Dan Brown: “Origin”

久しぶりにダン・ブラウンの新作を、今回は贅沢にも単行本で読み終えた・・・。       時期が悪く、6Nations Cup や  Masters Tournament と重なり夜はTV観戦が多かったので、下巻を読み終えたのは昨晩遅くの事だ。  ミステリー好きの私としては、今回の新作「オリジン」にも知的好奇心をかき立てられたし・・・、多少エンターテイメント過剰と云う気もしたが・・・、十分に満足した。

この作者の作品は、一般的な日本人には比較的縁遠い、精神的支えである宗教(の裏側)をバックボーンにして話を展開させるものが多く、それに芸術(古典 モダンアート)、文学、建築(古典建築 モダン建築)、最新科学(物理 医学 生物学 AI)等をうまく味付けに使っているものが多い。  それを全体が緩まないテンポの文章で書き進めているのは、やはり一流のストーリー・テーラーの面目躍如と云うところか。  また、ダン・ブラウンの博識と事前調査もリアリティーを生んでいると思う。  ただ、このラングドン・シリーズはどちらかと云うと、基本的な構成展開は似通っている様に感じる。

「我々はどこから来たのか?」:この部分には作者も大分苦労しただろうと思う。 その証拠と云えるかは別だが、延々と後半のページ数を論理的な説明に費やしていて、単純にミステリーを楽しみたい読者にはちょっと退屈だったかもしれない。 私は面白く読ませてもらったが・・・。                           「我々はどこへ行くのか?」:この問には、読者の多くの方がウインストン(AI)の存在から、ある程度先が読めたのではないかと思う。

個人的な感想だが、これは翻訳者の関係も有るのだろうが、ボキャブラリーも豊富な作家だとも感じた。 彼のラングドン・シリーズは、グローバルに世界の主要国(都市)に主題を移して展開されていくので、若い人にも年寄りにも楽しめる作品だと思う。(最後の多めの謝辞から想像するのだが、これはこのシリーズに対する出版社側のビジネス戦略も大きかったことを意味しているのか・・・?)

最近のミステリーの傾向として、特殊能力を持っている主人公の登場が多い様に(私が読んでいるものだけなのかもしれないが・・・)感じられる。 たとえばサバンやAS等なのだが・・・。 このラングドン教授も人並み外れた記憶力(直感像記憶)を持っているのだ。  ・・・時々、私の知っている人間臭いだらしない酔いどれ探偵や、撃たれたりこんなに殴られて、この程度の報酬で良くやってるよな~と思う様な主人公や、古本屋探偵などの古い時代のミステリーを懐かしく思い出す。(笑)

今回も今まで知らなかったウイリアム・ブレイクは収穫だったし、ビルバオのグッゲンハイム美術館とサグラダ・ファミリア、カサ・ミラ(ガウディーは個人的にはあまり好きではないのだが・・・)に一度行ってみたいとの衝動に駆られた。        さて、このラングドン・シリーズが続くのであれば・・・、次回作はアジア(中国辺り)か?、エジプトを含む中東辺りが舞台になるのではないか?と想像し期待しているのだが・・・、どうなるかな~?。                      (良く見かけるFedExのロゴの中に、→を見つけられないくらいだから・・・。)

そんな訳で・・・、ポスト印象派のゴーギャンではないが、脱線ばかりでおもちゃの製作はあまり進んでいない。(涙)

② 1/24 Maserati Birdcage T61

・・・それにしても今年の6Nationsはエキサイティングだったな~。 前評判ではイングランドの3連覇の可能性も濃厚で、E・ジョーンズも試合を「ハンティング」と称するほど戦前は余裕を見せていたのだが、終わってみれば6か国中5位(2勝3敗)と云う残念な結果であった。 アイルランドも前評判は高かったし、初戦のフランス戦は別にしても堅実な試合運びで、安定感は見ていても頭一つ出ていた感があった。 オーストラリアとNZ出身の監督同士の采配対決も、私としては密かな楽しみでもあった。 そして、やはり世界のハーフ団には、甲乙つけがたい素晴らしい人材が揃っているな~と云うのも今年の見どころだった。 フランスは最終戦が残念だった。 勝っていれば2位の可能性もあったのに・・・。  また土曜日の秩父宮のサンウルブスvsチーフス戦は参ったやな~。 さすがに強豪ではあったが、あまりの得点差に途中でTVを切ろうかと思ったほどだ。 ワールドカップまで1年ちょっとだが、ワールドランク11位の日本のベスト8の希望は、ちょっと難しそうな気がしてきた・・・。(涙)

桜が散り、新芽の若葉が顔を出す頃には、今度はマスターズか~・・・?!    ・・・早いな~。

当時、レジンキットから型取りしたのはボディーとスクリーンだけだったので、シートやインパネ等の形態が判らなかったので、苦労してレジンキットを引っ張り出した。 シートの形状も判らなかったし、手持ちのジャンクの中に同じような物があるかどうかも分からないので、シートとセンターのギアボックス等は簡単(適当)にレジンで複製してみた。 エキゾーストパイプは自家製で、インパネもプラ板からケージに合わせて切り出している。 ドライバーはご覧の様な継ぎはぎ物なのだが、当時のロジャー・ペンスキーのヘルメットも服装も判らないので、これからカラーリングが変わるかもしれない。 現状はキャロル・シェルビーの出で立ちを真似たものになっている。     キットのインストにはフロントカウルのベルトやシートの色、リアのテールランプの指定等が記載されているが、のんびりもう一度確認してから取り付けようと思っている。 「不思議の国のアリス」じゃないけど、”道に迷ったら、好きな方の道を行けば良い。” か~・・・?(笑)

・・・後はハンドルの自作が問題だな~。 クラークのDタイプのスクリーンもいまいち合いが悪いし・・・。

① 1/24 Maserati Birdcage T61

1か月余りの冬眠中にやっていた事と云えば、D-Typeのフルスクリーンの元型起こしと、作りかけで長いこと放置していた古いバードケージの追加製作ぐらいであった。   このバードケージはモデナありし頃に製作していた物なので、既に10数年の放置車両と云う事になる・・・。  工作机の傍のオープンな棚に置いてあったので、良く目にはしていた車なのだが、内装のケージ作りで息切れし、ドライバーをはじめとした外装パーツを付けずに放置していた車なのだ。(当時、作りかけの状態でサーキットにテストに持ち込み、既に走りは試してある。 笑)  とりあえず、ちょっと小さ目で既に使い物にならなくなったフロントとリアのスポンジタイヤを、合いそうなシリコンタイヤにでも交換してやろうか?と思ったのが事の始まりだった・・・。

既に10年以上、ヤニと埃と寒暖に曝されていたボディーを簡単に洗浄してはみたものの、ご覧の様に光沢は無くなりインレタのロゴも切れ切れの状態になっている。   保護なしの普通の状態では、ここまでは酷くはならないだろうが、プラモデルの類はおおむね10年位でガッカリする状態になる事が多い。 ・・・それが実車と同じで、経年変化による味に見えれば良いのだが・・・。(苦笑)

ボディーは、初期のAardvarkのスタティック用の物をスロットのボディーにしたくてぱくった物なのだが、ごく初期のT61がモデルらしくテールがその後のモデル(実車)より短いように当時から感じていた。 また、自分でレジンで起こしたドライバーには足首が無いので、ジャンクのゴミの中から以前切り離した足首だけを拾いだし 両足首はコックピットの長さに合わせて移植してある。 ドナーは左右バラバラだ~。  後はライトカバーとインパネと内装関係、ボディーの外装パーツ探しかな~・・・?

D-Typeのフルスクリーンの元型。 これも今月に入ってから作ったもので、まだペーパーでの面取り処理も終わっていない。                     上手く合ってくれれば良いのだが・・・?!

A Spectator

今年は例年以上に寒さが厳しく感じたので、ちょっと冬眠に入っていた。(本音で云えば何もしたくなかったのだ。笑)  冬季オリンピックも始まったし、おまけに6ネーションズ・カップも3節をこなし、後半戦にも入って来た。 本当にここ1か月程は工作机に向かったのはほんの4~5回ぐらいで、後は暖かい居間で夜はオリンピックやその他のスポーツ番組の観戦で、のんびり引きこもりを決め込んでいた。 「こんな競技もあるんだ~?」と、ウインター・スポーツでは初めて見た競技もあったし、メダルが掛かった決勝では思わず応援に力が入り、一喜一憂しすぎて結構こちらも軽い疲労感で眠りについた夜もあった。 ・・・やはりスポーツは勝ち負けを度外視しても(見ているだけでも)素晴らしいものだと云う事を本当に感じさせてもらった。      ・・・それにしても最近の女子選手の活躍には目を見張るものがある。・・・凄い!!                     (・・・蛇足だが久しぶりに”キムチ”も食べたくなったな~。  笑)

・・・歳や寒さと云う事もあるのだろうが、人間、楽な方(TV観戦漬け)に逃げるとなかなか元のルーチンな生活パターンに戻すのが大変だ~。

・・・話は変わっていささか旧聞になるのだが、ジャガーがEタイプのライトウエイト等の当時の車を限定で再販すると云う話は以前にちょっと書いたことがある。 また昨年初めにはアストンマーチンが60年代初頭にレースで活躍したDB4-GTをやはり25台ほど限定で販売するという記事をWeb上で見ていた。 ・・・本当かよ~?と半信半疑で注目はしていたのだが、今度はジャガー・クラッシックが、Dタイプを当時の仕様でやはり限定で25台ほど販売するらしい。 当然、エンジン等も当時と同じ物が使われ、ショートノーズとロングノーズの好みのボディ・タイプのオーダーも可能らしいし、製作方法も当時と同じ治具を踏襲して作られると云う・・・。

やはりそれらの車が、ルマン・クラッシックやGOODWOODに出て来るのかな~と思うと、・・・時間や車歴とはなんぞや~?と云う事を不思議な気持ちで考えさせられる。 イギリス国内の自動車産業は、これからはこの手で行くのかな~?などと邪推の念も芽生えてくる。 その内フェラーリやアルファ辺りの他社でもレストアではない旧車(新車)起こしがブームになってくるのかもしれない・・・。          なんだかな~ ・・・?!                              どちらにしても、こちらの方も注目して見ていきたいと思う。

1/24 Hubley Nash METROPOLITAN

Sourcs:  CCK Historic| Nash Metropolitan at Good wood (Web)

・・・それにしても、今まで見た事も無かった数十年前のレース映像や最近のローカルなヒストリックカーレース映像が、YouTube等で簡単に観る事が出来る様になったのだから、本当に便利な時代になったものだと思う。  すべてがタダと云う訳でもないのだが、興味のあるスポーツのLIVEや途中経過も直ぐにWeb上で見ることが出来る。  それと同時に、AIの進歩やブロック・チェーンによるキャッシュレス化が進むと、便利になるのは良いのだが、末端にいてただそれだけを利用する人間自身はだんだん馬鹿になる様な気もする・・・。(笑)                            これら多方面のイノベーションは、体力も落ちボケも進んでくる私の様な爺様には、セフティードライブで移動出来、財布を持つ(落とす)心配もなく、釣銭を勘定しなくて済むだけでも、多少はメリットと見た方が良いのかな~?などと思う反面、これらの新技術を取り入れることができるのかな~?と、また別の意味で心配になってくる。  ・・・根本的に人間の加齢はイノベーションでは止められない!!

今月も既に半ばを過ぎたのだが、クラークのD-Type(#38)のスクリーンの製作も殆ど進んでいない。 ・・・そんな訳で書く事も無いので、今回はちょっと脱線話になる。   年末に2017年の古い車のレースをいろいろYouTubeなどで観ていたら、2016年度のGoodwoodのメンバーズ・ミーティングでNash MetropolitanがAustin A40(Farina)やJAGの MkⅠ、Ford Zephyrを追い回す面白い画像が見つかった。

年が明けてからだが、先日段ボール箱からこのHubleyのMetropolitanのスタティックキットを久しぶりに引っ張り出してみた。 アメリカ車だし、デザインもインパクトはあるのだが、個人的にはそれほど興味の有る車ではない。(AMCの車だが、初期のエンジンはBMCのオースチンA40の1200ccだし、古いブリキのおもちゃの様で、これは近所に買い物に出かける主婦のセカンドカーだと思っていた・・・。)

昨年のGoodwoodのSt.Mary’s Trophyにも出走していたが、結果はいまいちだった様だ。  やはりMiniと同じで、Farinaは60年代中期以降まで作られていた車なので、見た目も50年代のサルーンとは違い、デザインもモダンだしチューンが良いのか?走りも安定していて一味違う様に見えた。 それにしても、このアメ車のMetropolitanがドラッグにはなっても普通のヒストリックレーサーになるとは思わなかった~・・。

私は昔からHubleyをフューブリーと呼んでいたのだが、ハブリーとかハブレーと日本語読みする方も多い。(こちらの方が正しいのかも・・・笑) キットはご覧の様な代物で、スケールは大体1/24位かと思われる。 古いモデルなので、やはり素材のプラスティックは厚めで、フレームとボディー本体は前後バンパーを挟んでタッピングビスで固定するようになっている。  Hubleyからは金属シャーシーを使ったスロットカーの様なドラッグカーが2台発売されていたが、(ボディーはスロットとして利用できるが)これはスロットカーではない。

白いボディーの車は箱に入った完全なキットなのだが、このキットの中にはメタルトップのパーツは入っていない。 ・・・良くは判らないのだが、コンバーチブルとメタルトップの2種類のキットが存在する様だ。 メタルトップ(コバルト色の車)はRTRの出来合いモデルで、プラスティックバッグ入りで色違いで発売されていた物も有る。 この2台には別々のカスタム・デカルが付いているので、場合によってはメタルトップの車はRTRのみの発売だったのかもしれない。 ・・・あるいは、私が見たことが無いだけでプレミア(Premier’s)の様にメタルトップ用の別箱入りキットが存在したのかもしれない・・・?!  現状ではこの車をスロットカーにするつもりは全然ないのだ。今回はストーカーではないが、ただ黙ってじっくりと見ていただけだ~・・・。(笑)

  大晦日

さて・・・、今年もまた大晦日がやって来た・・・。 一年を振り返れば、やはり良い年ではなかった。 4件もの葬儀に出席し、また私自体の知力体力の低下も目立った年でもあった。 80代後半の高齢者をおくる事にはそれほどの感慨はないのだが、私より若く,ましてや親しかった者をおくる悲しみは筆舌しがたい感慨に襲われるものだ。 しばらくは在りし日の元気な笑顔が毎日の生活のいろいろな場面に蘇ってくる・・・。

良い事と云えば孫が元気に七五三を迎えてくれた事と娘が嫁に出た事くらいか・・・。   また、英国籍の日本人である石黒一雄(Kazuo Ishiguro)氏がノーベル文学賞を受賞したことも興味深かった。 実の所、私は石黒氏の作品を読んだ事は無いのだが、TVでは以前に「日の名残り」と「私を離さないで」を観たことがある。 この時ですら原作者が石黒氏だと云う事を知らなかったし、知ったのは受賞後の事だ。「日の名残り」は古いイギリスの自分の分別をわきまえた”クラス”が存在した時代と、人生やそれぞれに流れる時間を見事に描いた良い作品だったとの感想を持っている。 受賞後のTVのインタビュー番組等で石黒氏が語っていた ”記憶(Memory)” と”アイデンティティー(Identity)” と云うが事が特に心に残った・・・。 あまたの小説の中にも過去、現在、未来を色々な題材や手法で描いているものがあるが、作者が”記憶”自体が主題になっていると自身の口から聞いたインタビューも初めてであった・・・。

最近では仕事上の必要事項でも思い出そうとしてもなかなか出てこない事が多くなっているのだが(涙)、不思議な事に些細な五感に触発されて記憶(昔の事)がよみがえってくる事も多くなっているここ十数年だ・・・。(これには歳の関係もあるのかもしれないが・・・、笑) そんな無意識の記憶がよみがえってくるのは、時間にゆとりがある週末の午後とか深夜・・・、コーヒーをまったり飲んでいる時やおもちゃを作っている時などに多い・・・。

また、個人的には自分自身のアイデンティティーなど過去に殆ど考えた事などなかったのだが、石黒氏の場合は幼少期に英国に渡り、現在までの英国滞在期間の長さ故、英国籍を取得したのだろうと単純に推測している。 ・・・まぁ、作家だからだろうが、普通の人はまずそんな事を考える事は無いだろうと思う。  逆に最近の流行語ではないが、家族や友人がその個人のアイデンティティーを忖度することの方が多いかもしれない。(笑) ・・そんなことを思い巡らしながらがら過ごした今年の12月であった。

やはり今晩は冷えるなぁ~。  今年最後の取り留めもないブログを今書いている訳だが、手先が大分かじかんできたし鼻水もたれて来た~・・・。 足元の電気ストーブだけでは耐えられない状況になって来ている。 中々Dタイプの製作も進まない中、当ブログへお立ち寄り頂いたスロットカー・フリークの皆様にお礼申し上げると共に、皆様のご健康と良い年を迎えられることを心よりお祈り申し上げます。        ・・・ありがとうございました。

 高齢化と老後・・・?

先月末の事だが、久しぶりに田舎の家に週末行ってきた。 ちょっと早いのだが暮れは忙しくなるので、早めの水抜等、家の冬支度の為だ・・・。 写真は帰り道で、缶コーヒーでも買おうかと車を止めた時の山の夕暮れと、人気のない所にぽつんと立っている電話ボックス。 ・・・寂しい写真なので、勘違いされては困るが、決して ”命の電話” などではない。(笑)

ブログを書く時に、個人的な心象風景やその時々で感じた心の動きにタイトルを付けると云うのも結構難しい。 こんな重そうなタイトルを付けてしまったが、実際はその時々で頭の中を駆け巡る支離滅裂な感情にあえてタイトルを付けているに過ぎない。  (”たそがれ”ぐらいにしておけば良かったかな~・・・?!)            

現に帰り道の車の中で考えていたのは、この田舎も何時まで維持できるのかな~?とか今度の選挙(後の株価)はどうなるのかな~?、とか、今晩の夕飯は何が良いかな~?などと云う、些細で取り留めのない事ばかりだ・・・。

ただこの歳になると、心の隅に漠然とした老後の不安と云うものは確かに存在する。  壁のタバコの黄ばみと同じように、知らず知らずのうちにだんだん濃くなっているのもまた事実だ・・・。                               

ただこれは私だけではなく, ”生きとし生けるもの” の定めなのだから、長い短いの差はあるだろうが、深く考えても所詮詮無い事なので、人に何んと云われようと、動けるうちにやりたいことは、やはりやっとくべきだと思っている。(笑)

今回も一度に2台のDタイプに手を付けてしまったので、使えそうなジャンクパーツをいろいろ探し回っていたら、大昔に手を付けて忘れていたプレミア?のイレブンとクラウン?のヨーロッパのボディが出て来た。 多分四半世紀前ぐらいにいじり始めて放置してしまったボディーなのだが、久しぶりに見るとその当時に何を作りたかったのか?しばし思い出に浸ることが出来る・・・。 これもひと段落したら、削ったりサフェを噴いたりして形を確認してみたいと思っている。

何年か前から好きなミステリーの主人公でもある、ロバート・ラングドン教授が着けているミッキーマウスの壊れたリストウォッチもUPしてみた。 ムーブメントは機械式で、子供のおもちゃの様な時計なのだが、以前に裏蓋を開けて中をいじってみたのだがすぐに止まってしまう。(爆)  動けば着けてみようかとも思ったのだが・・・、ここ数十年、私は冠婚葬祭の時以外には時計をすることも殆どないのだ。 主人公の子供の頃の思い出の時計らしく、45~6になっても身に着けているトレードマーク的な物なのだが、そんな子供時代から大切にしているものが身の回りに一つ位はあっても良いかな~・・・?(今となっては遅いのだが・・・)と、思った次第。

 

JIM CLARK の JAGUAR D-Type

Source:  EXOTO and CLASSIC & SPORTS CAR Web.

一昨日は東京も37度を記録したそうだが、昨晩、今日と過ごしやすい日々が続いている。  子供の頃とは違い、休みの日でもよほどの事が無い限り日中の外出は控えたいものだ。  ・・・暑さもあるのだが、ここの所BRMの製作もちょっと食傷気味で進んでいない。  ・・・そうだよな~、以前に作ったことがあるジャンクをまた作るなんて云う事は、ある意味時間の無駄使いだし、認知症の初期段階ではないのか・・・?と云う思惑も働き、そんな思いもまた製作の足を引っ張っている・・・。(爆)

先日、PCでEXOTOの1/18のクラークの白のDタイプのCMを目にした。 大きいサイズのモデルなので、なかなか全体の雰囲気は良いのだが、細部はいまいちの所もある様だ。  実はこのTKF9と云うDタイプは、私にとっては興味深い車だった。 私もそうだが、ジム・クラークと云えば殆どの方が想像されるのがLOTUSでの活躍だと思う。

以前クラークの自伝の中に出て来たこのDタイプを、ストロンかメリットのモデルを使って製作したかったのだが、なかなか資料が見つからず、既に忘却の彼方に去っていた車なのだが、このEXOTOのモデルを見て先週からちょっと脱線している。

ここに来て、既にお手付きのRevellのXKSS(現行物)やメリットのスタティック・キットを引っ張り出し、この白の1955年のTKF9を作るにはどうしたものかと夜な夜ないじくりまわしていた。 やはり”帯に短したすきに長し” で、RevellのXKSSに特徴的なヘッドレストを取り付けるのが一番簡単なのだが、ヴィンテージではなくなってしまうので今まで躊躇していた。 おまけに、今までは如何せん資料になる写真が無くて困っていたのだが、このEXOTOのモデルが製作の参考になってくれる事だけは確かだ・・・。

Classic&SportsCar のWeb版(日本語)では既に拝見しているのだが、現在の車はレストアされた後なのか?、当時の車とはちょっと違う部分も見られる様だ。(丁度いじり始めた頃は、ロータスの33番の製作で苦しんでいた時期だったか?・・・。 )

クラークが初めて乗った中古のDタイプなのだが、このTKF9がその後クラークがレーシング・ドライバーになるきっかけを作った車なので、個人的には1/24のメリットのジャンクを使い、ヴィンテージ・スロットとして何とか作ってみたいと思っている(だけな)のだが・・・。(笑)

元来、ジャガーのDタイプは良いボディーキットには恵まれていなかった様に思う。 手近な所ではタミヤかリンドバーグがあるくらいで、後は古いストロンかメリットぐらいであったろうか・・・?!  そのストロンやメリットのモデルもリアのフィンが無いだけで、ライト回りやリアのホイルアーチの形状がいまいちであった。 近年のドイツ・レベルのXKSSのスタティックが出るまではレジンモデルを除いて、個人的にはまともなモデルは皆無だったと思っている。

今回引っ張り出したのは、既にリアのホイルアーチに手を入れて放置してあったメリットのボディーと、ドイツ・レベルのやはり手を入れてしまっているXKSSの2台のボディー。 やはり作りを見れば一目両全なのだが、ボディーの捉え方にも時代差はあるが、幾つかの違いが見られてこれも面白い。 ・・・昔はLMにしてもDタイプにしてもロングノーズの方が好きだったのだが、最近は初期のオリジナルなショートノーズの方が断然かっこ良いと思う様になって来ている・・・。  やはり歳かな~?!

・・・さてと、この2台も、どうしたものか・・・・・・・・???


ART FAIR TOKYO 2017

数年ぶりになるだろうか・・・?、久しぶりにアート・フェアに足を運んでみた。 昨年も開催時期に近所に所要でいたのだが、時間が無く見逃していた。 今回も会場に着いたのが4時ちょっと前で、事前に調べておいためぼしい出店ブースを中心に1時間半ほど駆け足で回って来た。 (夜はシックスネーションズの最終節の放映があるので体力をちょっと温存しておかなければ寝てしまう・・。笑)

私の場合、大体好きな作家は70年代から80年代のポップな感じのアーティストの写実、具象系のポートレートなので、意外と好みの範囲が狭い。 やはり、青春時代に雑誌や街で良く目にしたしたアーティストの作品が染付いているのかもしれない・・・。

いつもの事だが、私が行けるのは土日の午後しかないので、買う事は殆どないのだが、見たかった作品(小品)は既に持ち帰られている可能性もある。 大体は売却済みの小さな色〇シールが張られていて、展示会が終わった後にオーナーに渡されることが殆どなのだが・・・。

久しぶりにウォーホルの直筆サインの入った中品を見かけたが、Cクラスが買えるほどの価格になっている。  5~6年前にはW・シグネイチャーのもっと大きな魅力的な作品が同額ぐらいだったので、結構高くなってるな~と云う気がした。 また、バンクシーがこんな小品のシルク(インクジェットかリト?)の作品を出しているのをはじめて知った・・・。

・・・後は私が駆け足で回った中で気になった若手、中堅作家の作品を写真に撮って来たのでUPしてみる。 専門家ではないので無責任な事しか云えないが、ここ15年位の間に、アニメ、工芸、テキスタル、彫刻、絵画などがボーダーレスになって来て、アマチュア、プロの境界も曖昧になって来ている様な気がする。 当然、作品が持つユーモアやペーソスは云うまでもないが、素材自体も新しい物が多くなって来ている様だ。 個人的にはやはり緻密な表現や、良くここまで時間をかけて掘り出した(描いた)な~と思うような膨大な努力と時間が集約されている作品は素晴らしいと思う。 また単体ではアートとは見なされにくいが、幾つかの集合体になることでアートとしての存在感が増す様な作品もある。 素晴らしい皮革で出来た作品もあったが、長期保存がたいへんだな~と感じたものもあった・・・。

最近は「アートで町おこし」などと云う地方自治体の記事を良く目にすることがある。私はある意味で云うと、その自然への還付も既にアートなのではないかとネガティヴだが思っている人間の一人でもある・・・。 新しく生み出された物ばかりがアートではなく、またその逆もアートとして捕えることができる。

個人レベルの話で云えば・・・、要はアートに興味があり、自分の琴線に触れる作品が一番良いと云う事なのだが、昨今の住宅事情は、それを保存鑑賞するスペースや生活空間の雰囲気を保てない事が多い。 つまり、日常生活の中にはモダンアートを引き立たせる環境が存在しにくいのだ・・・。  あとは趣味を兼ねての投資と云う事になるのだろうが、実際は時代の流れの中で価格も変動するし、現実問題として、買ったアートを同額ぐらいの値段で将来売却できれば、楽しめた分だけ得だと思うくらいの心のゆとりが必要な気がする。

蛇足だが・・・、もし私がモダン・アートの新人作家の作品に投資するなら(まず考えられないい事だが・・・笑)、個人的な趣味は置いといて、企業スポンサーが付きそうな政治宗教色の少ない、都会的で洗練された、そしてある程度普遍的で美しい色使いのアート作品(作家)を選ぶ気がする・・・。 (こらこら・・・、それじゃ保守的でつまらないだろう~?!  ・・・・・・だよな~。苦笑)

本のはなし・・・・。

時の移り変わりは本当に速い。 ”光陰矢のごとし・・・” と子供の頃から良く聞かされては来たが、やはり親は嘘は云わないものだよな~?、などと変な所で納得する今日この頃ではある。 小さな ”時” の集積である時代も、僅か60数年の人生の中で大きく変わった。 昔は、人の話や本や雑誌が知識の源泉であった(TVや映画の影響も多少はある)が、最近ではそれがインターネットに取って代わられ、本も電子書籍に変わりつつある。 子供の頃から良く耳にしてきた大企業、家電メーカーのナショナルやシャープ、最近では東芝が風前の灯になっている。 出版関係も厳しい時代に入った様だし、私が好きだった国産車メーカーである ”技術の日産” もルノーの軍門に下って早や久しい・・・。

たまの近所付き合いの世間話にも時々うっとうしさを感じる事があるが、AI相手の会話や取引も、なんか心情的にはそれ以上に味気なくつまらない物の様な気がしてきている。    ・・・孤独老人の一歩手前を徘徊し始めているのかな~・・・?!(笑) また最近は、年寄りの終活や断捨離などとはまったく関係なく、若い人の間でも物を持たない事がトレンドになりかけているし、スマートフォン・アンドロイドの ”未来のイヴ” が増えている様だ。

2台のおもちゃを作り終えた後、工作机の掃除も兼ねて続きの隣室の片付けも暖かい日をみはからって始めている。 閑な時間があれば夜ものんびりやっているのだが、雑誌、本等の処分もそろそろ考えなければいけない時期にも来ている様だ・・・。 その時代時代の自分の好みで読み溜まってしまった本なのだが、なんの脈絡も無い本がとなりどうしに無造作に突っ込まれているし、つまらぬカタログや雑誌も後生大事に仕舞い込まれている・・・。 そんな雑然とした本棚の一部のゴミ(実際はゴミとは呼びたくないのだが・・・)の中から 学生時代に電車の中で読んでいたハヤカワ・ポケット・ミステリーが出て来た。 記憶が定かではないのだが・・・、お金の無い学生時代に、多分古本屋の店先のワゴンで買った本だろうと思う。 その他の単行本もいずれは処分しなければならない本達なのだが、このハヤカワ・ミステリーにしばらく引っかかってしまった・・・。

この文章を書いていてふと思うのだが・・・、自分の本箱と云うものは自分の口の中を覗かれている様で、実際にはあまり人には見られたくないものだ。

転居の多い人生だったのだが、良くもこれだけ本棚に脈絡の無い本が並んでいるものだと自分でも感心する。 殆どは読んだ本なのだが、タイトルを見ただけでは内容や主人公の名前すらすぐには思い出せない本もある。 ・・・そうだよな~、昨日TVで観た俳優やスポーツ選手の名前も引っかかってすぐには出てこない事も良くあるもんな~。

無駄な時間を出来るだけ作りたくない落ち着きのない性格のせいか、ここ数年も北欧系のミステリーを ”何もしたくない時間” にしばらく読んでいたが、・・・やはり私のミステリーの原点はドイル?(いや、アガサかな~?)とハードボイルドに尽きる様な気がしてきた。  最近はハードボイルドなどは、はやらない時代なのだが、どの本に書いてあったかは忘れてしまっが・・、「誰からも何も求めない頑な気持ちだけが、唯一の心のよりどころ・・・」と云った様な文章が心の中に蘇ってくる。 ・・・人間は、結構つまらない物に影響されて生きているものだし、そのつまらない物や事が今の自分を形成している様にも思えてくる。(時代錯誤の、いこじな老人そのものだ~!)

さてと・・・、大分薄汚れてみすぼらしくなった三重苦(ヤニと埃とカビ)の本達だが、数十年ぶりに手に取ってみると、本当に処分できるのかな~?と、ちょっと心配になってきた・・・。(苦笑)