1/24 HONDA F1 SLOT CAR のエトセトラ

 

今週も、毎日仕事するだけで精一杯で、クラブ・レース用の271も

中々進んでいないのが現状だが、今製作中のミドリ・レプリカのホン

ダRA271の原点ともいえる当時のミドリのスロット・キットをUPする

のをすっかり忘れていた・・・。

65年のホンダの快挙の割には、初期型の271と272のキットには

長谷川の登場まで恵まれてはいなかった様に思う。

このキットは私の知る限り現在まで、RA271のモデルの中ではベ

トなものである。   ・・・と云うより、271のキットが殆んど無か

たと云った方が良いかも知れない。

当時のプラモデルの原型製作のレベルで云えば、、諸外国の後発

の3LホンダF1等のモデル(1/32等も含めて)と比べても抜きん出

ている!!     ・・・そしてそれもスロットカー仕立てでだ!!

モデルのスケール感、各部分の考証、パーツの成型、そのどれを

てもすばらしい。 またシャーシーもありふれたブラスのプレス

物だが、センターでモーターを落とし、ドライバーエリアの確保と低

重心を図る心配りも見事だ。  (箱絵はちょっと怪しいが・・・笑)

当時、私はミドリの車を1台も作った事が無かったが、タミヤ、コ

レ以上の再評価がなされるべきキットだと思っている。                                            (ローラT70のキットを見ても、タミヤよりボディーはすばらしい。)

   

そんなミドリのキットの写真の幾つかだが、インストの一部もUP

してみた。  これを見るとボディーの型割りと、実車考証が行き

届い設計、細かいパーツ構成などが垣間見られる。

その後、このボディーの金型は他社に移ったと聞くが、その消息

良く判らない・・・・。

   

当時、271、272はマルサン、東京プラモ等からも発売された

が、マルサンのそれは海外向けのチープなキットで、「本当に、

これがマルサンなの~?」と云う、子供だましに近い内容の物

だ。 ちなみにメーカー名は ”HIT RACING LINE” とな

っており、未だその詳細も判っていない。

隣は東京プラモのRA272だと思うが、これもスケール感の乏し

いやや大柄なキットだ。 当時、ホンダがF1進出に当たり、ブラ

バムやクーパーのフォーミュラーを研究用に買い込んだ等の話

はいろいろな本や雑誌に記載されているが、箱にBRABHAM

とこれだけ大胆に書けるのは、単なるミスプリと云うより、何か

発売元の意図でも有ったのではないかと思ってしまうほどだ・・。

車は65年の272には見えるのだが、エンジン・カバーに付く冷

却換気用のネットが透明プラスティックのレゴのブロックの様で、

おまけにFT36も搭載可能な幅広ボディーなので、マルサン同様

スケール感云々は語れない。 

このシャーシーにはアルミとブラスの2種類の物が存在する。

一番右がTESTORの物で、これも当時のチープ・キットの一種

と思える車で、272である様だが、クリア・ボディーの形がい

いちだ。

 

  

その他では、ラスキットから後のRA273と思しきクリア・ボディー

のキットが発売されている。

1/32ではスケーレクストリックやエアーフィックス(MRRC)等から

も後の3LのホンダF1が発売されているが、これは割愛する。

以前、デュブロ?だかのクリアボディーを使って271のスロット

を製作しかけた物が有るのだが、先ほど探したのだがどこに紛

れ込んでしまったのか発見できず、また出てきたらこのページに

追加記載したいと思う・・・。