毎度の事だが1月も瞬く間に過ぎてしまった・・・。 出来る事ならば自分勝手に作れるカスタム・レーサーだったので、1月中に何とか完成させたかった。
それにしても65年当時、パブリカの790ccの2気筒エンジンを搭載して2シーターのスポーツカーを作ると云う発想には感心させられる。 デザイン的に見ても宿敵のホンダS600と比べると、よりコロッとした三次曲面で形成されていて、今の私の目にも魅力的に感じられる。
・・・もともとルーフを切り取られ、どうしたものか?と考えさせられるボディーだったので、D-Typeの様なリアにロールバーを兼ねたバックレストの様な物を取り付けようかとも思ったが、トランク・フードとの兼ね合いもあり、バランスを見ながらシンプルなボディーに留める事にした。
いざ、大体ボディーの下地が出来上がり全体像を見てみると流線型のエランの原形の様でもあり、またコスティンの試作車の様に見えるから不思議だ~。(笑) 後はクラブレース用のレーサー風に好き勝手に仕上げればよいのだが、どんな色が良い(合う)のか?、ここで思案橋となってしまった・・・。 ・・・意外とスカラベオと同じで、好き勝手に作ると云うのも難しいものだ!!
コックピットのリア部分をプラ板で小さくした分だけテールが長く見える。 いっそプロトタイプの様なシルバー一色か、YOTA8ではあまり見かけない白に近いクリーム色かライトブルー一色にしようかとも考えたのだが、想像力の欠如か?、私自身の保守性故か?、・・・結局パステルカラーではあるが、ワークスカーの様な色分けのカラーリングになってしまった。
下の車はこれまた欠品だらけの日東(NITTO)の158なのだが、コグレのジャンクと一緒に出てきたので、パテやサフェの乾燥を待っている間にモーターマウントやボディーの修復などを時間の有効利用で行っていた。 これも札付きのジャンク者!! 当時158はいろいろなメーカーから出ていたので、決して珍しい車種ではない。 欠品パーツの多さやボディーに大きな欠け等もあり、使用パーツもジャンクの中から色々拾い出しているので、この車もオリジナルとは程遠いバックヤード・スペシャルになってしまいそうだ。 そして、これも完成に至るかは不明だ・・・。
当時は定価500円で発売されていたらしい。 FT36や36Dが搭載可能となってはいるが、このジャンクをいじっている限りではボディーを切らなければ、とてもではないがそんな大きなモーターはボディーの高さが無さ過ぎて入らない。 ・・・入ってもシャーシーが浮いてしまい、まともな158には見えなくなってしまう?!