このローラT70のボディーの特徴は、なんと云っても、フロント上部のコア増しされたラジエター(?)の造型と、リア・エンジン部分のサイド・ドラフト・キャブの造型であろう・・・。
リアのホイル・アーチの造形はタミヤ同様、あまりにもスクエア過ぎていまいちでは有るが、これもこのボディーの特徴の一つかも知れない。
65~66年当時のCAN-AM・CARを見ると、殆んどがダウン・ドラフトのキャブで、天に向かって長いパイプがそびえ立っている車が多い。
しかし、このローラのボディーは珍しく、サイド・ドラフトのキャブ使用の車をモデリングしている。
この2点の条件を満たした当時の車を探してみたのだが、上手く見つからなかった。
学研はどの車をモデルにしたのであろう・・・・?
又、古い MODEL CARS には、サイド・ドラフトはシボレー・エンジンで、ダウン・ドラフトの車はフォード・エンジンの車などと言う記載もある。
しかし、このキャブ部分の金型は、当時としては中々のものの様に私には見える。(笑)
フロントのラジエター?の造作は、いまいちの様にも思え、無かった方が良いように思うのだが・・・?、しかし、これもある意味で言えば、古さを感じさせる当時のモデルとして、私には十分容認できるのである。
しかし、これがある為にどの車をモデルにしたのか判明せず、後で困る事になった。(笑)