⑦ 1/24 Bugatti Atlantic SC57 (Burago)

 

例年の事だが、どうも桜も見頃の時期になると天候に恵まれないことが多い様な

がする。 昨年も満開の時は雨だったし、今年も小雨に花曇りだ~・・・。

思い返せば桜だけじゃなくて、七の天の川や〇〇流星群なども、ここ数年は天気

に恵まれず東京で見た記憶がないな~・・・。


先月UPしたシャーシーは、むかし切り出したブラス板(1mm)を何んとか利用し

ようと思い製作したものなのだが、(いまいち見てくれが悪いと云う事も有るが)

剥離、再塗装していたホイルも出来上がったので、ボディーも2台ある事だし、も

う少し強度がある新しい簡単なシャーシーを制作してみた・・・。

 

今回もシャーシーの製作中に思ったのだが、やはり家の中につまらぬゴミが多い。

真鍮の板やパイプの切れ端など、パーツも使えそうな物はすぐにジャンク・ヤード

から発見できるのだが、それと同時にこれは取っておいても一生使い道は無いだろ

な~?と思う様なパーツも結構出てくる。 綺麗に整頓された部屋にはあこがれ

があるが、やはり私の場合これらのゴミがそばにないと落ち着かない様で、ミニマ

リストや断捨離は出来ない人間の様だ・・・。(苦笑)

イギリスのアマチュア・サンデー・レーサーや古典車愛好家にはバックヤード・ビ

ルダーが多い。 特に古い車の愛好者の中には現行のエグゾースト系やラジエター、

ピストン等、安い中古品を見つけてきたり、ジャンクで利用できるものはあまり

金を掛けずに出来るだけ自分で加工しながら愛車を維持している。

確かに実車では特殊な道具(工具)が必用だったり、力仕事なることも多く、一

人ではできない作業も有る。 また怪我もしやすいし、洗っても洗っても爪の中が

いつもオイルで真っ黒なんて云う事もザラだ。 古い車の維持には体力も必要だ。

その点、1/24のスロット・カーならそんな苦労はしなくて済む・・・。(笑)

(でも、実際はパーツの入手や加工等で結構苦労しているし、部屋の中は汚れる。)


今回も手持ちのジャンクの中から使えそうなパーツを拾い出して、試行錯誤しなが

ら製作しているので、目新しいパーツなどと云うものはない。 ・・・唯一、新し

と云えばメイン・フレームを1.5mmの少し厚いブラス板からジグゾーで切り

た物くらいか・・・?!  私だけが見つけ出せないのか?、昔よくあった3

mmのシャフトがガタが無くゆとりを持って通せる様なブラス・パイプが、最近は

かなか見つけ辛くなって来ている様に感じる。(今回も大昔に買っておいた古い

イプを使用した。)

下の写真を見れば説明の必要はいらないだろうと思うのだが、古いプラフィットの

フロントフレームとリアも古い自作シャーシー用の軸受けを利用している。

フロントはセパレート・シャフトにしなければならないので、軸のズレが無いよう

最初に半田して、シャフトの通りを確認してから、ジグゾーで切断しているが、

プの半田だけでは強度が保てないので、一部三角のブラス板を半田して補強し

ている。 また、利用したフロント・フレームも60年代のブラス・シャーシーよ

りは遥か厚みは有るのだが、片持ちだと云う不安もあり、曲がったりしない様に

補強のブラス板も半田しておいた。 シャフトは古い宮沢の3mmのねじ切り

レッドに合わせて切断し、これまた古い2ブレードのスピナーで止めている。

(ん~・・・、前のシャーシーとあんまり変わり映えしないか~~・・?! 苦笑)


いつも困るのはタイヤである。 今回は昔作ったエレールのタルボ・ラーゴのタイ

ヤをジャンク・ボックスから引っ張り出して履かせて写真を撮ってはみたが、リア

が大きすぎる・・・。 エレールのナイロン系のタイヤは以前スロットに履かせて

使っているのだが、現在のサーキットでも初期のシリコンタイヤと同等ぐらいのグ

ップは持っている。 ただ今回はリアにタルボのフロント・タイヤを持ってきて

るのですぎて、内側に古いゴム・タイヤの薄切りでも入れて補強して接着しなけ

れば捻じれてとてももたないだろうと思う。