毎年の事だが・・・、この時期になると、歳暮、忘年会等、一通りの
年末行事もひと段落を迎え、いよいよ新年に向けての苦痛の大掃
除や年賀状の印刷等の面倒な作業の時期を迎える・・・。
孫のいない60過ぎの爺さん婆さんには、クリスマスも関係ないし。
歳とともに大掃除は手抜きになってくるが、やはり仕事でお世話に
なった方々や先輩等には年賀状ぐらいは書かなくてはならない・・・。
来年は”午年”か~?! 参ったな~、良いアイディアが浮かばない。
やらなければならない事もあるのだが、手持ちの古雑誌を引っ張
り出してCOXのガニーフォードの記事などを拾ってみた・・・。
書いてあることは、このキットの内容説明ばかりで、COX社が今ま
でに無いスタイルのこのストックカーを出した経緯などには殆ど触
れられていない。 読み取れるのは耐久レース等でガイドのブラシ
が直ぐに交換できる事、ボディーが今までの様なネジ止めではなく、
ワンタッチで直ぐに外せてシャーシー、タイヤ、ギア、モーターブラ
シ等のメンテナンスが直ぐに行えると云う事ぐらいのものか・・・?
特にモーターをシャーシーに固定したまま、ブラシを交換できる為
にSWではなく、あえてインラインのシャーシー形式をとったのか?
しかし、COXは他のメーカーのネジ止め固定よりもバンド固定のモ
ーター搭載方法のシャーシーが多いので、モーターのブラシ交換も
バンドを外して、モーターを外した方が簡単に交換できる様な気も
するが・・・? バランスは何とも云えないが、SWの方がコクピット
も広くとれて、ロールケージの再現もリアルに出来た様な気がする。
フルサイズのシャパラル・フィギュアが乗るコクピットは、前後で接
着固定出来る様になっているので、シャーシーの脱着時にはボディ
ーサイドはフリーになり、この様にボディーを広げてシャーシーを取
り付ける事が可能と云う事なのだろう・・・。 その為、COXのこの
車の内装にはサイドパネルが無く、それを可能にしている。(当時
のスタティック・キットはサイドの内装が付いたバスタブタイプの物が
殆どだったが。) ・・・やはりインラインでも上げ底ではなく、フル・コ
クピットを再現しようとしたところが、COXらしいと云える・・・。(笑)
実車でも最近は性能表示を簡単にスペックなどと云う言葉で表現す
る事が多いが、この当時の雑誌にはテクニカル・アナリシスなどと云
う大げさな表現が使われている事は笑える・・・。
・・・裏返せば、まだまだ模型(雑誌)が多くの少年達の心をときめか
せてくれていた時代を感じさせ、面白い。