24 の大きさのクリアボディーの車が1/32位の小さなタイヤを履いて、サーキットを凄いスピードで疾走する車を多く見かける様になった。  この傾向は海外でも同じだった様で、初期のテーブルトップ・レーシングからは格段の違いで、明らかに実車と同じでスピード競技にモデルカーレーシングが進化していったからだと思う・・・。

タイヤが小さくなれば当然スーパーギアも小さくなり、レシオの関係でそれに伴うモーター側のピニオンギアも小さくなる。 こうなると、モーター缶をリアシャフトに目いっぱい近づけなければならなくなる。  行き過ぎるとシャフトとモーター缶が当たってしまう。 苦肉の策でモーターを斜めに搭載し、ピニオンとスーパーを斜めに噛ませたのがそもそものアングル・ワインダーの始まりではないかと思っている。 また、トレッドの無い車では、反対側のタイヤにモーター缶が当たらなくなるメリットもある。

後期のワイヤーシャーシーはクリアランスも僅かなので、モーター重心が多少ミッドに寄る事によりシャーシーバランスが良くなったのかもしれないが、私はアングルワインダーのメリットを今でもちょっと懐疑的に思っているのだ・・・。

シボレーエンジンのサイドドラフト部分は、学研のローラT70の物をレジン取りして取り付けてある。 また、リアカウルのエンジン部分の開口部の切り出しも実車とは違い、このレジンパーツに合わせて切り出している。

② 1/24 Lola T70 (AMT: Body work )

過去にも何台か、色々なメーカーのボディーを利用してローラのT70は製作しているのだが、今回は過去にボディーを修正して放置していた車を拾い出して再び修正しながら修復している。 まずはAMTを初めとして、アトラス、タミヤと未完成車を3台程引っ張り出してみた。

過去にはMPCの#11のローラT70にも自作シャーシーを履かせて製作したのだが、ボディだけ友人にあげてしまったので今は手元に無い。 あるのは下の写真の3台だけである・・・。 

こうやって見てみるとやはりAMTが一番小ぶりで、アトラスとタミヤがほぼ同じ大きさの様だが、アトラスはボディーの厚みがタミヤの2倍弱はある様で、しっかりはしているが当時のボディーとしてはちょっと重いかもしれない。 このアトラスのボディーも一緒に塗装してしまおうと思っている・・・。

スロットのボディーに使うのであれば、リアのホイルアーチに多少手を加えてやれば、タミヤのボディーがトレッドもあるし再販ボディーも入手可能なので、一番手ごろの様な感じがする・・・。

話がちょっと脱線したが、このAMTのボディーは外装パーツが殆んど揃っていたので、簡単に塗装だけしてドライバーを乗せて済ませようと思っていた。  しかし、その外装パーツ一式を入れたビニール袋がどこを探してもなかなか見つからず、今回は内装とクリアパーツもバキュームしなければならなくなってしまった・・・。 

最近は、秋の終わりに隠したドングリが探せないおバカなリスの様になってしまった様だ~。   ・・・情けなや~!(涙)

今回のローラT70は、モデナ在りし頃にクラブ・レース用に製作しかけたボディーを剥離して素材としている。

① 1/24 Lola T70 (AMT: IL→SW)

この歳になってくると、“人生とは本当に短いものだな~・・・”などと時々思うことがある。 まだまだやってみたいことが沢山あるのに、俗に云う健康寿命とやらがボロボロし始めて来ているからだろうか?!  仕事にしてもプライベートにしても、何事にも以前よりも時間が掛かるし体力、集中力も続かない・・・。 だから定年や引退がある訳なのだが、一部の政治家の様に“老害”などと云われない様に家の中では穏やかに過ごしたいものだ・・・。(苦笑)

今までAMTのスタティックのボディーを利用したスロットカーは何台か製作しているのだが、ジャンクにしてもスロットカーキットのシャーシーをそのまま利用したAMTオリジナルのスロットカーを製作したことは無かった様に思う・・・。 

AMTのセダンボディーの出来などは、モノグラムと並び非常に良い出来だと昔から思っていたし、過去にもフォード・ギャラクシー、ヒュッセン、ローラ、マクラーレンなどはクラブレースの規定に合わせ現行のシャーシーか自作シャーシーで製作してきた。

AMTが65年に発売した初期のアルミ・ラダーフレームの4台(コブラ、マスタング、コルベット、サンダーバード)は、既にマブチのFT16やFT36が発売されていたのに、長く巨大で非力な15Rモーターをなぜか搭載しキット化して発売したのかが不思議だ。  その後クリアボディーの1/32シリーズも発売されているのだが、こちらはFT16が載っている。

66年に入り、自社のスタティックボディーを使ったCAN-AMカーの4台のスロットカーキットがAMTから発売された。 前述したヒュッセンⅡ、ローラT70、マクラーレン・エルバ、シャパラルⅡだ。 これらの車には2ピースのブラスのインライン、フラット・パンシャーシーが新しく取り付けられた。  サイドにはバランサーが取り付けられ、ボディーのマウントもボディーに接着するパーツ迄用意されたサイドマウントになっている。 ホイルも初期のスポーツカーキットのインナーパターン一体のアルミホイルから、小径のホイルインナー無しのスピンナー留めの物に大きく変わった。 

モーターもこれらの小ぶりのボディーにはちょっとパワフルすぎる36Dがキットに収められていた。 リアタイヤは幅広のスポンジに変更された割にはスイングアームが無くなり、シンプルなシャーシーにはなっている。  このシャーシーには、65年以降の個人スロッター達が製作した自作ブラスシャーシーのアイディアの幾つかが盛り込まれている様な気がしてならないのだが、走りはいまいちだった様だ。

今回は、以前製作してやはり放置していたAMTのジャンクシャーシーの工作の過程をUPしてみようかと思う・・・。  やはりSWにするには当時の缶モーターの大きさ(長さ)が、トレッドの無いボディーには大きな問題となってくる。

⑤ 1/24 LOTUS 11 Record breaker (MERIT Replica)

今晩は涼しくて窓をあけて今このブログを書いているのだが、Tシャツ1枚ではちょっと肌寒いくらいだ。 台風一過、昼間も晴天で久しぶりに清々しい天気であった。(本当に連休の初日だと云うのに、コロナ禍で外出を極力控えているのでアウトドアの記事が殆んど書けず、イライザじゃないが、出だしはいつも当たらず触らずのお天気の話で始めなければならないのが寂しい・・・。苦笑)

当時2台以上製作されたと云われている11のレコード・ブレイカーだが、探した資料写真では不明な点も多く、ボディーカラーを初めとして大分適当な車になっている・・・。 (一応、モスがモンザでリアカウルを吹き飛ばした時の車がモデルになっている。) 

キャノピーも製作した元型が悪かったせいか・・・、合いもいまいちで、内装を作り終えてから最後に接着したのだが、糊代も少なく非常に取れやすい華奢なものとなっている。 またコックピット周りのリベット跡も虫ピンで凹穴は開けてあるのだが、塗装とクリアで埋まってしまい、再度開けて銀を流す作業も省略してしまった。

ボディも多少の削りと磨きはしてあるのだが、夜間に他のジャンクと並行してのんびり作っていたので、引っ張り出したりしまったりで、小傷も大分付いてしまっている。  リアのウレタンタイヤは多少出来の悪いもの(気泡あり)が付けてあるのだが、前後とも芯出しは済ませてある。  

・・・そうそう、クラウンギアも当時の歯数が多少少ないものに変えようと思っていたのだが、それも忘れてしまった~・・・(涙)

④ 1/24 LOTUS 11 Record breaker (MERIT Replica)

先週は長い事雨にたたられせいか気温が大分下がり、湿度の高いのには閉口したが大分過ごしやすくはなって来た。 今晩などは数週間前の盛夏から比べればいっきに秋がやって来た様だ・・・。  このままの気温と湿度がちょっと下がってくれればおもちゃ作りには大いに助かるのだが・・・。  パラリンピックも何事もなく無事に閉幕したが、日本の選手団の活躍には目覚ましいものがあった!  最近はアフガン問題なども有り、9月と云えばい9.11をいやがうえにも思い出させられる。  ・・・既に20年も経過してたのか~?!

今回のMERITからの自作レジンボディーの色合いには随分と悩まされた。 色々集めた資料の殆どは白黒写真のもので、また鮮明なものが少なかった。 ・・・写真を見る限りでは私が噴出したグリーンよりも多少濃いめのグリーンの方がそれらしく見えたのかも知れないが、いろいろ悩んだ末に古色感の強い多少薄めのロータス・グリーンにしてみた。 これにはあまり濃すぎると黄色のデカルにも多少の影響が出るかもしれないとの思いも一部含まれている。 

大きなLOTUSのデカルは友人に作ってもらったもので、細かいコベントリークライマックスの文字は大昔に伊東屋で作ってもらったインレタをクリアデカルに張り付けてからボディに貼ったものである。 よく見ると多少の黄色みの違いはあるのだが、遠目にはそれほど目立たない様だ・・・。(30年以上前のインレタだが、結構持ってくれている。)

後はホイルインナー、ハンドル、インパネ、ドライバーなどを雨の夜を利用してのんびり製作していた。 やはりドライバーは第1回目のトライアル時にリアのパネルを破損させて思ったような記録が出せなかったサー・スターリング・モスのつもりで製作してある。

キャノピーも、もう少し削って合いを良くしたいと思っているのだが、当時の写真を見るとこのキャノピーの一部がドライバー側のドアに付いていて開く様になっている。 裏に汚いコピーの写真を入れ込んでみたのでお判りいただけると思うのだが、右側の扉が開いているのが判る。 ドアを持っているのはフランク・コスティンの様だが、まさかキャノピーに切り込みを入れて普通に乗降していたとは知らなかった・・・。  レコードブレーカーなので風による空気抵抗も大きいので、キャノピー全体が助手席側迄大きく開くものだと今までは思っていたのだ・・・。

ヒートプレスしたキャノピーには写真からおおよその寸法を想像し、それらしいスジボリを入れてみた・・・!