暮れも半ばを過ぎたこの時期になってくると、淡々と仕事はしている
ものの、年賀状だの歳暮だの、おまけに年末調整だのと何かと気ぜ
わしくなってくる・・・。 また、今年も大掃除はこの寒さじゃ体に悪い
ので手抜きになるだろう・・・。 信長は人生を50年と謳ったが、最近
は長寿なので大方80年弱位だろうか?、・・・人生を四季に例えれば、
もう晩秋から初冬に入った事になる・・・。
さて、このパリの話も初めての経験なので、自分の日記の様なつもり
で書いているのだが、最近は鳥ではないが,大して重要で無いことは
”3歩歩けば忘れてしまう”ので、この旅行からもそろそろ2ヶ月が経
過するのでどこまで思い出せるか?、またその時に感じた事や思った
事をどこまで上手く表現出来るかなのだが・・・。 (苦笑)
シャンゼリゼ通りは東京の銀座通りの2倍弱はありそうな広い通りだ。
車道も広いのだが、歩道の広さには驚く。 歩道の中に2列のポプラ
並木が伸びていて、この歩道の片側だけでも都内の古い主要幹線位
の幅はある。 パリではこのスペースを利用して、観光客を巻き込ん
だフェスティバルがいろいろ行われている様だが、日本で云えば、さ
しずめ東京駅から皇居前までの大通りの様で、ゆったりした感じだ。
歩道には老舗のレストランやカフェが張り出して営業している店もある
のだが、さすがは天下のシャンゼリゼで、蛇足だがメニューは軽食で
もクリーシーのカフェの倍以上していた。 話が脱線したが、今でもゆ
とりを持って現在の人口(観光客)増加にこの大通りが何の問題も無
く適応しているところに、古都パリの街作りの先見性を垣間見た気が
する・・・。 ・・・今頃はクリスマスのイルミネーションが綺麗だろう。
云わずと知れたヴィトンの本店なのだが、ここのウインド・ディスプレイ
が全面 ”やよい草間” 女史のアート作品でデコレーションされていた
のには驚いたと同時に見入ってしまった・・・。 最初、パッと見には村
上隆氏のフラワーのオブジェかと思ったが、良く見たら下に草間女史の
等身大の人形も展示されているではないか・・・?!
・・・まえに何かの雑誌で読んだことがあるのだが、ヴィトン財団は世界
各国のモダン・アートを収拾しているらしく、最近では ”たけし北野”の
アート作品にも興味があるみたいだ。 ・・やはり花の都と同時に芸術の
都と云われるだけの事はあり、この後もいろいろなモダン・アートとすれ
違う事になった。 (残念ながらヴィトンの店内には入らなかったが。笑)
私はこの店を見るまで、トヨタ自動車が今年で創立75周年と云う事を
知らなかったのだが、このパリのショールームにはトヨタの往年の人気
車種が並んでいた。 シャンゼリゼの一等地で、時間が早いせいもある
のだろうが、人はあまり入っていなかったが新車を飾るのではなく60年
代の車を中心に展示していたのが、”古いものを大切にする”、これは
古都パリならではのトヨタのアピールだったのかな~・・?