スロット・カー・モビリア 


スロットカー・モビリアなどと云う言葉は聴いたことが無いと思う。
今回のブログを書くに当たり、今私が勝手に考えて付けてしまった造語である・・・。(笑)
オート・モビリアならば、古い車にまつわるカタログやマスコット、古い書籍、ポスター、パーツ等もろもろ、その範囲は広い。
60年代の爆発的なスロット・カーの世界的ブームは、実車の世界とは異なり、今に繋がる一つの文化とはなりえず、ミニスカートなどと同じで、ただの一時的な流行であったのであろうか・・・?
最近、海外ではこの時期の古いスロット・カーの再検証(考証)が幾つかのHPで見られるようになってきた。
確かに実車の様に生活に密着していた訳でもなく、産業構造に大きく関わっていた訳でもないので、文化というにはいささかマイナーすぎるきらいはある。
模型の世界で言えば、鉄道模型などは昔から”ホビーの王道”などと云われ、その発祥から現在までの時間的経過も遥かに勝っている。
その点から言えば、鉄道模型などは男のホビーとしての文化が既に寝づいていると云っても過言ではないだろうが、スロット・カーはどうだろう・・・?
(私は、未だに歴史が浅く趣味人口が少ないので文化と云うにはちょっとマイナーすぎる気がするが・・・、昨今の1/32のスロット・カーの充実振りは、第二期のヴィンテージ期ではないかとは思っている。  笑)
        
私の部屋のPCの上の棚には(ヤニと埃にまみれているが・・、)10年程前から当時のスロットカー・イベントのトロフィーが置いてある。
家内からは「止まった時計を置いといてなんになるの~?、掃除の邪魔なんだけど~?!」と云う苦情は始終寄せられている。
生まれてこの方、賞典などには縁の無い私では有るが、 ・・・確かに考えて見れば ”人様の勲章” を、さも自分の物の様に飾る ”浅ましさ” は他人の目から見れば余りにも悲しく映るだろう・・・。(爆)
私はただ、スロットカーのヴィンテージ期のオート・モビリア(単なるメモラビアか?)としてインテリアを兼ねて置いているのだ。
当時の少年達(?)がこのトロフィーを勝ち取る為にどれだけ楽しい苦労をしたことか・・・?!、・・・あの12~3才の頃を思い出す。
ふと、その情景を勝手に想像させてくれる、私にとっては現実逃避の楽しい小道具なのである・・・。