1/24 Russkit Iso Grifo A3C ①

4月も半ば過ぎだと云うのに、ここの所の小雨まじりの肌寒い天気は何なのだろう・・・?!
昨晩遅くPCを見ていたら、プライドの高いエリート集団である、アメリカのゴールドマン・サックスが米証券取引委員会(SEC)からCDOがらみの詐欺容疑で訴追されたと出ていた・・・。
リーマン・ショック以来、米国民の間にも税金の使い道に対する不満が起きており、最近ではティー・パーティー・ラリーなどという抗議集会活動が広がりを見せている。
オバマ政権もガイトナーの尻をたたいて、そろそろ集金活動に動き出したのかもしれない・・・。(笑)
最近の日本ではデモ活動も行われないほど、国民は精神的に疲弊しているし、政治には何の希望も見出せないでいる・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コルベットもそろそろ塗装でもしようかと云う頃合なのだが、雨ではまた失敗しそうなので、ちょっと躊躇している。
先日入手したラスキット・レプリカのイソ・グリフォ・A3Cの切り出したボディーがどうにも気になってしかたがないので、時間つぶしに遊びで色を塗ってみた・・・。
レジンのマスターにする以外は、ここ何十年、クリア・ボディーをそのまま作った事は無い。
クリアの良いところは内側から塗装するので、多少湿度が高かったり、簡単な刷け塗りでもそこそこ綺麗に見えてくれるのが助かる。

このA3Cだが・・・、私の車好きの琴線に触れるボディー・デザインなのだが、実車の歴史などは殆んど知らないのだ・・・。
私が知っているのは、以前雑誌で読んだフェラーリ、アルファと渡り歩いたエンジニアのジオット・ビッザリーニがイソ・グリフォの市販スポーツ・カーをレーシーに発展させた車らしいと云う事くらいだ。
実車の解説は他の方のHPやブログに譲るとして、今回は手持ちのラスキットのジャンク・シャーシーから当時のA3Cのスロット・カーを作ってみようと思う。
やはり、透明状態ではクリア・ボディーの形の良し悪しは中々わからないので、とりあえず、1965年のルマン・カーをモデルに色だけ塗ってみた・・・。
デカルも残り物の中から似たような物を拾い出し、なるべく裏側から貼ったり、塗ったりを心がけた・・・。
65年のルマンモデルも、ホイルがゴールドなのかな~・・・? 嫌だな~!!
・・・裏側から塗ると云うのも結構難しい。
ラインがハッキリしないのだ・・・!!

上の写真はイソ社から離れたビッザリーニがアメリカで販売した市販タイプのGTで、A3Cレーサーとはリア・ウインドウ等、幾つかの外観上の違いが見られる。
この車はイタリア製のボディーにGMのシボレーのエンジンを積んでいたが、当時のGMのコルベット(スティングレイ)と比べるとイタリア物とアメリカ物のデザイン、雰囲気の違いが良く判る。
(A3Cのプロトタイプのアルミボディーの製作は、先だってのフェラーリ250GTのドロコであった。)
隣は、その当時GMでコルベットのデザインを担当していた日系のラリー篠田氏。
シャパラルにも影響を与えたすばらしいカー・デザイナーである。
当時としては前衛的な篠田氏のそのデザイン・スケッチはスロット・カーのクリア・ボディーにも生かされ、何台かデザインしてる・・・。
正に才能ある、異色のカー・デザイナーであった。