とりあえず、紆余曲折しながらローム通り、ヴィエンヌ通り、ヴィアン
フェザンス通り、マルゼブ通りなどを散策しながら凱旋門までたどり
着いた。 さすがに凱旋門周りは各国からの観光客で一杯で、当初
の予定では凱旋門にミュゼ・パスを使って上るつもりでいたのだが、
すでに足にも来ていたので、家内と相談してやめる事にした。
凱旋門の写真などUPしても何も面白いこともないので、世界でも有
数のラウンドアバウトの様子でも見てもらおうと思う。 凱旋門には
12本の大通りが接続していて、このサークルに上手く進入し、回り
ながら出たい通りに上手く出て行くと云うものなのだが、朝の通勤ラ
ッシュもあり大分混んでいる。 ・・・これをしばらく見ていたのだが、
今の私の運転技術では、レンタカーなど借りてパリ市内を走るのは
車線も逆なのでちょっと無理だと思った・・・。
・・・それよりも奥に見える美しい建物群は、パリでも高級住宅街と
云われている16区で、ここまで歩いて来る途中に何気なく不動産
屋のウインドウに張られた広告を見たのだが、3LDK位で(広さは
失念したが)100万ユーロを優に超える物件をいくつか目にした・・。
・・・ユーロ危機だとは云われているが、パリの住宅は高そうだ。
写真は凱旋門までの散歩途中に適等に撮った物なのだが、楽器工
房街、バスに張られた映画のCM、地元の公立小学校?、日用品の
博物館、住宅街、等々・・・・。
初めてのパリなので見たものはほんの一部かもしれないが、建物の
多くは歩道ギリギリまで建っているのだが、敷地が比較的大きなもの
の多くには内庭(パティオ)が取られていて、日本とは建築に対する
考え方が多少違う様に思えた。 ・・それもほとんどが100年住宅だ。
地震が少なく、またパリ市内は日本とは建築基準等が違うと云う事も
あると思うのだが、やはり魅力的な街並みを形成している事だけは確
かだ。 名所旧跡等を別にしても、この街並みと文化だけでもパリは
フランスにとって大きな観光資源だと思う・・・。
100年の古い街並みなので、どの建物にも日本の様な駐車場は見
当たらない。 その為か、路上駐車だけはひどいものだが、パリ自
体がコンパクトな町なので、東京の様に車は仕事で使う人以外は、そ
れほど必要に迫られていないのかもしれない。 レンタル自転車も結
構普及している様だし・・・・。