
この歳になってくると、“人生とは本当に短いものだな~・・・”などと時々思うことがある。 まだまだやってみたいことが沢山あるのに、俗に云う健康寿命とやらがボロボロし始めて来ているからだろうか?! 仕事にしてもプライベートにしても、何事にも以前よりも時間が掛かるし体力、集中力も続かない・・・。 だから定年や引退がある訳なのだが、一部の政治家の様に“老害”などと云われない様に家の中では穏やかに過ごしたいものだ・・・。(苦笑)
今までAMTのスタティックのボディーを利用したスロットカーは何台か製作しているのだが、ジャンクにしてもスロットカーキットのシャーシーをそのまま利用したAMTオリジナルのスロットカーを製作したことは無かった様に思う・・・。
AMTのセダンボディーの出来などは、モノグラムと並び非常に良い出来だと昔から思っていたし、過去にもフォード・ギャラクシー、ヒュッセン、ローラ、マクラーレンなどはクラブレースの規定に合わせ現行のシャーシーか自作シャーシーで製作してきた。
AMTが65年に発売した初期のアルミ・ラダーフレームの4台(コブラ、マスタング、コルベット、サンダーバード)は、既にマブチのFT16やFT36が発売されていたのに、長く巨大で非力な15Rモーターをなぜか搭載しキット化して発売したのかが不思議だ。 その後クリアボディーの1/32シリーズも発売されているのだが、こちらはFT16が載っている。
66年に入り、自社のスタティックボディーを使ったCAN-AMカーの4台のスロットカーキットがAMTから発売された。 前述したヒュッセンⅡ、ローラT70、マクラーレン・エルバ、シャパラルⅡだ。 これらの車には2ピースのブラスのインライン、フラット・パンシャーシーが新しく取り付けられた。 サイドにはバランサーが取り付けられ、ボディーのマウントもボディーに接着するパーツ迄用意されたサイドマウントになっている。 ホイルも初期のスポーツカーキットのインナーパターン一体のアルミホイルから、小径のホイルインナー無しのスピンナー留めの物に大きく変わった。
モーターもこれらの小ぶりのボディーにはちょっとパワフルすぎる36Dがキットに収められていた。 リアタイヤは幅広のスポンジに変更された割にはスイングアームが無くなり、シンプルなシャーシーにはなっている。 このシャーシーには、65年以降の個人スロッター達が製作した自作ブラスシャーシーのアイディアの幾つかが盛り込まれている様な気がしてならないのだが、走りはいまいちだった様だ。
今回は、以前製作してやはり放置していたAMTのジャンクシャーシーの工作の過程をUPしてみようかと思う・・・。 やはりSWにするには当時の缶モーターの大きさ(長さ)が、トレッドの無いボディーには大きな問題となってくる。





